「Audiodg.exe」が重い・メモリ/CPU使用率が高い時の対処法 – Windows10

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Windowsパソコンの動作が遅い際にタスクマネージャーを確認すると、「Windowsオーディオデバイスグラフアイソレーション(Audiodg.exe)」という名前のプロセスが大量のメモリやCPUを消費していることがあります。

この症状はブラウザで動画を視聴している時や、ゲームのような音声を再生するアプリを利用している時に発生しやすいです。

本記事では、Windowsオーディオデバイスグラフアイソレーションの概要とメモリ/CPU使用率が高くなる時の対処方法ついて解説します。

Audiodg.exeとは

Audiodg.exeは、Windows上で音声を再生する時にイコライザー・自動音量調節・立体音響化等の拡張機能を提供するプロセスです。

タスクマネージャ上のプロセス名は「Windowsオーディオデバイスグラフアイソレーション」と表示されます。

Audiodg.exeは、PCのサウンドを制御するWindows Audioサービスによって使用されます。

Windows10のパソコンに標準で付属する機能ですので、危険性のあるプロセスではありません。ただし、このプロセスが原因で過剰にメモリやCPUを消費するトラブルが起きるケースがあります。

Audiodg.exeが重い原因

Audiodg.exeのプロセスのメモリ・CPUの使用率が高くなる原因としては、主に次のことが考えられます。

  • オーディオの拡張機能が有効になっている
  • オーディオドライバーに問題がある
  • オーディオデバイスの設定に問題がある
  • 起動しているアプリケーションに問題がある

上記の原因の中でも、オーディオの拡張機能が原因になっているケースが多いです。オーディオの拡張機能は、デフォルトで拡張機能が有効に設定されている場合があるため、設定を確認することをおすすめします。

その他にも、オーディオドライバーやアプリケーションの不具合がトラブルの原因になることもあります。

詳しい対処方法について紹介していくので、順にAudiodg.exeのプロセスの動作が改善しないか確認してみてください。

対処1: 音の明瞭化機能を無効にする

Windows10にはサウンドを自動調節する「音の明瞭化」という機能があります。環境によってはこの機能が原因でAudiodg.exeの負担が重くなるケースがあります。

そのため、Audiodg.exeの動作が重い場合は、次の手順で明瞭化機能をオフにしてみてください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「システム」を開きます。
  2. 左のメニューで「サウンド」を選択します。
  3. ウィンドウの右側で「関連設定」の下にある「サウンドコントロールパネル」をクリックします。
  4. 「サウンド」ウィンドウが開きます。「再生」タブで、「使用中のスピーカーまたはヘッドフォン(緑のチェックマークアイコンが付いています)」を選択して「プロパティ」をクリックします。
  5. 「音の明瞭化」タブ、もしくは「Enhancements」タブを開きます。
  6. 「すべての音の明瞭化を無効にする」にチェックを入れます。
    • 英語表記の場合は「Disable all enhancements」にチェックを入れます。
  7. 「適用」ボタンをクリックしてから、「OK」ボタンをクリックして設定を終了します。

対処2: 音量の自動調節機能と立体音響機能を無効にする

音の明瞭化機能を無効にしてもAudiodg.exeの負担が解決しない場合は、音量の自動調節と立体音響の機能をオフにしてみてください。

音量の自動調節と立体音響機能を無効にするには次の手順で操作します。

  1. サウンドコントロールパネルを表示します。
  2. 「サウンド」ウィンドウが表示できたら、「通信」タブを開きます。
  3. 「Windowsが通信アクティビティを検出した時」の設定を「何もしない」に変更します。
    • 上記の設定で、音量の自動調節機能が無効になります。
  4. 「再生」タブを開き、使用している「スピーカー/ヘッドフォン」を選択して「プロパティ」をクリックします。
  5. 「立体音響」タブを開いて「立体音響方式」の設定を「オフ」にします。
    • 上記の設定で、立体音響機能が無効になります。
  6. 「適用」ボタンをクリックしてから「OK」ボタンをクリックします。

対処3: Windows Audioサービスを再起動する

Audiodg.exeを使用するWindows Audioサービスに一時的な問題が起きていることが原因で、プロセスの負担が高くなっているケースがあります。

そのため、Windows Audioサービスを再起動することで動作が改善する可能性があります。Windows Audioサービスを再起動するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「Windows管理ツール」フォルダ→「サービス」を開きます。
  2. サービス管理ツールウィンドウが開きます。サービスの一覧から「Windows Audio」の項目を右クリックして「再起動」を選択します。
    • 「全般」タブ内にある「停止」ボタン→「開始」ボタンの順にクリックしてWindows Audioサービスを再起動することもできます。

Windows Audioサービスが再起動できたら、タスクマネージャーでAudiodg.exeの負担が改善したか確認してください。

対処4: サウンドドライバーを再インストールする

インストールされているサウンドドライバーに問題があることが原因で、Audiodg.exeのCPU/メモリ負担が高くなるケースがあります。

上記の問題は、サウンドドライバーを再インストールすることで改善する場合があります。サウンドドライバーを再インストールするには次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. デバイスマネージャーウィンドウが開きます。「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」のツリーを展開します。
  3. ツリーの内に表示されたドライバーを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
    • 複数ある場合は、全てのサウンドドライバーを同様の操作でアンインストールしてください。
  4. 確認画面が出るので「アンインストール」をクリックします。
  5. アンインストールが完了したら、デバイスマネージャウィンドウを閉じてパソコンを再起動します。
  6. 再起動が完了するとサウンドドライバーが自動的に再インストールされます。
補足: 上記の操作でサウンドドライバーの再インストールを行なっても、適切なドライバーがインストールされず、Audiodg.exeの問題が解決しないケースがあります。問題が解決しない場合は、パソコン、もしくはサウンドカードのメーカーサイトから最新のサウンドドライバーをダウンロードして、手動インストールを試してみてください。

対処5: サウンドのトラブルシューティングツールを実行する

オーディオデバイスの設定に問題があることが原因で、Audiodg.exeの負担が異常に高くなっているケースがあります。

上記の問題は、サウンドのトラブルシューティングツールを実行することで解決できる可能性があります。

サウンドのトラブルシューティングツールを実行するには次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「システム」を開きます。
  2. 左ペインで「サウンド」をクリックします。
  3. 「出力」の下にある「トラブルシューティング」ボタンをクリックします。
  4. トラブルシューティングツールが起動したら、「使用しているオーディオデバイス」を選択して「次へ」をクリックします。
  5. 診断が開始されます。問題が検出された場合は、指示に従って設定を修正してください。

対処6: 音声を再生するアプリを更新する

ブラウザやゲームなどの音楽や音声を再生するアプリケーションに問題があり、Audiodg.exeの負担が高くなることがあります。

特に特定のアプリケーションを起動するとAudiodg.exeの負担が異常に高くなる場合は、対象のアプリケーションに問題があることが考えられます。

そのため、問題が起きるアプリケーションがある場合は、アプリケーションを最新のバージョンにアップデートしてみてください。

アップデートで問題が解決しない場合は、一度アンインストールしてから最新版のアプリケーションの再インストールを試してみてください。

対処7: オーディオサンプルレートを変更する

オーディオサンプルレートの設定に問題があり、Audiodg.exeの負担が高くなっているケースが考えられます。

そのため、次の手順でオーディオサンプルレートの設定を確認して、問題があれば変更してください。

  1. タスクバー右側の「サウンドアイコン」→「サウンド」をクリックします。
    • 「サウンド」がない場合は、「サウンドの設定を開く」→関連設定「サウンドコントロールパネル」の順にクリックしてください。
  2. 「再生」タブを開いて、「使用しているオーディオデバイス」を選択して「プロパティ」をクリックします。
  3. 「詳細」タブを開いて、規定の形式のサンプルレートを「24ビット、44100Hz(スタジオの音質)」に変更します。
    • 再生される音質を確認するには「テスト」をクリックします。音質に問題がある場合は、他のサンプルレートに調整してください。
  4. 「適用」→「OK」の順にクリックして閉じます。

対処8: ウイルススキャンを実行する

Audiodg.exe自体はWindowsに標準で付属する無害なプログラムなのです。しかし、同名の擬態ウイルスに感染している恐れが少なからず考えられます。

ウイルス感染が心配な場合は、念のためセキュリティソフトを使ってウイルススキャンを実行してみてください。

Windows標準のWindowsセキュリティでウィルススキャンを実行するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」をクリックします。
  2. 「Windowsの設定」が開きます。「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左メニューの「Windowsセキュリティ」をクリックして開きます。
  4. 画面右上の「Windowsセキュリティを開く」ボタンをクリックします。
  5. 「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。
  6. 「スキャンのオプション」をクリックします。
  7. 「フルスキャン」オプションを選択して「今すぐスキャン」をクリックします。
  8. スキャンが完了したら結果を確認します。「検疫済みの脅威」リストが表示された場合は「削除」ボタンをクリックしてウイルスを削除します。

サードパーティ製のセキュリティソフトをインストールしている場合は、マニュアルを参考にスキャンを実行してください。

対処9: PCの動作を改善する

PCのメモリ/CPUのリソースが不足していることが原因で、Audiodg.exeのプロセスの負担が異常に高く見えるケースがあります。

特に5年以上前の古いPCを使用している場合、単純にスペック不足が原因として考えられます。

Audiodg.exeだけでなく他のアプリケーションでも、PC全体の動作が重く感じることが多い場合は、PCの動作を改善できないか試してみてください。PCの動作を改善する方法については、次のページで詳しく紹介しています。

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