BUFFALO製のルーターAirstationを使ってスマホをWi-Fに接続するにはルーターとの接続設定を行いますが、設定の際、「サーバー未検出」や「DHCPサーバーもしくはPPPoEサーバーが見つかりません」という表示がでてしまい、Wi-Fiに接続できないことがあります。
本記事では、バッファロー製のルーターで確認されている、サーバーを検出できないためにスマホがWi-Fiに繋がらない問題の対処法を紹介します。お困りの方の参考になればと思います。
無線の接続に関するトラブルは厄介なイメージがありますが、案外簡単な操作で直ることも多いものです。諦める前に、手軽でリスクの低い対処法から順に試してみると良いでしょう。
この記事の内容
サーバー未検出のエラー出る原因
サーバー未検出 インターネットに接続可能なDHCPサーバー、もしくはPPPoEサーバーが見つかりませんでした。
BuffaloのAirstationに「サーバーが検出されない」というエラーが出る場合、ルーターがインターネットに接続できていないことが考えられます。
実際に対処を行う際は、以下の順でルーター周りの接続・設定を確認していくのがおすすめです。
- すべての機器の電源を切って接続を解除する
- インターネット接続の設定に問題がないことを確認する
- ルーターのモードを手動設定に切り替える
- ルーターのファームウェアの更新・初期化
これから具体的な操作手順を解説します。
すべての機器の電源を切って接続を解除する
ONU (CTU)、ルーター、接続しているスマホの電源をすべてオフにします。機器に電源ボタンがない場合は電源コンセントを抜きます。
そのまま10分ほど待ってから電源を入れ直します。以下の順で、電源を入れると接続の問題が起こりにくいです。
電源を一度切ると古い端末の情報を消去することができるので、意外にも各機器の再起動だけでエラーが解決するケースは多いです。
インターネット接続に問題がないことを確認する
プロバイダとの契約直後など、初めてインターネット接続をする際にエラーが出た場合は、そもそもインターネット接続機器がインターネットに接続できていない場合があります。
インターネット接続に使っているルーター(ホームゲートウェイ)とパソコンをLANケーブルで有線接続して、インターネットのページを開けるか確認します。
インターネット接続に使ってるルーターを特定するには?
そもそもインターネット接続に使ってるルーターが分からない場合は、レンタルしているONU (CTU)にルーター機能があるかどうかを確認します。
光回線の場合、ONU(光回線終端装置)の正面に「PPP」と書かれたランプがあるかどうか確認してください。
- PPPランプがある場合・・・
ONUにルーター機能がある。「ONU」でインターネット接続の設定を行います。 - PPPランプがない・・・
ONUにルーター機能がない。「Baffaloのルーター」でインターネット接続の設定を行います。
ルーターと有線接続してネットが見れない場合
もし、ホームゲートウェイ用のルーターと接続してネット上のページを開けない場合は、登録されている接続先情報(ユーザー名・パスワード)が間違っていることが考えられます。
特にプロバイダの乗り換えなどを行った直後は、古い接続情報が残っているため、そのままインターネットを使うことができません。
次の手順でプロバイダから提供される接続情報を再設定しましょう。
ルーターの接続情報を再設定する手順
インターネットの接続設定を行うルーターは環境によって異なります。
今回は、光回線を使っている一般家庭でレンタルすることの多い「PRシリーズ」のルーターについて設定手順を紹介します。
- ルーターとパソコンを有線で接続します。
- パソコンでブラウザを開き、アドレスバーに「http://192.168.1.1」と入力して「Enterキー」を押します。
- 設定がはじめての場合は、「機器設定用パスワードの初期設定」が表示されるのでパスワードを入力します。
- 「Windowsセキュリティ」の画面が表示されるので「ユーザー名(user)」「パスワード」を入力して「OK」をクリックします。
- ルーターの設定画面が開きます。「基本設定」→「接続先設定」を選択します。
- 「メインセッション」の接続先の「状態」が「接続中」になっていることを確認します。
- 接続できていない場合は、「編集」をクリックして、プロバイダから通知のあった「ユーザー名」「パスワード」を再度設定してください。
無線機がある場合は、Wifi接続できればスマホからも上記の手順で設定できます。
ただし、別途無線ルーターを導入している場合は、無線機側の設定によっては上手く設定画面が開けない場合もあるので、有線経由でパソコンから設定することをおすすめします。
ルーターをブリッジモードに切り替える
ルーターには「ルーターモード」と「ブリッジモード」を切り替えるスイッチがあります。
初期状態ではオートになっていることが多いのですが、稀に自動でのモード判別に失敗して接続がうまくできないことがあります。
Baffaloのルーターを無線ルーターとして使う場合は、「ブリッジモード」で接続できていないとエラーが発生します。
Baffaloルーターを手動で「ブリッジモード」に切り替えて、エラーが解消しないか試してみて下さい。
Baffaloルーターをブリッジモードに切り替える手順
- 接続しているすべての機器の電源を切ります。
- ルーター背面に「MANUAL/AUTO」の切り替えスイッチがあれば「MANUAL」に切り替えます。(*MANUALがなくOFFの場合は、「OFF」に切り替えてください。)
- 次に「ROUTER/BREDGE」や「RT/AP」という表記のモード切り替えスイッチを「BREDGE」または「AP」に変更します。
- 最後にONU (CTU)、無線ルーター、スマホの順に電源を入れます。
以上で、Baffaloのルーターをブリッジモードで接続できます。あとは、スマホからWifiに接続しサーバー未検出のエラーが出ないか確認してください。
ルーターのファームウェアの更新・初期化
ここまでの手順を試しても改善しない場合は、ルーターに不具合があるか設定に誤りがあることが考えられます。
まず、ファームウェアの更新を行ってみて症状が改善しないか確認してみてください。Baffaloルーターのファームウェアの更新は次の記事で紹介しています。
ファームウェアの更新を行っても改善しない場合は、ルーターの設定を初期化して再度設定し直してみましょう。
ルーターの初期化手順
ルーターを初期化する前に、電源が入っていることを確認してから以下の手順で初期化を行って下さい。
- ルーターの背面・底面にある「RESETボタン」を探し、3秒間押し続けます。
- 「POWERランプ」が点滅したら離します。
- 「POWERランプ」の点滅が止まれば初期化が完了です。
初期化が完了したら、取扱説明書を参照しながら再度無線機の設定を行ってください。