
パソコンやスマホで、皆さん一度は経験したことがあるメモの保存し忘れや誤った消去。
作業時間がそんなにかかっていないものや、そんなに大事なことが書かれていないことでしたらダメージは少なくて済みますが、逆に大切なものであったらら非常に大きなダメージを受けてしまいます。
そこで今回は、iPhoneでメモが消えた時の原因と復元する方法についてお伝えしていきたいと思います。
この記事の内容
iPhoneでメモが突然消えた時に考えられる3つの原因
iPhoneのメモが消える原因は、誤って削除してしまったり、保存先が切り替わっているのがほとんどですが、突然メモが消えてしまうこともあります。
普通に使っていたメモが、突然消えてしまった場合に考えられる原因は次の3つです。
- 1,iOSのアップデートでiCloudのアカウントを設定し忘れた
- 2,メモのアカウント同期ををオフにしてしまった
- 3,同期先のNotesフォルダを消してしまった
順番にメモが消えてしまう原因について見ていきましょう。どれが原因でメモが消えてしまったか判断してみてください。
1,iCloudを設定し忘れた
iPhoneは、初期設定でiCloudの設定をしていた場合、メモがiCloud上に保存されます。
ところが、iOSのアップデートを行うとiCloudの再設定が必要になります。
この時に、iCloudの設定をスキップすると、iPhone上のメモを表示する設定になってしまいます。
結果としてiCloud上には、メモが残っていますが、iPhone上ではメモが消えたように見えてしまうのです。
2,アカウント同期ををオフにしてしまった
iPhoneのメモは設定から、iCloudやGmailなどのメールアカウントに同期することができます。
この同期している状態のメモの保存場所は、アカウント先になっています。
そのため、メモの同期設定をオフにしてしまうと、もともとiPhone側からはメモを見ることができなくなってしまうわけです。
3,同期先のNotesフォルダを消してしまった
iPhoneのメモの同期設定を行うと、通常アカウントのメールサーバーのNotesフォルダにメモが保存されます。
よくあるトラブルが、Gmailアカウントに同期させていて、Gmail側で直接Notesフォルダを消してしまう or Notesのラベルを消してしまう場合がです。
このケースも前の2つの原因と同じで、同期をしている場合、保存先はiPhoneではないため、iPhone側からメモが確認できないようになってしまいます。
iPhoneでメモが消えた時の復旧方法その① iCloudを設定する
原因1のように、iCloudの設定をしていない場合であれば、再度iCloudを同期することで、メモが見れるようになます。
*注意点としては、そもそもiCloudで同期していなかった場合は、この方法を試してもメモは元に戻りません。
iCloudの設定をしているiPhoneの場合、バックアップはWiFiに接続され充電をしている状態であれば、iCloudに空き容量があれば自動でバックアップがとられています。
もし以前から、iCloudの同期をオフにしていた場合は、万が一バックアップがとられていなかったらシャレにならないので、設定がONにすることをおすすめします。
iCloudのメモの同期設定を確認するには、「設定→iCloud→iCloud Drive」を見て、機能がONになっているかを確認してください。
消える以前にiCloudでバックアップがとられていたならば、下記の手順で復元しましょう。
- ホーム画面から「設定」を選択して「iCloud」を選択
- 「Apple ID/パスワード」を入力してサインインする
※最初からサインインされているならこの過程はありません - 「メモ」を「オン」にする
- 「すべてのメモ」を選択する
- 消してしまったメモがメモ一覧の表示に残っているのかを確認する
以上の手順で、iCloudに保存していたメモを復元できます。
iPhoneでメモが消えた時の復旧方法その② アカウントの同期をONにする
iPhoneのメモ帳の同期機能を設定している場合、iPhone本体とメールサーバーにメモが保存されますが、優先されるのは、サーバー側になります。
そのため、もし誤ってメモのアカウント同期をオフにしてしまった場合でも、メモのデータはメールサーバーに保存されています。
つまり誤って同期をオフにしてしまっても、再度アカウントの同期をONにすれば、メールサーバーのほうから復活させることができます。
*こちらの方法は、メモが消える以前にアカウント同期をONにしていた場合に限り、復旧ができます。
アカウントの同期を再度ONにするには、次の手順を参考にしてみてください。
- ホーム画面から「設定」を選択して「メール/連絡先/カレンダー」を選択
- 「アカウント」に表示されているメールアドレスを選択する(どれかわからない場合は、すべて確認してみてください)
- 「メモ」を「オン」にする
- ホーム画面に戻って「メモ」を選択する
- iOS 9以降なら「フォルダ」画面で下に表示されている「メモ」を選択する
- iOS 8以前なら画面左上にある<表示をこの表示が無くなるまで選択する
- 消してしまったメモが残っているかを確認する
以上になります。
iPhoneでメモが消えた時の復旧方法その③ Notesフォルダを確認する
原因3のように、メモの同期設定がONの状態で、メールサーバー側のNotesフォルダを消してしまうと、iPhoneのメモも同時に消えてしまいます。
この場合は、iPhoneからは復元できないため、メールサーバー側を見て、メモが残っていないか確認してみます。
確認の方法は、単純に同期設定しているメールアカウントのメールフォルダを見てみます。
- メールのNotesフォルダを確認
- ゴミ箱フォルダ(アカウントによってはTrash)
- すべてのメールからメモの内容の一部で検索
万が一削除してしまっている場合でも、メールのゴミ箱に残っている可能性はあります。
ただし、基本的には数ヶ月で消えるメールサーバーが多いので、メモが消えてからかなり時間が経っている場合は、復旧できない可能性もあります。
iPhoneのメモが消えた時のまとめ
iPhoneのメモが突然消えてしまっても焦ることはありません。まずは、メモのiCloud、メールアカウントの同期設定をしっかり確認してみましょう。
紹介した方法を行なえば、突然消えたように見えるiPhoneのメモを復活させることができます。
そもそもメモ帳を誤って消さなければいい話なのですが、そうはいってもうっかりや無意識はつい発動してしまうもの。
あまりにも頻度が多い場合は、別のメモ帳のアプリをダウンロードして使うのもおすすめです。
メモの復旧方法2をやりましたが全然ダメでしたッ!!
復旧方法2は、残念ながらメモが消える前にメールアカウントと同期できていた場合に限ります。
復旧方法について更新しましたので、その他の方法でも復旧できないか確認してみてください。
メモ帳にたくさんの行数で書いてある場合において、ある部分、数行を誤って消して(削除して)しまうことがあります。
パソコン等であればCTRL+Zキーなどで元に戻すことが可能ですが、同メモappは誤って削除してしまった、たった今あった文章(行)を元に戻す場合の方法はありませんでしょうか?
ご教示ください。
iPhoneの場合は、iPhoneを振ることで前の操作を取り消すことができます。
文章を間違えて消してしまった→Iphoneを振る→取り消しをタップして元に戻すことができます。
こちらは残念ながら上記のどの原因にも当てはまらず、あらゆる設定に注意をしていたにも関わらず、全体の半分ぐらいのメモが無差別に複数のフォルダから突然消えてしまいました。あるフォルダは数件
だけだったり、またあるフォルダは全体的に消えていたり。
ちょうどメモを整理をしていたところ、使用しなくなった一つだけのフォルダ(空になった状態で)を削除したら急にトラブルが起こってしまいました。
そのフォルダを削除する前に何度も整理(移動)したメモがちゃんと同期されている事も確認していました。
iCloudを信じ過ぎた自分がバカでした。使うのをなるべく避けて、今後は全く違う方法でバックアップしていこうと思います。