スマホをWi-Fiに繋がったはずが、上部のステータスバーが4Gのまま表示されるトラブルがあります。
また、Wi-Fiに接続してもなぜかすぐに4G切り替わってしまい、Wi-Fi接続状態にならない症状に悩まされることがあります。
今回は、Android/iPhoneがWi-Fiに繋がっているのに4Gのままになる時の対処法について解説します。
この記事の内容
4Gのままになる原因
iPhone、AndroidをWi-Fiに接続したのに、ステータスバーが4Gのまま表示される原因としては次の4つが考えられます。
- Wi-Fiの接続設定に問題がある
- Wi-Fiの通信状況が悪い
- ルーターに問題がある
- Wi-Fiの接続情報に問題がある
- ステータス表示の不具合(iOS/Android)
- フリーWiFiを利用していて認証ができていない
Wi-Fi、スマホ、ルーターのそれぞれに問題があるケースが考えられます。順に対処法を紹介していくので、試してみて下さい。
対処1:モバイル通信の自動切り替え機能を無効化する
iPhone/Androidでは、Wi-Fiと4Gを自動で切り替える機能があります。
本来はスマホをより使いやすくする機能ですが、場合によってはWi-Fiの切り替えのトラブルに繋がります。
iPhone/Androidを次の設定を変更して、WiFiに正常に接続できないか確認してみて下さい。
Androidの場合:スリープ時のWi-Fi接続
Androidでは、スリープ時(真っ黒の画面)にWi-Fi接続を自動で切断する省電力機能があります。スリープの度に、Wi-Fiへの接続切れて4Gになる場合は、次の手順で設定を変更してみて下さい。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」の順のにタップします。
- Wi-Fiの一覧が表示されます。下へスクロールして「Wi-Fi設定」をタップします。
- 「スリープ時のWi-Fi接続」をタップして「接続をを維持する」をタップします。
以上の設定で、スリープ時にWi-Fiが自動で切断されなくなります。設定を行うと、以前より若干電池持ちが悪くなる点に注意して下さい。
iPhoneの場合:Wi-Fiアシスト
iPhoneにはWi-Fi接続が不安定になった際に自動的に4Gに切り替えるWi-Fiアシストがデフォルトで有効化されています。
Wi-Fiアシストを無効化するには以下の手順で行います。
- iPhoneの「設定」アプリを開きます。
- 「モバイルデータ通信」をタップします。
- 下の方までスクロールして「Wi-Fiアシスト」のスイッチをオフにします。
以上でWi-Fiアシストが無効化され、Wi-Fi接続時に自動的に4Gに切り替わることがなくなります。
ただし、Wi-Fiアシストによって自動的に4Gで切り替わってしまうということは接続しているWi-Fiが不安定ということなので、注意しましょう。
対処2:表示のバグを確認する
ステータスバーが4Gのままの状態でも、実際はWi-Fiに接続できているケースがあります。
一旦モバイルデータ通信をオフにして、インターネットに繋がるか確認しましょう。接続できればWi-Fi接続はできているが、表示だけが切り替わっていないことが分かります。
モバイルデータ通信をオフにしてみる
モバイルデータ通信をオフにするには、iPhone/Androidそれぞれ次の手順で操作します。
再度4G回線を使ってインターネットに接続したい場合は、同じ手順でモバイルデータ通信をオンに切り替えてください。
Androidの場合
Androidでモバイル通信の機能を無効化するには、次の手順で操作します。
- 「設定」を開きます。
- [無線とネットワーク]をタップします。
- [モバイルネットワーク]をタップします。
- [モバイルデータ通信]をオフにします。
設定ができたら、Chromeブラウザを開いてインターネットが使えるか確認します。
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開きます。
- 「モバイル通信」をタップします。
- 「モバイルデータ通信」のスイッチをオフにします。
設定ができたら、Safariを開いてインターネットが使えるか確認します。
インターネットが使えた場合
インターネットが使えた場合は、Wi-Fiに正常に接続できています。
表示が切り替わらないバグが考えられるので、ソフトウェアアップデートを試して最新のAndroid/iOSにアップデートして下さい。
- Androidの場合: 「設定」→「システム」→「詳細設定/端末情報」→「システムアップデート」の順にタップします。
- iPhoneの場合: 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」の順にタップします。
インターネットが使えない場合
インターネットが使えなかった場合は、WiFiへ正常に接続できていなかったことが考えられます。次の対処法をお試しください。
対処3:Wi-Fiを再接続してみる
Wi-Fi接続時にエラーが発生しており、スマホが正常にWi-Fi接続できていないケースがあります。
Wi-Fiを一旦接続し直して、正常にWi-Fi接続に切り替わらないか確認してみて下さい。
Wi-Fiを再接続するには、機内モードのオン/オフを切り替える方法がおすすめです。
- Androidの場合: 「設定」→「その他の設定」の順にタップして、「機内モード」のスイッチを「オン」にしてから「オフ」に戻します。
- iPhoneの場合: 「設定」をタップして、「機内モード」のスイッチを「オン」にしてから「オフ」に戻します。
機内モードの切り替え後、Wi-Fiに接続できているか確認します。
対処4:Wi-Fiの接続情報をリセットする
Wi-Fiの接続情報に問題があることが原因で、Wi-Fiに接続することができず4Gのままになっているケースがあります。
ルーターの設定変更を行なった場合など、古いWi-Fiの設定がスマホに残っていると正常に接続することができません。
スマホのWi-Fi情報のリセットを行い、Wi-Fiを再設定してみましょう。Wi-Fi情報のリセットは、次の手順で行います。
Androidの場合
- ホーム画面から「設定」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」の順のにタップします。
- [接続できないWi-FiのSSID]を長押しします。
- 「ネットワークを削除」をタップします。
Wi-Fiの設定を削除できたら、「ネットワークを追加」から再度Wi-Fiを追加してみましょう。
iPhoneの場合
- ホーム画面の「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」の順にタップします。
- [iPhoneのパスコード]を入力します。
- ネットワークの設定が削除されます。
iPhoneの再起動ができたら、再度Wi-Fiをに接続してみましょう。
対処5:Wi-Fiとの通信状況を改善する
スマホが受け取るWi-Fiの電波が弱いと通信が安定せずに、アクセスポイントが消失してしまい、そのまま4Gに切り替わってしまうことがよくあります。
Wi-Fiの電波が弱い場合は、単純にWi-Fiルーターとスマホの距離を近くすると通信状況が改善します。また、ルーター内部の設定によって、通信状況が安定しないケースもあります。
普段からWi-Fiが遅かったり、途中で切れるようなトラブルがあった場合は、ルーターに問題があることが多いです。次のページでWi-Fiが遅い場合のルーターのチェック項目について解説しているので併せて参考にして下さい。
対処6:フリーWi-Fi接続時にログインする
フリーWi-Fiを使おうとしている場合、接続時にログインが必要な場合があります。ログイン手続きをしない場合は、自動的に4G回線に切り替わり、いつまで経ってもWi-Fiが使えない状態になります。
- マクドナルドやスターバックスなどの一部のお店のWi-Fi
- ビジネスホテルや公共施設で提供されているWi-Fi
上記のようなWi-Fiを利用しようとしている場合は、ログイン方法を再度確認して下さい。
具体的なログイン方法は利用するフリーWi-Fiによって異なりますが、基本的には以下の手順でWi-Fi接続を行います。
- Wi-Fi設定からフリーWi-Fiに接続します。
- 表示されたログイン画面でログイン情報を入力してログインします。
- ログイン情報が分からない場合は、フリーWi-Fiの提供元に確認して下さい。
- 無事ログインが完了した場合はフリーWi-Fiに接続されます。
フリーWi-Fiに接続できているかどうか確認したい場合は、何か適当なページをSafariやGoogle Chromeで開いてみるといいでしょう。