iPhone/iPadを利用していると、突然アクティベーションロックがかかって解除するまで操作できなくなることがあります。基本的には表示されている指示に従って操作するだけで解除できるものの、何らかの理由で解除できない場合があるでしょう。
そこで、この記事ではiPhone/iPadを利用していて突然アクティベーションロックの画面が出てきた場合の対処法をチェックしていきます。アクティベーションロックの表示が出て困っている場合は、ぜひ参考にしてください。
この記事の内容
勝手にアクティベーションロックがかかる原因
- システムアップデート・OSアップデートを実施した
- iPhone/iPad再起動時に誤作動した
- アクティベーションロック未解除の中古iPhone/iPadを取得した
- その他原因不明の起動
上記のように、システムやOSをアップデートした際やデバイスを再起動した際など、さまざまなタイミングでアクティベーションロックがかかることがあります。
今までかかったことがないのにある日突然アクティベーションロックがかかってしまうケースもあります。
対処1: Apple IDとパスワードを入力する
アクティベーションロックを解除する正規の方法は、ロックがかかってしまったiPhone/iPadに紐付けられているApple IDとパスワードを入力します。
- アクティベーションロックがかかると入力画面が表示されます。
- iPhone/iPadに設定した「Apple ID」と「パスワード」を入力します。
IDのヒントは画面に表示される
アクティベーションロックを解除するためには、当該iPhone/iPadでサインインしていたIDとパスワードを入力しなければなりません。
したがって、複数のApple IDを利用している場合はどのIDを入力すればいいのかをしっかり覚えておいてください。
アクティベーションロックの画面をチェックすると、利用していたApple IDの先頭の文字が表示されているので、参考にして下さい。
アクティベーションエラーが発生する場合
アクティベート中にアクティベーションエラーが発生してしまう場合は、次のページも併せて参考にしてください。
対処2: スクリーンロックのパスコードで解除する
- iOS 11以降を搭載したiPhone/iPad
- Apple IDに2ファクタ認証を設定している
上記の条件を満たしている場合は、スクリーンロックを解除するためのパスコードでアクティベーションロックを解除できます。
次の手順でアクティベーションロックを解除して下さい。
- アクティベーションロック画面で「パスコードでロックを解除」をタップします。
- 「デバイスのパスコードを使用」をタップします。
- パスコードを入力します。
- アクティベーションロックが解除されます。
iPhone/iPadに紐つけていたApple IDとパスワードがわからない場合でも、この方法であれば簡単に解除できます。上記の条件に該当している場合はぜひ利用してみてください。
対処3: パスワードを再設定する
Apple IDで利用していたパスワードがわからない場合は、Appleのサイトでパスワードを再設定することができます。
iPhone/iPadにアクティベーションロックがかかっていて使えない場合は、PCから再設定するのがいいでしょう。
パスワードを再設定する方法については、Apple公式サイトをあわせて参考にしてください。
対処4: サポートセンターに連絡する
Apple IDもパスワードも不明で2ファクタ認証の設定も行っていない場合、Appleのサポートセンターに連絡する必要があります。
入力をミスしてApple ID自体にロックが掛かってしまった場合も同様です。
サポートセンターへの連絡が必要になった場合は、以下のページを参考にして連絡してください。
対処5: 遠隔でアクティベーションロックを解除する
iCloud.comから遠隔でアクティベーションロックを解除することができます。
次の手順でiCloud.comからのアクティベーションロックの解除を試してみて下さい。
- 『iCloud - iPhoneを探す』にアクセスします。
- AppleIDとパスワードを入力してログインします。
- 「すべてのデバイス」をクリックして、アクティベーションロックを解除したいiPhone/iPadを選択します。
- 「消去」をクリックします。案内に従って「次へ」をクリックします。
- 「アカウントから削除」をクリックします。
- iPhone/iPadを再起動するとアクティベーションロックが解除されます。
対処6: サードパーティの「アクティベーションロック解除サービス」を利用する
アクティベーションロックをどうしても解除できず、サポートセンターでも対応不可の場合に使える手段がサードパーティが提供している「アクティベーションロック解除サービス」です。
この方法は数万円程度の費用がかかるものの、正規の手段ではどうしても解除できない場合に有効といえるでしょう。ただし、Appleが認めているサービスではないので利用は自己責任です。
注意1: ファクトリーリセットでは解除できない
アクティベーションロックが解除できない場合、ファクトリーリセットを掛けて強制解除しようと考えるかもしれません。しかし、iPhone/iPadのアクティベーションロックはファクトリーリセットでは解除できません。
アクティベーションロックを解除せずにファクトリーリセットをした場合、アクティベーションロックがかかったままになっているため次回起動時に解除が必要になるので注意してください。
注意2: 中古iPhone/iPadのロック解除は前所有者の協力が必要
中古のiPhone/iPadを購入してアクティベーションロックがかかっていた場合、前所有者が利用していたApple IDとパスワードが必要になります。
『対処5: 遠隔でアクティベーションロックを解除する』の方法でリモートで解除もできますが、こちらの場合も前所有者の協力が必要になるので注意してください。
そのため、前所有者がわからないデバイスは正規の方法で解除できません。購入前に必ずアクティベーションロックがかかっていないかどうかを確認しましょう。