AmazonFire(Kindle)タブレットの電源が入らない/起動しない時の対処法

AmazonFireタブレット(KindleFire)を使用していると、電源ボタンを押しても電源が入らず起動できないケースがあります。

この問題は、タブレットのバッテリー残量がないことが原因になることが多いですが、FireOSのシステムに問題が起きていることが原因となることもあります。

本記事では、AmazonFire/KindleFireタブレットの電源が入らない/起動しない時の対処法について詳しく解説します。

対処1: 電源ボタンを2秒以上押す

AmazonFireタブレットの電源をオンにするには、デバイスの電源ボタンを2秒以上長押しする必要があります。

電源ボタンを1回押しても起動しない場合は、2秒以上長押ししてタブレットの電源が入るか確認してください。

対処2: Fireタブレットを充電してから起動する

AmazonFireタブレットのバッテリー残量が不足していることが原因で、電源ボタンを押しても電源が入らないケースが考えられます。

タブレットのバッテリー残量が0%になっていた場合は、起動するために少なくとも数分以上充電しておく必要があります。

そのため、Fireタブレットを充電器に繋いで十分充電してから、タブレットの電源が入らないか確認してください。できれば30分以上充電してから起動を試すことをおすすめします。

対処3: ソフトリセットを実行する

AmazonFireタブレットのシステムに不具合が起きていることが原因で、電源ボタンを押しても起動がループしたり、フリーズして起動できないケースがあります。

Fireタブレットの起動に問題が起きている場合は、ソフトリセットを実行することで解決する可能性があります。タブレットをソフトリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. タブレットを30分以上充電しておきます。
  2. 充電器に接続した状態で、「電源ボタン」を40秒以上押し続けて離します。
    • 再起動オプションが表示された場合は、再起動するまで「電源ボタン」を押し続けてください。
  3. 「電源ボタン」を2秒以上押してタブレットを起動します。

以上の手順でタブレットをソフトリセットして再起動することができます。タブレットが再起動して正常に起動したら、電源ボタンで電源を入れれるようになったか確認してください。

対処4: 音量ボタンを押しながら電源ボタンを押す

AmazonFireタブレットの電源が入らない問題は、音量調整ボタンを押しながら電源ボタンを押すと解決することを一部のユーザーが報告しています。

この対処方法を試すには、タブレットの「音量小ボタン」を押しながら「電源ボタン」を5秒以上長押しします。

タブレットが正常に起動したら、一度電源を切ってその後電源ボタンのみで起動できるようになったか確認してください。

対処5: FireOSを強制的にアップデートする

AmazonFireタブレットのシステムに不具合が起きていることが原因で、電源ボタンを押しても電源が入らないケースが考えられます。

そのため、強制的にFireOSをアップデートすることで、タブレットが起動しない問題が解決する可能性があります。タブレットのFireOSを強制的にアップデートするには、以下の手順で操作します。

  1. 「音量大ボタン」を押しながら「電源ボタン」を40秒間以上押し続けます。
  2. 「最新のソフトウェアをインストールしています」のメッセージが表示されたら、ボタンから指を離します。
  3. アップデートのインストールが完了すると、自動的にFireタブレットが再起動します。

以上の手順で、FireOSを強制的にアップデートすることができます。アップデートしてタブレットが再起動したら、その後通常の電源ボタンで起動できるようになったことを確認してください。

対処6: 充電ケーブル・充電器を交換する

AmazonFireタブレットの充電ケーブルが断線していたり、充電器が破損していることが原因で、正常に充電されずにタブレットの電源が入らないケースが考えられます。

そのため、別の充電ケーブルに交換してタブレットを充電してみてください。充電ケーブルを交換しても充電できない場合は、充電器も交換して充電ができないか確認してください。

また、ノートパソコンのUSBポートなどに接続して充電している場合は、電源供給が足らずに充電できないケースも考えられます。電源供給の問題が考えられる場合は、壁のコンセントに充電器を直接接続してタブレットの充電を行ってみてください。

対処7: USB2.0ポート経由で充電する

Fireタブレットの充電に問題が起きていることが原因で、正常に電源が入らないケースが考えられます。この問題は、USB-type-cの急速充電によって引き起こされることを一部のユーザーが報告しています。

そのため、FireタブレットをUSB2.0ポートなどの低速充電で充電することで、問題が解決する可能性があります。FireタブレットをUSB2.0ポートで充電するには、以下の手順で操作します。

  1. PCのUSB2.0ポートにFireタブレットを接続します。
  2. 充電が完了するまで、数時間待ちます。
  3. 充電した状態のまま「電源ボタン」を40秒以上長押しします。
  4. 「電源ボタン」を2秒以上押してタブレットを起動します。

PC以外のUSB2.0ポート経由で充電できる機器であれば問題ありません。FireタブレットをUSB2.0ポートで充電して上記の操作を行なって、正常に起動するか確認してください。

対処8: リカバリーモードで起動して再起動する

Fireタブレットには通常のAndroid端末と同様にリカバリーモードが搭載されています。

そのため、Fireタブレットが起動しない場合は、リカバリーモードで起動して再起動することで、問題が解決する可能性があります。Fireタブレットをリカバリーモードで起動して再起動するには、以下の手順で操作します。

  1. Fireタブレットを電源に接続します。
  2. 「電源ボタン」と「音量小ボタン」を同時に長押しします。
    • Kindle Fire HDX(第3世代)、Fire(第4世代)、Fire HD 10(第7世代)の場合は、「電源ボタン」と「音量大ボタン」を同時に長押しします。
  3. 画面にAmazonのロゴが表示されたら、押していたボタンを離します。
  4. 「音量調整ボタン」で「reboot system now(再起動)」を選択して、「電源ボタン」を押して決定します。
  5. Fireタブレットが再起動します。

Fireタブレットをリカバリーモードから再起動できたら、正常に起動するようになったか確認してください。

対処9: Fireタブレットを冷ます

Fireタブレットが非常に高温になっていることが原因で、電源ボタンを押しても起動しないケースが考えられます。

Fireタブレットの内部が高温になるとハードウェアが正常に動作せず起動できない状態になります。

そのため、Fireタブレットを触って高温になっている場合は、タブレットが十分冷えるのを待ってから起動をやり直してみてください。

対処10: Fireタブレットを初期化する

ここまでの方法を試してもFireタブレットが起動しない場合は、Fireタブレットを初期化することを検討してください。

Fireタブレットを初期化することで、起動できない内部的な問題をすべてリセットすることができます。ただし、ストレージ内のデータがすべて消去される点に注意してください。Fireタブレットを初期化するには、以下の手順で操作します。

  1. Fireタブレットを電源に接続します。
  2. 「電源ボタン」と「音量小ボタン」を同時に長押しします。
    • Kindle Fire HDX(第3世代)、Fire(第4世代)、Fire HD 10(第7世代)の場合は、「電源ボタン」と「音量大ボタン」を同時に長押しします。
  3. 画面にAmazonのロゴが表示されたら、押していたボタンを離します。
  4. 「音量調整ボタン」で「wipe data/factory reset(データを消去/工場出荷時の設定にリセット)」を選択して、「電源ボタン」を押して決定します。
  5. 確認画面が表示されたら「Yes」を選択します。
  6. Fireタブレットの初期化が実行されて再起動します。

Fireタブレットを初期化できたら、正常に起動したことを確認してAmazonアカウントなどの初期設定を行なってください。

対処11: バッテリーを交換する

AmazonFireタブレットのバッテリーが劣化して問題が起きていることが原因で、正常に充電されずに電源が入らないケースが考えられます。

バッテリーの寿命は2年程度と言われるため、2年以上使用していたタブレットで問題が起きている場合はバッテリーの劣化または故障が考えられます。

バッテリーの劣化または故障が考えられる場合は、新しいバッテリーに交換してタブレットの電源が入らないか確認してください。Fireタブレットのバッテリーは、サードパーティのバッテリーを購入して自分で交換することもできます。

Fireタブレットが保証期間内の場合や自身でのバッテリー交換が難しい場合は、『Amazonのカスタマーサービス』に問い合わせて問題の診断と修理を依頼してください。

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