iPhone/iPadでは、ホーム画面や今日の表示画面に天気予報やニュース、リマインダー、カレンダー、時計、マップなどのアプリのウィジェットを表示することができます。
しかし、ウィジェットを配置しても情報が古いまま更新されなかったり、アプリの起動やデバイスの再起動をしないと更新されないケースがあります。
本記事では、iPhone/iPadのウィジェットが自動的に最新の情報に更新されない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: 位置情報サービスを有効化する
天気予報などの位置情報を使用するアプリは、位置情報サービスが無効になっているとウィジェットが正常に更新されません。
そのため、ウィジェットが更新されないアプリの位置情報サービスの設定を確認して、無効になっている場合は有効にしてください。
アプリの位置情報サービスを有効化する手順は、以下の通りです。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「プライバシー」をタップします。
- 「位置情報サービス」をタップします。
- 「位置情報サービス」のスイッチが「オフ」になっている場合は、タップして「オン」に切り替えます。
- 下にスクロールして、アプリ一覧から「ウィジェットが更新されないアプリ」をタップします。
- 位置情報の利用を許可のオプションで「このAppまたはウィジェットの使用中のみ許可」を選択します。
ウィジェットのアプリの位置情報サービスを有効に変更できたら、ウィジェットの情報が正常に更新されるようになったか確認してください。
対処2: バックグラウンドアプリの更新を有効化する
ウィジェットに使用しているアプリのバックグラウンド更新が許可されていないことが原因で、ウィジェットが正常に更新されないケースが考えられます。
また、バックグラウンドアプリの更新がWi-Fiのみになっていると、Wi-Fi接続時のみしかウィジェットが更新されないケースがあります。
そのため、バックグラウンドアプリの更新の設定を確認して、問題がある場合は設定を変更してください。バックグラウンドアプリの更新を有効化するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップします。
- 最上部の「Appのバックグラウンド更新」をタップします。
- 「Wi-Fiとモバイルデータ通信」のオプションを選択します。
- Wi-Fi接続時のみ更新したい場合は、「Wi-Fi」を選択してください。
- 左上の「戻る」をタップします。
- 下にスクロールして、アプリ一覧から「ウィジェットが更新されないアプリ」を探します。
- アプリのスイッチが「オフ」になっている場合は、タップして「オン」に切り替えます。
バックグラウンド更新を有効にできたら、ウィジェットの情報が正常に更新されるようになったか確認してください。
対処3: ウィジェットの設定を変更する
ウィジェットの設定に問題があることが原因で、正しい情報に更新されないケースがあります。
そのため、ウィジェットの設定を確認して、問題がある場合は変更してください。ウィジェットの設定を変更するには、以下の手順で操作します。
- ホーム画面(または今日の表示画面)で「ウィジェット」を長押しします。
- メニューが表示されたら「ウィジェットを編集」をタップします。
- ウィジェットの設定を確認して問題がある場合は変更します。
- ウィジェットの設定は、アプリによって異なります。例として以下のアプリのウィジェットの設定を参考にしてください。
- 天気予報: 「場所」が「現在地」になっているか確認してください。
- 時計: 「都市」が「現在地の都市」になっているか確認してください。
- カレンダー: 「"カレンダー"Appを反映」が「オン」になっているか確認してください。
- ウィジェットの設定は、アプリによって異なります。例として以下のアプリのウィジェットの設定を参考にしてください。
ウィジェットの設定を変更できたら、正しい情報に更新されるようになったか確認してください。
対処4: iPhone/iPadを再起動する
iOSまたはiPadOSに一時的なシステムトラブルが発生していることが原因で、ウィジェットの情報が更新されないケースが考えられます。
そのため、ここまでの設定に問題がないにも関わらず更新されない場合は、iPhoneまたはiPadを一度再起動してみてください。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作します。
- iPhoneX以降: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPhone8以前: 「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン非搭載): 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン搭載): 「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。
デバイスを再起動できたら、ウィジェットの情報が正しく更新されたか確認してください。再起動を行っても更新されない場合は、次の対処方法に進んでください。
対処5: ウィジェットを削除して再追加する
ウィジェットに不具合などが発生していることが原因で、ウィジェットの情報が表示されなかったり、更新されないケースが考えられます。
そのため、ウィジェットを一度削除してから再度追加することで問題が解決する可能性があります。ウィジェットを再追加するには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面(または今日の表示画面)で、ウィジェットを長押しします。
- メニューが表示されたら、「ウィジェットを削除」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら「削除」をタップします。
- ホーム画面(または今日の表示画面)の何もない場所を長押しします。
- 右上(または左上)の「+」をタップします。
- 配置したいウィジェットを選択して「ウィジェットを追加」をタップします。
以上の手順で、ウィジェットを再度追加することができます。再度追加できたら、ウィジェットが正常に更新されるようになったか確認してください。
対処6: ウィジェットアプリを再インストールする
ウィジェットに使用しているアプリに不具合があったり、問題が発生しいていることが原因で、ウィジェットの情報が更新されないケースがあります。
そのため、ウィジェットのアプリを一旦アンインストールしてから、再インストールすることで問題が解決する可能性があります。ただし、アプリの再インストールを行うとアプリ内のデータや設定が削除される点に注意してください。
ウィジェットのアプリを再インストールするには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面で「ウィジェットの更新に問題があるアプリ」を長押しします。
- ホーム画面にアプリアイコンがない場合は、一番右のページまでスライドしてAppライブラリ内でアプリを探してください。
- メニューが表示されたら「Appを削除」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら「Appを削除」→「削除」をタップします。
- 「AppStore」を開いて、検索アイコンをタップして「アプリ名」で検索します。
- 検索結果の一覧でアプリのページを開いて、「入手(ダウンロードアイコン)」をタップして再インストールします。
以上の手順で、ウィジェットのアプリを再インストールすることができます。再インストールが完了したら、『対処5: ウィジェットを削除して再追加する』と同じ手順でウィジェットを追加してください。
ウィジェットを追加できたら、ウィジェット内の情報が更新されるようになったか確認してください。
対処7: ソフトウェアアップデートを実行する
iOSまたはiPadOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、アプリウィジェットの情報が更新されないケースが考えられます。
そのため、ソフトウェアアップデートを実行して、システムを最新バージョンにアップデートしてみてください。
ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」→「ソフトウェア・アップデート」とタップして進みます。
- 利用可能なアップデートが表示されたら、「ダウンロードとインストール」をタップします。
- 「お使いのソフトウェアは最新です」と表示される場合は、既に最新版にアップデートされています。
- アップデートを実行したら、画面の指示に従ってダウンロードとインストールを行ってください。
システムを最新バージョンにアップデートできたら、ウィジェットが正常に更新されるようになったか確認してください。
対処8: 日付と時刻の設定を変更する
時計アプリなどの日時を使用するウィジェットの情報が正しく更新されない場合は、日付と時刻の表示設定を変更すると解決する可能性があります。
日付と時刻の設定を変更するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「日付と時刻」をタップします。
- 「自動設定」のスイッチが「オン」になっていることを確認します。
- 画面上部の時刻がずれている場合は、「自動設定」を「オフ」にして、「時間帯」で「現在地の都市」を選択してください。
- 「24時間表示」のスイッチを切り替えて元に戻します。
日付と時刻の設定を変更できたら、ウィジェットの日時が正しく更新されるようになったか確認してください。
対処9: デバイスの言語設定を変更する
iPhone/iPadの言語設定を変更して元に戻すことで、ニュースアプリなどのウィジェットが更新されない問題が解決することを一部のユーザーが報告しています。
そのため、iPhone/iPadの言語設定を変更して問題が解決しないか確認してみてください。言語設定を変更するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「言語と地域」をタップします。
- 「iPhone/iPadの使用言語」をタップします。
- 「別の言語(Englishなど)」を選択して、ポップアップが表示されたら「(言語)に変更」をタップします。
- デバイスが再起動して言語設定が変更されます。
- 「iPhone/iPad Language」をタップして、同じ手順で「日本語」に戻します。
以上の手順で、デバイスの言語設定を変更することができます。言語設定を変更して元に戻せたら、ウィジェットの情報が更新されるようになったか確認してください。
対処10: 位置情報とプライバシーをリセットする
位置情報とプライバシーの設定に何らかの問題があることが原因で、ウィジェットの情報が更新されないケースがあります。
そのため、ここまでの方法で解決しない場合は、位置情報とプライバシーの設定をリセットして問題が解決しないか確認してみてください。
位置情報とプライバシーをリセットするには、以下の手順で操作します。
- ホーム画面で「設定」を開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
- 「リセット」→「位置情報とプライバシーをリセット」をタップします。
- 「パスコード」を入力します。
- 「設定をリセット」をタップします。
位置情報とプライバシーをリセットできたら、ウィジェットに使用するアプリの位置情報サービスを有効にしてください。有効にする手順は、『対処1: 位置情報サービスを有効化する』と同じです。
アプリの位置情報サービスを有効にできたら、正常にウィジェットが更新されるようになったか確認してください。
乗換案内のウィジェットが表示されなくて困っていたのですが対処10で解決しました。
ありがとうございます。