Skypeが起動しない/開かない/立ち上がらない時の対処法 – Windows10

Windows10のパソコンでSkypeを起動しようすると、アイコンをクリックしても反応がなくSkypeの画面が開かないケースがあります。

また、今まで正常に起動していたのに、ある時突然エラーが出てアプリが立ち上げらなくなってしまうケースもあります。

本記事では、Windows10でSkypeが起動しない/開かない時の対処方法について詳しく紹介します。対処の内容は、デスクトップ版・MicrosoftStoreアプリ版の両方のSkypeを想定しています。

対処1: SkypeまたはPCを再起動する

Skypeのアプリケーションやシステムに一時的なエラーが発生して、正常に起動できないケースがあります。

そのため、まずSkypeもしくはPCの再起動を行なって、起動できない問題が解決しないか確認してみてください。

Skypeを再起動するには、次の手順で強制終了してから再度起動します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. 「プロセス」タブの一覧で、「Skype」を選択して「タスクの終了」を選択します。
    • プロセスタブが表示されない場合は、「詳細」をクリックして詳細表示に切り替えてください。
    • 一覧に「Skype」が表示されない場合は、PCの再起動を試してください。
  3. Skypeを通常の手順で起動します。

Skypeの一時的なエラーであれば、上記の手順でSkypeが正常に起動します。

Skypeを強制終了しても起動しない場合は、PCの再起動を試してください。PCの再起動を行なっても解決しない場合は、次の対処方法に進みます。

対処2: MicrosoftStoreからSkypeを起動する

Skypeがデスクトップやスタートメニューから起動できない場合は、MicrosoftStoreから正常に起動できるケースがあります。

そのため、次の手順でMicrosoftStoreからSkypeの起動を試してみてください。

  1. 「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「Microsoft Store」をクリックします。
  2. 上部の「検索」をクリックして、「Skype」と入力します。
  3. 検索結果の「Skype アプリ」をクリックします。
  4. 「この製品はインストール済みです。」の右側の「起動」ボタンをクリックします。

以上の手順でMicrosoftStoreからSkypeを起動することができます。正常に起動するか確認してください。

対処3: セーフモードで起動する

PCにインストールしている他のアプリケーションの機能が原因で、Skypeが正常に起動しないケースがあります。

この問題は、特にサードパーティ製のセキュリティソフトをインストールしている場合に発生することが多いです。

そのため、Windowsをセーフモードで起動した状態でSkypeが起動できるか確認してください。PCをセーフモードで起動するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左側のメニューにある「回復」をクリックします。
  4. 「PCの起動をカスタマイズする」の下にある「今すぐ再起動」ボタンをクリックします。
  5. しばらく待つと「オプションを選択してください」画面が表示されます。「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」の順にクリックして進みます。
  6. 「スタートアップ設定」画面が表示されたら、キーボードの「5」または「F5」を入力して「セーフモードとネットワークを有効にする」を選択します。
  7. Windowsがセーフモードで起動します。

Windowsがセーフモードで起動できたら、Skypeを通常の手順で起動してみてください。問題が解決した場合は、インストールしているアプリケーションに問題があると判断できます。

アプリケーションに問題がある場合は、PCを再起動してセーフモードを解除してから、セキュリティソフトなどの原因として疑われるアプリケーションをアンインストールしてください。

アプリケーションをアンインストールするには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で、「原因として疑われるアプリ」を選択し「アンインストール」をクリックします。
  3. 確認ポップアップが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
  4. ウィザードが起動したら案内に従ってアンインストールを完了します。

対処4: アプリを修復・リセットする

Skypeの設定や関連データに問題が起きていることが原因で、正常に起動できないケースがあります。

そのため、Skypeの修復とリセット機能を実行して問題が解決しないか試してみてください。Skypeの修復とリセットを実行するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインにアプリ一覧がが表示されます。「Skype」の項目を選択して「詳細オプション」をクリックします。
    • 「詳細オプション」の項目が表示されない場合は、他の対処方法を試してください。
  3. 画面を下にスクロールして、「修復」ボタンをクリックします。
  4. 修復が完了するとボタンの右側にチェックマークが表示されます。Skypeを起動して、問題が解消されたか確認してください。
  5. 修復を実行しても問題が解決しない場合は、続けて「リセット」ボタンをクリックします。
    • 補足1: リセットを実行しても連絡先やチャット履歴等のサーバーに保存されている情報は残ります。ただし、30日以上経過している受信ファイルや通話記録等の一部のデータは削除される点に注意してください。
    • 補足2: リセットを実行すると自動的にSkypeからサインアウトされます。次回起動時にアカウント情報を求められるので、必要な情報を入力してサインインし直してください。
  6. リセットが完了するとボタンの右側にチェックマークが表示されます。

Skypeの修復とリセットを実行できたら、再度正常に起動できるようになったか確認してください。

対処5: shared.xmlファイルを削除する

Skypeアプリの関連ファイルである「shared.xml」ファイルをリセットすることで、起動しない問題を解決できる可能性があります。

そのため、次の手順で「shared.xml」ファイルを削除して、Skypeが正常に起動しないか試してみてください。

  1. Skypeが終了していることを確認します。
    • タスクバー右側のタスクトレイ(上矢印)にSkypeアイコンが表示されている場合は、右クリックして「Skypeを終了」を選択してください。
  2. 「Windowsマーク」を右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  3. 「名前」欄に、「%appdata%」と半角で入力し、「OK」ボタンをクリックしてください。
  4. 「Roaming」というフォルダが表示されます。「Roaming」フォルダの中にある「Skype」フォルダを開きます。
    • デスクトップアプリ版のSkypeを使用している場合は、代わりに「Microsoft」フォルダを開き、その中にある「Skype for Desktop」フォルダを開いてください。
  5. 「shared.xml」ファイルを探して右クリックし、「削除」を選択します。
    • 「shared.xml」の削除時にエラーが出てしまう場合は、パソコンをセーフモードで起動してから削除を行ってみてください。セーフモードの手順は、『対処3: セーフモードで起動する』と同じです。

「shared.xml」ファイルを削除できたら、Skypeを通常の手順で起動できるか確認してください。Skypeが起動すると「shared.xml」が自動的に再生成されます。

対処6: Skypeを再インストールする

Skypeのアプリケーションが破損していたり、バージョンが古いことが原因で、正常に起動できないケースがあります。

そのため、Skypeを一度アンインストールしてから、最新のSkypeを再インストールしてみてください。Skypeのアンインストール及び再インストールの手順は以下のとおりです。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインの「アプリと機能」の一覧から「Skype」を選択して、「アンインストール」をクリックします。
  3. 確認ポップアップが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
  4. アンインストールが完了したら、「Windowsマーク」をクリックして、アプリ一覧から「Microsoft Store」をクリックして起動します。
  5. Microsoft Storeが起動したら、右上の「検索」ボックスをクリックし、「Skype」と入力します。
  6. 検索結果のアプリ候補が表示されるので、1番上の「Skype アプリ」をクリックしてください。
  7. 「インストール」ボタンをクリックすると、最新のSkypeアプリが再インストールされます。

上記の手順で、Skypeを再インストールできたら正常に起動できるようになったか確認してください。

対処7: Skypeを完全にアンインストールして再インストールする

デスクトップ版のSkypeが起動しない場合は、Skypeを完全にアンインストールして再インストールすることで問題が解決する可能性があります。

デスクトップ版のSkypeを完全にアンインストールして再インストールするには、次の手順で操作します。

  1. Skypeが完全に終了していることを確認します。
    • タスクバー右側のタスクトレイ(上矢印)にSkypeアイコンが表示されている場合は、右クリックして「Skypeを終了」を選択してください。
  2. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  3. 右ペインの「アプリと機能」の一覧から「Skype」を選択して、「アンインストール」をクリックします。
  4. 確認ポップアップが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
  5. アンインストールが完了したら、「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  6. 「%AppData%」と入力して「OK」をクリックします。
  7. 「Skype」フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
  8. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  9. エクスプローラーで以下のフォルダをそれぞれ開いて「Skype」フォルダがある場合は、右クリックして「削除」を選択します。
    C:\Program Files
    C:\Program Files (x86)
  10. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  11. 「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
  12. レジストリエディタが開いたら、「ファイル」→「エクスポート」を選択してレジストリのバックアップを保存します。
    • エクスポート範囲が「選択された部分」の場合は、「すべて」を選択してください。
  13. バックアップを作成できたら、上部メニューの「編集」→「検索」をクリックします。
  14. 検索する値に「skype」と入力して「次を検索」をクリックします。
  15. 左のツリーで「skype」を含むキーが見つかったら、右クリックして「削除」を選択します。
    • 確認ダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
  16. 「編集」→「次を検索」をクリックするか、F3キーを入力して、「skype」を含むキーが見つかったら同じ手順で削除します。
  17. 「skype」を含む全てのレジストリキーを削除できたら、『Skypeの公式ページ』から最新のインストーラーをダウンロードして、インストールを行います。

上記の手順でSkypeを完全にアンインストールして再インストールできたら、正常に起動するか確認してください。

対処8: Media Feature Packをインストールする

Windows10 N、またはKNエディションを使用している場合は、Skypeを利用するにはMedia Feature Packをインストールする必要があります。

そのため、MediaFeaturePackをインストールしてSkypeが正常に起動できないか試してください。

  1. 『Media Feature Pack for N versions of Windows 10』のページにアクセスします。
  2. Downloadsのセレクトボックスで、「Windowsのビルドと一致するMedia Feature Pack」を選択して「Confirm」をクリックします。
  3. Windowsのビット数と一致する「XXbit - Download」のリンクをクリックして、ダウンロードを開始します。
  4. ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行します。
  5. インストールウィザードにしたがってインストールを完了します。
  6. インストールが完了したらPCを再起動します。

Media Feature PackをインストールしてPCを再起動できたら、Skypeの起動を試してみてください。

対処9: 互換モードでSkypeを起動する

デスクトップ版のSkypeを使用している場合は、互換モードを有効にするとSkypeが正常に起動する場合があります。

特に古いバージョンのSkypeを使用している場合は、互換モードを有効にすると起動できる可能性があります。互換モードを有効するには、次の手順で操作します。

  1. デスクトップにある「Skypeのアイコン」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
  2. 「互換性」タブをクリックして、「互換モード」にチェックを入れます。
  3. 互換モードのセレクトボックスで、「Winodws8」を選択して「OK」をクリックします。
  4. 「Skypeのアイコン」をダブルクリックして起動します。

以上の手順で、Skypeを互換モードで起動することができます。正常に起動できるようになったか確認してください。

対処10: 別のバージョンのSkypeアプリをインストールする

Windows10で使えるSkypeアプリは、Microsoft Storeからインストールできる「Skype for Windows10」と、Skypeの公式ページからダウンロードできるデスクトップ版の「Skype for Windows」が存在します。

Windows10に標準でインストールされているSkypeは、Microsoft Storeアプリである「Skype for Windows10」です。

ここまでの方法でSkypeを起動できない場合は、別バージョンのSkypeを使用することを検討してください。アプリの見た目や機能はほとんど同じです。

上記のSkypeアプリが両方起動しない場合は、ウェブ版である『Skype for Web』の使用も試してみてください。アプリ版と比較すると一部の機能が制限されてしまいますが、基本的なチャット・通話・ビデオ通話等は使えます。

コメント

  1. まろ より:

    オンラインで授業を受けようとして、急に起動できず焦りました。レッスン後、ネット検索からこのサイトに出会いました。すぐに起動できるようになりました。助かりました。
    お礼が言いたくてコメントさせていただきました。ありがとうございました。
    私も岐阜出身です。(今は東京です)

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