PS4のシステムソフトウェアがエラーが出てアップデートできない時は?

PS4のシステムソフトウェアを最新の状態に保つことはとても大切です。アップデートを行わないと様々な不具合やトラブルの原因になるだけでなく、インターネット機能やオンラインプレイなど、多くの機能が使えなくなってしまいます。

しかし、PS4のアップデート中にエラーが発生してしまったり、途中で止まってアップデートができない状態に陥ってしまったりすることもあります。本記事では、PS4のシステムソフトウェアがエラーが出てアップデートできない時の対処法を紹介します。

エラー「CE-30002-5」と出る場合


PS4でシステムをアップデートしようとすると突然「CE-30002-5のエラーが起きました。」とメッセージが出るケースがあるようです。

エラーメッセージが出るタイミングとしては、他にも以下のケースが多いようです。

  • PS4にエラーが起きて停止後、再度起動したら出る
  • PS4を起動したら突然出る

エラー内容としては、公式にもある通りアプリケーションデータが破損していることが考えられます。原因としては、PS4のシステムソフトウェアに問題がありそうです。

通常の手順でアップデートしようとしてもエラーが出て失敗するケースが多いようなので、次の手順を参考にセーフモードでアップデートしてみましょう。

セーフモードでアップデートする


セーフモードでアップデートを行うことでエラーを回避できることがあります。

PS4をセーフモードで起動するには次の手順で操作します。

  1. PS4の電源を切ります。この時、電源ランプが完全に消灯したことを確認してください。スタンバイモード(オレンジ色の電源ランプ)に移行してしまう場合は再び電源を入れ、機能画面またはクイックメニューから「PS4の電源を切る」を選んでください。または本体の電源ボタンを長押しすることでも電源を切ることができます。
  2. 電源が切れたらPS4をセーフモードで起動します。セーフモードで起動するには電源ボタンを長押しします。電源ボタンがタッチセンサー式の場合はボタンに触れ続けてください。
  3. しばらくすると「ピッ」という音が鳴ります。この時点ではまだボタンは離さず、そのまま押し続けます。
  4. さらにボタンを押し続けると、もう1度「ピッ」という音がなります。2回目の音が鳴ったらボタンを離します。
  5. 画面に「コントローラーをUSBケーブルで接続して、PSボタンを押してください。」と表示されます。画面の指示通り、コントローラーを接続してからコントローラーのPSボタンを押します。
  6. 画面に「セーフモード」と表示されれば、セーフモードでの起動は完了です。

セーフモードの起動ができたら続いて、システムソフトウェアをアップデートします。手順は、通常の方法と一緒です。

  • コントローラーで操作を行い、メニューから「3.システムソフトウェアをアップデートする」を選択します。
  • 「ネットワークアップデート」を選択します。
  • 「次へ」を選択し、アップデートのダウンロードと適用を開始します。

問題なくアップデートできたら、PS4を再起動して下さい。

データベースの再構築を行う(セーフモード起動後)


セーフモードに切り替えるだけでは解決できない場合、データベースの再構築をお試しください。データベースの再構築は破損したファイルの修復を行うオプションで、エラーの原因を取り除くことができる可能性があります。

データベースの再構築によりハードディスクに保存しているゲームやセーブデータ、スクリーンショットや動画などの保存ファイルが消えることはありませんが、フォルダ機能による整頓状況や一部の設定情報が失われることがありますのでご注意ください。

  1. PS4を『セーフモード』で起動します。
  2. 画面に「セーフモード」と表示されたら「データベースを再構築する」を選択します。
  3. 「はい」を選択してデータベースの再構築を開始します。
  4. 処理が完了するまでしばらく待ちます。
  5. データベースの再構築が完了したら通常の方法でソフトウェアアップデートを試します。

PS4を初期化する

上記2つの対処法を行っても効果がない場合はPS4本体の初期化を行います。

ただし初期化を行うとゲームパッケージやセーブデータ、キャプチャギャラリーなど、内蔵HDDに保存されている全てのデータが消えてしまいます。初期化を行う際は、必ず保存されているデータのバックアップを取るようにしましょう。

PS4のバックアップ手順

バックアップの作成方法については下記ページをご確認ください。

セーブデータのみであればオンラインストレージにバックアップを取ることも可能です。ただしPlayStation Plusへ加入する必要があります。

PS4の初期化手順

バックアップを作成したら以下の手順で初期化を行います。

  1. PS4の電源を入れ、ホーム画面にある「設定」を選択します。
  2. 「初期化」→「PS4を初期化する」→「クイック」を選択します。
  3. 初期化処理が開始されます。完了までしばらく待ちます。
  4. 初期化が完了したら再度電源を入れ、初期設定を行います。
  5. ソフトウェアアップデートを行い、問題が解消したか確認します。

もし上記の手順で初期化ができない場合は、『セーフモード』で起動してから初期化を行ってください。

それでも解決しない場合

初期化を行っても解決しない場合はPS4本体に物理的な故障が発生している可能性があります。以下のページからオンライン修理受付サービスのページへアクセスし、修理依頼を行ってください。

修理が必要かどうかわからない場合や、修理に出す前にサポートセンターへ相談したい場合は、PlayStation公式サイトの『相談窓口』をご利用ください。問い合わせ方法はLINE・テキストチャット・メール・電話の4種類が用意されています。

容量不足でアップデートできない場合


HDDの空き容量が不足するとソフトウェアアップデートができなくなります。もし容量不足でアップデートが出来ない場合は、まず現在の空き容量を確認してみてください。

  1. PS4を起動し、ホーム画面から「設定」を選択します。
  2. 「本体ストレージ管理」を選択します。
  3. 現在の空き容量が表示されます。グラフを見て、どのようなデータがストレージを占領しているのか確認します。

空き容量がほとんどない場合は、データを削除してからアップロードする必要があります。容量不足を解消するには主に次の方法が有効です。

ゲームデータを削除する

しばらくプレイしていないゲームや体験版などを削除することで容量を確保することができます。

削除したゲームは再ダウンロード・再インストールを行うことで再びプレイできるようになります。また、ゲームのパッケージデータとセーブデータは別になっているため、ゲームを削除してもセーブデータは消えません。

セーブデータを削除する

ゲームによってはセーブデータの容量が膨大になることがあります。もし不要なセーブデータがあれば、削除することで容量を確保できる場合があります。

また、PlayStation Plusに加入しオンラインストレージを利用すれば、PS4本体の内蔵HDDからセーブデータを削除してもいつでもオンラインストレージからセーブデータを復元できるようになります。

スクリーンショット・ビデオクリップを削除する・移行する

不要なスクリーンショットや動画を削除することで容量を確保することができます。

データを削除したくない場合は外部メディアへの書き出し機能をご活用ください。

拡張ストレージを使用する

外付けHDDなどを拡張ストレージとしてフォーマットすることでインストールできるゲームやアプリケーションの容量を増やすことができます。

拡張ストレージに関する詳しい情報は下記リンク先をご確認ください。

HDD換装を行う

常に容量が不足しがちであればHDD換装をご検討ください。内蔵HDDを大容量のストレージに交換すれば、これまでのように容量を気にせずデータを保存できるようになります。

HDD換装についての詳しい情報は下記リンク先をご確認ください。

アップデートが進まない場合

アップデートが進まない・途中で止まる場合は次の対処法をお試しください。

  • PS4を再起動する
    • PS4を再起動し、もう1度やり直してみてください。
  • セーフモードでアップデートを行う
  • インターネットの接続状態を確認する
    • 可能であれば有線接続に切り替えてアップデートをやり直してみてください。無線接続でアップデートする場合はルーターとPS4の距離を近づけ、障害物や他の通信機器を離した状態でアップデートを行ってみてください。
    • 『インターネット接続診断』を行い、インターネット接続そのものに問題がないことも確認してください。
  • 時間をおいてから再度試す
    • アップデートの配信直後など、何らかの理由によりアップデートがしにくい状態になることがあります。そのような場合、時間をおいてから再度アップデートを行うことで解決できる場合があります。

      PS4のサーバー側で障害が起きているかは、公式ページの『障害情報・メンテナンス情報』をご確認ください。

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