アクセスガイドができない/反応しない/使えない時の対処 – iPhone/iPad

アクセスガイドができない

iPhone/iPadでは、アプリ使用中に不要な操作を無効にできるアクセスガイドの機能が実装されています。

しかし、アプリでアクセスガイドを使用するために、サイドボタンやホームボタンなどをトリプルクリックしても反応せず開始できないケースがあります。

本記事では、iPhone/iPadでアクセスガイドが使用できない、反応しない、使えない時の対処方法について詳しく紹介します。アクセスガイドが使用できなくなった場合は参考にしてみてください。

対処1: アクセスガイドを再度有効化する

アクセスガイドの機能が正常に有効になっていないことが原因で、トリプルクリックなどの操作を行なってもアクセスガイドの画面が表示されないケースが考えられます。

そのため、アクセスガイドの設定を一度無効にしてから再度有効にすることで、問題が解決する可能性があります。アクセスガイドを再度有効化するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「アクセシビリティ」をタップします。
  3. 「アクセスガイド」をタップします。
  4. 「アクセスガイド」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
  5. 数秒待ってから「アクセスガイド」のスイッチを「オン」に戻します。

アクセスガイドを再度有効化できたら、アプリを開いてアクセスガイドを開始できるようになったか確認してください。

補足: 一部のユーザーはアクセスガイドを使用するアプリを開いた後で、アクセスガイドを再度有効化すると問題が解決することを報告しています。そのため、アプリを完全に終了している場合は、アプリを開いた後でアクセスガイドを再度有効化してみてください。

対処2: アクセスガイドの開始手順を確認する

iPhone/iPadのモデルによって、アクセスガイドを開始するボタンが異なります。トリプルクリックなどでアクセスガイドの開始画面が表示されない場合は、押しているボタンが正しいか確認してください。

iPhone/iPadでアプリのアクセスガイドを開始する手順は以下の通りです。

  1. アクセスガイドを使用するアプリを開きます。
  2. アクセスガイドの画面を以下の操作で開きます。
    • ホームボタン非搭載iPhone: 「サイドボタン」を素早く3回押します。
    • ホームボタン搭載iPhone: 「ホームボタン」を素早く3回押します。
    • ホームボタン非搭載iPad: 「トップボタン」を素早く3回押します。
    • ホームボタン搭載iPad: 「ホームボタン」を素早く3回押します。
  3. 必要に応じて「タップ操作を反応させない範囲」と「オプション」を設定します。
    • タップ操作を反応させない範囲は、反応させない範囲を長押しで囲んで指定します。
  4. 「開始」をタップします。

以上の手順で、アクセスガイドを開始することができます。正しい手順で操作しているにも関わらずアクセスガイドが開始しない場合は、次の対処に進んでください。

対処3: デバイスを再起動する

iPhone/iPadのシステムに一時的な不具合が起きていることが原因で、アクセスガイドが開始できないケースが考えられます。

そのため、アクセスガイドの機能をオンにしているにも関わらず開始できない場合は、デバイスを一度再起動してみてください。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作してください。

  • iPhoneX以降: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
  • iPhone8以前: 「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
  • iPad(ホームボタン非搭載): 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
  • iPad(ホームボタン搭載): 「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。

デバイスを再起動できたら、アクセスガイドを使用するアプリを開いてアクセスガイドが正常に開始できるようになったか確認してください。

対処4: 起動しているクイックメモを閉じる

いつでもメモアプリを開いて編集できるクイックメモの機能が起動していることが原因で、アクセスガイドが開始できないケースが考えられます。

そのため、クイックメモが起動している場合は、メモを閉じてからアクセスガイドが開始できないか試してみてください。クイックメモを閉じるには、以下のいずれかの手順で操作してください。

  • 方法1: クイックメモの上部のグレーのバーを画面右下にドラッグします。
  • 方法2: クイックメモをタップして開いて「完了」をタップします。

起動しているクイックメモを閉じれたら、アプリを開いてアクセスガイドが開始できるようになったか確認してください。

対処5: アクセスガイドのパスコードを再設定する

アクセスガイドのパスコードの設定に問題があることが原因で、アクセスガイドが正常に使用できないケースが考えられます。

そのため、アクセスガイドのパスコードを再設定して問題が解決しないか確認してください。アクセスガイドのパスコードを再設定するには、以下の手順で操作します。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「アクセシビリティ」をタップします。
  3. 「アクセスガイド」をタップします。
  4. 「パスコード設定」をタップします。
  5. 「アクセスガイドのパスコードを設定」をタップします。
  6. 設定するパスコードを2回入力します。

アクセスガイドのパスコードを再設定できたら、アプリを開いてアクセスガイドが開始できるようになったか確認してください。

対処6: 不要なアプリを全て閉じる

バックグラウンドで起動しているアプリが影響して、アプリのアクセスガイドが正常に開始できないケースが考えられます。

そのため、アクセスガイドを使用するアプリ以外の全ての不要なアプリを閉じて問題が解決しないか確認してみてください。バックグラウンドの不要なアプリを閉じるには、以下の手順で操作します。

  1. ホーム画面で画面下端から上方向にスワイプします。
    • ホームボタンを搭載したモデルの場合は、「ホームボタン」を素早く2回タップします。
  2. 起動中のアプリ一覧が表示されたら、横方向にスワイプして「不要なアプリ」を探します。
  3. 「不要なアプリ」を上方向にスワイプして終了します。
  4. 同じ手順で不要なアプリを全て終了します。

不要なアプリを全て閉じれたら、アプリを開いてアクセスガイドが開始できるようになったか確認してください。

対処7: ソフトウェアアップデートを実行する

iOSまたはiPadOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、アクセスガイドが使用できないケースが考えられます。

そのため、ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新の状態にすることで、問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
  4. アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
  5. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  6. 「今すぐインストール」をタップします。

システムを最新の状態にアップデートできたら、アプリを開いてアクセスガイドが開始できるようになったか確認してください。

対処8: 設定をリセットする

iPhone/iPadの設定に何らかの問題があることが原因で、アクセスガイドが正常に使用できないケースが考えられます。

そのため、iPhone/iPadの設定を一度リセットすることで、アクセスガイドの問題が解決する可能性があります。ただし、設定をリセットすると全ての設定が工場出荷時の状態に戻るため、再設定が必要になる点に注意してください。

iPhone/iPadの設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」→「リセット」の順にタップします。
  4. 「すべての設定をリセット」をタップします。
  5. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  6. 確認ポップアップが表示されたら、「すべての設定をリセット」をタップします。
  7. iPhone/iPadが再起動するまで待ちます。

設定をリセットできたら、アクセスガイドを再度有効にしてからアクセスガイドが使用できるようになったか確認してください。

アクセスガイドを終了できない時は?

アプリでアクセスガイドが正常に開始できても終了ができない問題が発生するケースがあります。

アクセスガイドを終了できない場合は、終了するボタンと押す回数が正しいか確認してください。iPhone/iPadのモデルと設定ごとの終了の仕方は以下の通りです。

  1. アクセスガイドを終了する画面を以下の操作で開きます。
    • ホームボタン非搭載iPhone: 「サイドボタン」を素早く3回押します。
      • アクセスガイドのパスコードでFaceIDを有効にしている場合は、「サイドボタン」を素早く2回押します。
    • ホームボタン搭載iPhone: 「ホームボタン」を素早く3回押します。
      • アクセスガイドのパスコードでTouchIDを有効にしている場合は、「ホームボタン」を素早く2回押します。
    • ホームボタン非搭載iPad: 「トップボタン」を素早く3回押します。
      • アクセスガイドのパスコードでFaceIDを有効にしている場合は、「サイドボタン」を素早く2回押します。
    • ホームボタン搭載iPad: 「ホームボタン」を素早く3回押します。
      • アクセスガイドのパスコードでTouchIDを有効にしている場合は、「ホームボタン」を素早く2回押します。
  2. パスコード、またはFaceID/TouchIDを入力します。
  3. 「終了」をタップします。

以上の手順で、アプリのアクセスガイドを終了することができます。

上記の操作を行なってもアクセスガイドを終了できない場合は、iPhone/iPadを一度再起動してから同じ操作でアクセスガイドを終了できないか確認してください。

iPhone/iPadを通常の手順で終了できない場合は、以下の強制再起動を試してみてください。

  • iPhone8以降の場合
    1. 「音量大ボタン」を1回押します。
    2. 「音量小ボタン」を1回押します。
    3. 「電源ボタン」をAppleマークが表示されるまで長押しします。
  • iPhone7の場合
    1. 「電源ボタン」と「音量小ボタン」をAppleマークが表示されるまで同時に長押しします。
  • iPhone6以前の場合
    1. 「ホームボタン」と「電源ボタン」をAppleマークが表示されるまで同時に長押しします。
  • iPadの場合
    1. 「音量大ボタン」を1回押します。
    2. 「音量小ボタン」を1回押します。
    3. 「電源ボタン」をAppleマークが表示されるまで長押しします。

デバイスを強制再起動できたら、アクセスガイドが終了できたか確認してください。

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