Windows10/11のPCを使用していると、キーボードのテンキーだけが入力しても効かなくなることがあります。
通常であればNumlockをオンにすることで数字入力ができるはずですが、Numlockキーを押してもテンキーが反応しない場合があります。
本記事では、Windows10/11でキーボードのテンキーが効かない/使えない時の対処法について解説します。対処内容は、デスクトップとノートパソコン両方のキーボードを想定してます。
この記事の内容
テンキーが効かない/使えない原因
キーボードのテンキーが使えない場合、主に次のような原因が考えられます。
- NumLockがオフになっている
- マウスキー機能が有効になっている
- キーボードドライバーの不具合、破損
- スクリーンキーボードのテンキーが無効になっている
- キーボードのテンキーが故障している
NumLockが単純にオフになっている場合は、簡単に対処することができます。その他にもドライバーの問題やハードウェアが故障している場合もあります。
上記の原因ごとの対処方法を紹介していくので、順にテンキーの問題が解決できないか試してみてください。
対処1: NumLockをオンにする
単純にNumLockがオフになっていることが原因で、テンキーが正常に動作しないケースが考えられます。
NumLockのオン/オフを切り替えるには、キーボードのNumlockキーを入力します。Numlockの状態は、キーボードによってはLEDランプの点灯で確認することができます。
そのため、NumLockキーを押してテンキーが入力できないか確認してください。機種によっては、NumLockキーを5秒以上長押しすると切り替わる場合もあります。
対処2: マウスキー機能を無効にする
Windows10には、テンキーでマウスカーソルを操作するマウスキー機能があります。
この機能が有効になっていることが原因で、テンキーで数字が入力できないケースがあります。
そのため、テンキーを入力するとマウスカーソルが動く場合は、マウスキー機能を無効化してみてください。マウスキー機能を無効にするには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
- Windowsの設定ウィンドウが開いたら、「簡単操作」をクリックします。
- Windows10の場合は、「アクセシビリティ」を選択します。
- 「マウス」をクリックします。
- 右ペインで、「マウスをキーパッドで操作する(またはマウスキー機能)」のスイッチが「オン」になっている場合は、「オフ」に変更します。
マウスキー機能を無効にできたら、NumLockがオンの状態でテンキーで数字が入力できるか確認してください。
対処3: スクリーンキーボードでNumLockをオンにする
Numlockキーを入力してもテンキーが入力できない場合は、スクリーンキーボードでNumLockキーを有効にすると問題が解決する可能性があります。
スクリーンキーボードでNumLockキーを有効にするには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」をクリックして「スクリーンキーボード」と入力します。
- 検索結果から「スクリーンキーボード アプリ」をクリックします。
- スクリーンキーボードが起動したら、右下の「オプション」キーをクリックします。
- 「テンキーを有効にする」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
対処4: キーボードのデバイスドライバーをアップデートする
キーボードのデバイスドライバーのバージョンが古く、不具合があることが原因で、テンキーが正常に機能しないケースが考えられます。
そのため、キーボードドライバーを最新バージョンにアップデートすることで、不具合が修正されて問題が解決する可能性があります。
キーボードドライバーをアップデートするには、次の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択して起動します。
- 「キーボード」のツリーを展開します。
- 「キーボードのドライバー名」を右クリックして「ドライバーの更新」をクリックします。
- キーボードドライバーが複数あってドライバーが分からない場合は、全てのドライバーで更新を行います。
- 「ドライバーを自動的に検索」をクリックします。
- 最新のドライバーが見つかった場合は、自動でインストールされます。
キーボードドライバーをアップデートできた場合は、再度テンキーで数字が入力できるか確認してみてください。
既に最新のドライバーだったり、アップデートを行なってもテンキーが入力できない場合は、次の対処方法に進んでください。
対処5: キーボードのデバイスドライバーを再インストールする
キーボードのデバイスドライバーをアップデートしてもテンキーが動作しない場合は、ドライバーの再インストールを試してみてください。
キーボードドライバーが破損している場合は、再インストールすることでドライバーを修復することができます。ドライバーを再インストールする手順は、次の通りです。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」をクリックして起動します。
- 「キーボード」のツリーを展開します。
- 「キーボードドライバー名」を右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリックします。
- キーボードドライバーが複数あってドライバーが分からない場合は、全てのドライバーをアンインストールします。
- 警告が表示されたら、「アンインストール」をクリックします。
- アンインストールが完了したらPCを再起動します。
- PCが再起動すると、ドライバーが自動で再インストールされます。
PCを再起動してキーボードドライバーを再インストールできたら、テンキーが正常に入力できるようになったか確認してください。
対処6: キーボードを交換/外付けテンキーを使用する
ここまでの対処法を試しても直らない場合は、キーボードのテンキーが故障している恐れがあります。
特にテンキーの特定のキーのみが入力できなかったり、キーボードが古い場合は、ホコリやゴミが詰まっていたり、故障していることが考えられます。
キーが汚れている場合は、ホコリやゴミをエアーダスターなどで飛ばして、テンキーが入力できないか試してください。
キーボードを掃除してもテンキーの問題が解決しない場合は、別のキーボードに買い換えるか、外付けのテンキーを使用することを検討してください。ノートパソコンの場合は、デバイスの買い替えも検討してください。