何らかの用事で相手の固定電話宛てに電話をかけた場合、プープープーというビジートーン(話中音)が鳴って繋がらないことがあります。
しばらく時間をあけて掛け直しても依然として話し中になっていることもあり、急ぎの用事の場合などは困ってしまうかもしれません。
この記事では、相手の固定電話に電話をかけた際に話し中になって繋がらない場合に考えられる原因と対処法について紹介します。
この記事の内容
相手の固定電話が話し中になる原因
- 回線が利用中である
- 受話器が外れていて相手が気づいていない
- 相手の電話機が故障している
電話かけると話し中になる場合、単純に回線が利用中の場合もあればそうでない場合もあります。
しかしながら、かける側で行える対処法は限られているため、完全に解決できないこともあるでしょう。
もし相手の固定電話が話し中になる場合、かける側でできる対処法には以下のものがあるので試してみてください。
対処1: 時間をあけて掛け直す
単純に相手の回線が利用中の場合、時間を開けて掛け直すと繋がる可能性があります。そのため、まずは数分~数十分程度開けてから掛け直してみてください。
いつまで経っても繋がらない場合は、回線の利用中が原因ではない可能性があります。
対処2: NTTが提供する話し中調べサービスを使う
NTTでは、相手の電話回線の利用状況を調べてくれる話中調べサービスを提供しています。相手回線によっては調べられないこともありますが、このサービスを使うのも有効な手段といえるでしょう。
話し中調べサービスを利用する場合は、「NTTの電話回線から」114番に電話をかけてください。その後はアナウンスに従って相手先の電話番号を入力します。正常に入力すると自動音声で結果がアナウンスされるので、確認してください。
自回線・相手回線ともにNTT回線でなければ利用できない
話し中調べサービスを利用する場合は、自回線・相手回線がともにNTT回線でなければ調べられません。
自分や相手がKDDIやソフトバンクの電話回線を利用している場合は調べられないので注意してください。
また、NTTドコモも同じ114で話し中調べを提供していますが、こちらで調べられるのは相手もNTTドコモの回線を利用している場合のみです。同じNTTグループであっても固定電話の話し中状況は調べられないので注意してください。
NTT回線を契約していない場合は公衆電話を使おう
相手の電話はNTT回線であるものの、自回線がNTT以外である場合は公衆電話を利用するのが良いでしょう。街中に設置されている公衆電話はほとんどNTT管理のものなので114を利用できます。
ただし、新幹線や高速バスの車内に設置されている公衆電話にはNTTドコモ管理のものがあり、ここからは114が利用できないので注意してください。
対処3: 別の連絡手段を使う
緊急の用事があるのにいつまで経っても話し中のままで繋がらない、114も利用できないという場合は別の連絡手段を使って連絡することを検討してみましょう。
携帯電話やメール、メッセージアプリなどを利用して要件を伝え、同時に電話が繋がらないことも伝えると相手が対処してくれるかもしれません。
また、場合によっては相手の電話機が故障している可能性もあります。電話機の故障については以下の記事も参考にしてみてください。
着信拒否や回線の障害の場合もある?
いつまで経っても電話が繋がらない場合、「着信拒否に登録されているのではないか」、「相手の回線にトラブルが発生しているのではないか」と考えてしまうかもしれません。
最後に固定電話で着信拒否される場合と回線に障害が起きているケースについて紹介します。
着信拒否の場合は専用のアナウンスが流れる
NTTでは、固定電話向けに迷惑電話おことわりサービスと呼ばれる着信拒否サービスを提供しています。
迷惑電話おことわりサービスに登録されている場合は、次のメッセージが流れる仕組みになっています。そのため、着信拒否かどうかはすぐに判断することができます。
また、KDDIにも同様のサービスがあり「先方のお客様のご都合により通話のお取り扱いができません」とのアナウンスが流れます。いずれにせよ、着信拒否の場合はアナウンスが流れると覚えておきましょう。
なお、着信拒否に登録するためには一度電話を受ける必要があるため、初めてかける相手先に着信拒否されているということは考えにくいといえます。
相手の回線が故障している場合もアナウンスが流れる
相手の電話機が故障している場合はアナウンスはありませんが、回線が故障している場合は次のようなアナウンスが流れます。
もし、このアナウンスが流れたら復旧するまで時間がかかる可能性があるので注意してください。