ビジネスやプライベートなど、さまざまな機会でノートPCを利用することがあるでしょう。しかし、ノートPCを利用していると、突然ファンの回転数が上がってうるさくなることがあります。
ファンの稼働音がうるさくなると気になってしまうものです。そこで、この記事ではWindows 10を搭載しているノートPCを利用中に突然ファンがうるさくなる原因と対処法を紹介します。
もし、ファンの稼働音がうるさくて困っている場合はぜひ参考にしてください。
この記事の内容
ノートPCのファンが突然うるさくなる原因
- ハードウェアの過熱
- ファンの故障
- 制御関連の設定がおかしくなっている
一言でファンがうるさいといっても、PC本体に原因がある場合やファンに問題がある場合、設定に問題がある場合など原因は多岐にわたります。
したがって、まずはどこに原因があるのかを1つずつチェックしていく必要があるでしょう。これから対処法をチェックしてくので、ぜひ参考にしてみてください。
対処1: ファンや通気口を掃除する
過熱が原因でファンの回転数が上がり、それによってうるさくなっている場合、過熱の原因がファンや通気口の詰まりということがあります。そのため、まずはファンや通気口にホコリやゴミなどが詰まっていないかを確認してみましょう。
多くのノートPCは側面や裏面にエアフローを確保するための通気口があることが多いので、一通りチェックしてみましょう。
ファンをチェックする際は、裏蓋を外す必要があるでしょう。外し方はノートPCによって異なるので、マニュアルを参照して確認してみてください。
対処2: PCの負荷を下げる
PCの負荷が高い状態が長く続くとハードウェアが過熱し、ファンがうるさくなることがあります。もし、過負荷が疑われる場合は以下の手順でチェックしてみてください。
- タスクバー上で右クリックします。
- タスクマネージャを起動します。
- 簡易表示になっている場合は「詳細」をクリックします。
- CPU使用率をチェックします。
CPU使用率をチェックした際に100%近い数字が表示されていたら、過負荷の可能性が高いといえるでしょう。その場合はタスクマネージャに表示されているプロセスごとのCPU使用率をチェックしてみてください。
CPU使用率が高いプロセスを見つけたら、右クリックして終了させてみてください。負荷を下げたらファンが静かになった場合、過負荷によるものと判断できるでしょう。
もし、必要なソフトを起動しただけで過負荷状態になる場合は、スペック不足である可能性が高いので買い替えを検討してください。
対処3: CPUの制御設定を見直す
CPUの過負荷に対応する別の方法はCPUの制御設定の見直しです。Windows 10の設定画面からCPUの制御に関する設定を変更することができるので、一度チェックしてみてください。設定をチェック/修正する手順は次の通りです。
- Win + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
- Control Panelと入力してコントロールパネルを起動します。
- 電源オプションをクリックします。
- 有効になっている電源プラン(チェックが付いているもの)の「プラン設定の変更」をクリックします。
- 詳細な電源設定の変更をクリックします。
- プロセッサの電源管理をクリックします。
- 最大プロセッサの設定を見直します。
- 過熱防止には70%程度がおすすめです。
- 「OK」をクリックして終了します。
この設定を行うことによって、最大CPU使用率が70%に設定されるので過負荷を防げるでしょう。ただし、使用率が制限される分性能が下がるので、元のスペックが低いとPCの動作が遅くなって困るかもしれません。
もし、通常利用に支障が出る場合は買い替えを検討するのもいいでしょう。
対処4: 故障したファンを交換する
単純にファンの回転音がうるさいだけでなく、通常はしないような異常音が聞こえる場合はファンが故障している可能性が高くなっています。その場合はファンを交換することを検討してください。
簡単にファンを交換するならメーカーに依頼
利用しているノートPCを製造したメーカーに依頼すれば、ファンを交換してもらうことができるでしょう。ある程度の費用がかかるものの、安全に交換したいならこちらがオススメです。
詳しく知りたい場合はノートPCメーカーのサポートセンターなどに連絡して確認してみてください。
コストを削減するなら自分で交換
ファン交換にかかるコストを削減したい場合は自分でファンを交換するのがいいでしょう。ファンにもいくつか規格があるので、ノートPCのマニュアルを参考にして搭載されているファンを確認してください。
搭載されているファンの種類がわかったら、PCパーツショップで購入して交換しましょう。自分で交換する場合、トラブル等に関しては自己責任になるので注意してください。心配な場合はメーカーに依頼するのがオススメです。