CTFローダーのメモリ/CPU使用率が高い/重い時の停止方法 – Windows10

PCの動作が重くなった際にタスクマネージャーを確認すると、「CTFローダー(ctfmon.exe)」プロセスのCPU/メモリの使用率が異常に高い場合があります。

また、特定のアプリケーションの起動中にCTFローダーのエラーが発生する場合もあります。

今回は、Windows10の「CTFローダー」の概要とプロセスが重い時の対処と停止方法について詳しく紹介します。

CTFローダーがメモリ/CPUを占有して動作に支障が出ている場合は、参考にしてみてください。

CTFローダーとは

Windows10のCTFローダー(Ctfmon.exe)とは、多言語のキーボード入力や音声認識、手書き認識によるテキスト入力をサポートするためのプロセスです。CTFは、Collaborative Translation Frameworkの略語です。

Windows7以前ではMicrosoft Office IMEに付属するプロセスでしたが、Windows8/10では標準で実行されるプロセスになっています。そのため、マルウェアやウィルスのプロセスではありません。

正常な状態であれば、CTFローダーのメモリ使用量は数MB、CPU使用率は数%で推移します。

CTFローダーは停止できる?

CTFローダーはPCの入力操作に関わるプロセスのため、タスクマネージャーから停止することはできません。

ただし、『CTFローダーを停止する方法』で紹介する操作で停止することはできます。しかし、サードパーティのIMEがインストールされていない状態で停止すると、「IMEが無効です」と表示されて、キーボードの日本語入力や言語バーが使用できなくなります。

そのため、CTFローダーは基本的には停止しないことをおすすめします。CPUやメモリの使用率が高い場合は、停止せずに使用率を下げれないか先に試してください。

CTFローダーを停止する場合は、サードパーティのIMEをインストールしてから停止するようにしてください。

CTFローダーが重い時の対処法

タスクマネージャー上でCTFローダーのCPU/メモリ使用率が極端に高い場合、Windowsのシステムエラーやシステムファイルに問題が起きていることが考えられます。

そのため、次に紹介する対処方法を試してCTFローダーの使用率が下がらないか確認してください。

対処1: PCを再起動する

システムの一時的なエラーやトラブルが原因で、CTFローダーのメモリ/CPU使用率が一時的に高くなるケースが考えられます。

そのため、一度PCを再起動してCTFローダーのメモリ/CPU使用率を確認してみてください。正常な範囲内に戻っている場合は一旦様子を見ます。

再起動を行ってもCTFローダーが重い場合は、次の対処方法に進んでください。

対処2: Windowsのシステムファイルを修復する

Windowsのシステムファイルが破損していることが原因で、CTFローダーの負担が増加するケースが考えられます。

そのため、DISMコマンドとシステムファイルチェッカーを実行してWindowsのシステムファイルを修復してみてください。具体的な手順は、次の通りです。

注意: PCのスペックなどによってはプロセスが終了するまでに時間がかかることがあります。完了するまではPCの電源を切らずに待ちましょう。
  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」を起動します。
  2. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    dism /online / cleanup-image / restorehealth
  3. プロセスが終わり、正常に完了したことを確認したら続いて以下のコマンドを入力してEnterを押します。
    sfc /scannow
  4. 「検証が100%完了しました」というメッセージが表示されたら完了です。
    • システムファイルに破損が発生していた場合は自動的に修復されます。

システムファイルが修復できたら、PCを再起動して、CTFローダーのメモリ/CPU使用率が正常の範囲内に戻ったか確認してみてください。

対処3: チェックディスクを実行する

CTFローダーのプロセスにエラーが発生する場合は、ハードディスクのファイルシステムが破損していることが考えられます。

そのため、システムドライブにチェックディスクを実行してファイルシステムの修復を試してみてください。チェックディスクは次の手順で実行できます。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」を開きます。
  2. Windows PowerShellが起動したら、次のコマンドを入力してEnterキーで実行します。
    chkdsk c: /r
  3. 「次回のシステム再起動時にこのボリュームのチェックを実行しますか」と聞かれるので、「y」を入力してEnterキーを押します。
  4. PCを再起動します。PCが起動するとシステムドライブのチェックが実行されます。
    • ファイルシステムの破損が見つかると自動で修復されるため、完了するまで待ちましょう。

チェックディスクが完了してPCが再起動したら、CTFローダーのメモリ/CPU使用率が改善したか確認してください。

対処4: Windows Updateを適用して最新の状態にする

使用しているWindowsのバージョンに不具合があり、CTFローダーの使用率が異常に高くなっているケースが考えられます。

しばらくWindows Updateを実行していない場合は、Windowsを最新の状態にすることで、システムの不具合が解消する可能性があります。

そのため、WindowsUpdateを実行して、更新プログラムが配信されている場合はインストールを行ってください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左ペインで「WindowsUpdate」を選択していることを確認します。
  4. 右ペインで「更新プログラムのチェック」をクリックします。
  5. 更新プログラムがあった場合は、「ダウンロード」もしくは「再起動」をクリックして適用してください。

対処5: セキュリティソフトでフルスキャンする

マルウェアに感染していることが原因で、CTFローダーのプロセスのメモリ/CPU使用率が極端に高くなっているケースが少なからず考えられます。

そのため、次の手順でタスクマネージャーで「CTFローダー」と同名のプロセスが複数ないか確認してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. 簡易表示になっている場合は、「詳細」をクリックします。
  3. 「プロセス」タブに一覧で「CTFローダー」のプロセスが2つ以上あるか確認します。
    • プロセスが1つの場合は正常な状態です。

「CTFローダー」のプロセスが2つ以上ある場合は、Windowsの標準プロセスになりすました同名のマルウェアに感染していることが疑われます。

マルウェアの感染が疑われる場合は、標準のWindowsセキュリティ、もしくはインストールしているセキュリティソフトでウィルススキャンを実行してください。

ウィルススキャンを実行する方法はセキュリティソフトによって異なるため、配布元のサイトやマニュアルなどで確認してください。

スキャンの結果、ウイルスやマルウェアが検出されたら駆除してください。ウィルスの駆除ができたら、メモリ/CPU使用率を確認してください。

CTFローダーを停止する方法

CTFローダーのエラーが発生したり、プロセスの負担の高さがどうしても気になる場合は、次の方法でCTFローダー自体を停止することもできます。

ただし、サードパーティのIMEをインストールしない状態でCTFローダーを停止すると、日本語入力やIMEの機能が使えなくなってしまします。

そのため、Google日本語入力ATOKなどのサードパーティのIMEをインストールしてから停止するようにしてください。

方法1: タッチキーボードと手書きパネルサービスを停止する

CTFローダーのプロセスを停止するには、タッチキーボードと手書きパネルのサービスを停止する方法が最も簡単です。

タッチキーボードと手書きパネルサービスを停止するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「コンピューターの管理」を選択します。
  2. 左ペインで「サービスとアプリケーション」のツリーを展開して「サービス」を選択します。
  3. 右ペインのサービスの一覧で「Touch Keyboard and Handwriting Panel Service」をダブルクリックします。
  4. 「スタートアップの種類」を「無効」に変更して「OK」をクリックします。
  5. PCを再起動します。

以上の手順で、CTFローダーのプロセスの起動を停止することができます。

方法2: タスクスケジューラで起動をブロックする

Windowsのタスクスケジューラを使用してCTFローダーの起動をブロックすることもできます。

タスクスケジューラを使用してCTFローダーを起動させないようにするには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」をクリックして、一覧から「Windows管理ツール」→「タスクスケジューラ」を選択します。
  2. 左ペインのツリーで「タスクスケジューラライブラリ」→「Microsoft」→「Windows」の順に展開して「TextServicesFramework」を選択します。
  3. 中央のタスク一覧で「MsCtfMonitor」を右クリックして「無効」を選択します。

以上で、タスクスケジューラでCTFローダーのプロセスの起動を停止することができます。

方法3: ctfmon.exeのプログラムファイルを削除する

CTFローダーのプログラムファイル「ctfmon.exe」を削除することで、プロセスが起動することを完全に停止することもできます。

ただし、この方法は他のトラブルを発生させる恐れもあるため、CTFローダーのエラーが頻繁に発生していて解決できない場合のみ試してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  2. 「C:\Windows\SYSWOW64」と入力して「OK」をクリックします。
    • Windows10が32bitの場合は、「C:\Windows\System32」と入力してください。
  3. エクスプローラーの右上の検索ボックスに「ctfmon.exe」と入力して検索します。
  4. 「ctfmon.exe」を右クリックして「削除」を選択します。

以上でCTFローダーのプログラムファイルを削除することができます。PCを再起動してCTFローダーのエラーが解決したか確認してください。

その他のトラブルが発生するようになった場合は、CTFローダーのをゴミ箱から元の位置に戻してください。

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