AirPodsをケースに入れるとLEDのステータスランプがオレンジ色(橙色)に点滅する状態になるケースがあります。
ステータスランプがオレンジ色に点滅するとAirPodsがiPhoneまたはiPadと接続できず、動画や音楽などを聴くことができないため対処が必要です。
本記事では、AirPodsのケースがオレンジ色に点滅して接続できない時の対処方法について詳しく紹介します。
この記事の内容
ステータスランプのオレンジ色の点滅の意味
AirPodsの充電ケースのステータスランプの色が示す状態は、それぞれ以下の通りです。AirPodsが充電ケースに入っている場合はAirPodsの状態を、入っていない場合では充電ケースの状態を示す点に注意してください。
- AirPodsが充電ケースに入っている場合:
- 緑色の点灯: AirPodsの充電が完了している
- オレンジ色の点灯: AirPodsが充電中の状態
- 白色の点滅: AirPodsがペアリングできる状態
- オレンジ色の点滅: AirPodsのペアリングに問題が起きている状態
- AirPodsが充電ケースに入っていない場合:
- 緑色の点灯: ケースがAirPodsをフル充電にできる状態
- オレンジ色の点灯: ケースがAirPodsをフル充電にできない状態(ケースの充電が必要)
充電ケースのステータスランプのオレンジ色の点滅は、iPhoneとのペアリングに問題が起きており接続できない状態であることを示します。
そのため、iPhoneとのペアリングの問題を解決すればステータスランプが正常に戻ります。iPhoneとのペアリングの問題を解決するには、以下の対処方法を試してください。
対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする
AirPodsのケースのステータスランプがオレンジ色に点滅している場合、iPhoneとのペアリングに問題が起きていることが考えられます。
そのため、AirPodsの接続をリセットして再ペアリングすることで、ペアリングの問題が解決する可能性があります。
AirPodsの接続をリセットして再ペアリングには、以下の手順で操作してください。
- iPhoneで「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- デバイスの一覧で「AirPods」を探して「iアイコン」をタップします。
- 「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら、「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- AirPodsをケースに入れた状態でフタを閉めます。
- ケースのフタを開けて、iPhoneを近くに置きます。
- ケース背面の「セットアップボタン」をステータスランプが白色に点滅するまで押し続けます。
- iPhoneの画面にAirPodsのアニメーションが表示されたら「接続」をタップします。
- 案内に従って設定を進めて「完了」をタップします。
AirPodsをiPhoneに再ペアリングできたら、ステータスランプのオレンジ色の点滅が解決してAirPodsが正常に接続できていることを確認してください。AirPodsを再ペアリングしても問題が解決しない場合は、次の対処に進んでください。
対処2: AirPodsを充電する
AirPodsのバッテリー残量が不足していることが原因で、正常にペアリングができずステータスランプがオレンジ色に点滅するケースが考えられます。
そのため、AirPodsを充電を完了してからペアリングをやり直すことで問題が解決する可能性があります。AirPodsを充電してからペアリングをやり直すには、以下の手順で行ってください。
- AirPodsをケースから取り外して、ステータスランプが緑色に点灯していることを確認します。
- ステータスランプがオレンジ色に点灯している場合はケースの充電が不足しているため、次の『対処3: ケースとAirPodsを充電する』を参考にしてください。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- そのままの状態で充電が完了するまで20分程度待ちます。
- AirPodsの充電が完了したら、AirPodsをiPhoneと再度ペアリングします。
- AirPodsを再度ペアリングする手順は、『対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする』と同じです。
AirPodsを充電してから再度ペアリングできたら、ランプのオレンジ色の点滅が解決してAirPodsが正常に接続できたことを確認してください。
対処3: AirPodsとケースを充電する
AirPodsをケースに入れていない状態でランプがオレンジ色に点灯する場合は、ケースの充電が不足している状態です。
そのため、AirPodsのケースを充電器に接続して十分に充電してから、AirPodsのペアリングをやり直してみてください。AirPodsとケースを充電して再ペアリングするには、以下の手順で行ってください。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- ケースにLightningケーブルを接続して充電器またはPCのUSBポートで充電します。
- そのままの状態で充電が完了するまで1時間程度待ちます。
- AirPodsとケースの充電が完了したら、AirPodsをiPhoneと再度ペアリングします。
- AirPodsを再度ペアリングする手順は、『対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする』と同じです。
AirPodsとケースを充電してからペアリングをやり直せたら、AirPodsが正常に接続されてオレンジ色の点滅が解決したか確認してください。
対処4: iPhoneを再起動する
iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、AirPodsのペアリングに問題が起きてオレンジ色に点滅しているケースが考えられます。
そのため、iPhoneまたはiPadを一度再起動することで、問題が解決する可能性があります。iPhoneまたはiPadを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- iPhoneX以降: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPhone8以前: 「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン非搭載): 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン搭載): 「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。
デバイスを再起動できたら、『対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする』と同じ手順でペアリングをやり直して問題が解決しないか確認してください。
対処5: AirPodsのファームウェアを更新する
AirPodsのファームウェアのバージョンが古く不具合があることが原因で、ケースのステータスランプがオレンジ色に点滅して接続できなくなるケースが発生することが考えられます。この問題は、特にAirPodsを長期間使用していなかった場合に発生することがあります。
そのため、AirPodsのファームウェアを最新バージョンにアップデートすることで問題が解決する可能性があります。AirPodsのファームウェアをアップデートするには、以下の手順で操作してください。
- AirPodsをiPhoneと再度ペアリングします。
- AirPodsを再度ペアリングする手順は、『対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする』と同じです。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- ケースにLightningケーブルを接続して充電器またはPCのUSBポートで充電します。
- iPhoneがインターネットに接続されており、「低電力モード」が「オフ」になっていることを確認します。
- 「低電力モード」は、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」のスイッチから「オフ」に切り替えれます。
- iPhoneをAirPodsを入れたケースの近くに置きます。
- そのままの状態で充電とアップデートが完了するまで1時間程度待ちます。
- AirPodsのファームウェアのアップデートは内部で自動的に行われます。
以上の手順で、AirPodsのファームウェアをアップデートすることができます。アップデートの操作が完了したら、ケースのステータスランプがオレンジ色に点滅しなくなったことを確認してください。