スマホは、パソコンと同じようにインターネット上の画像をタップ操作で簡単に保存できます。
そんな中AndroidやiPhone/iPadで、今まで保存できていたのに画像が保存できなくなったり、画像を長押ししても保存メニューが出ないことがるようです。
今回は、Android・iPhone/iPadで画像を保存できない時の解決法についてお伝えします。
この記事の内容
スマホで画像が保存できない原因
Android・iPhone/iPadで画像を保存しようとしても保存できない場合、次の原因が考えられます。
上記の原因以外にも、Androidの場合は、ファイルの保存先をSDカードにしているのであれば『SDカードに問題がある』ケースも考えられます。
また、iPhone/iPadの場合は、iOS11以降だと保存する操作が若干変更されています。詳しくは『iPhone/iPadはタッチ操作に注意』を確認して下さい。
画像保存のアクセス権を許可する
使用しているブラウザなどのアプリにストレージや写真アプリに保存する権限を許可していないと写真を保存することができません。
権限を許可していない状態で画像を保存しようとした場合、「Chromeでファイルをダウンロードするにはストレージへのアクセス権が必要です。」などのメッセージが表示されます。確認ポップアップが表示された場合は、「許可」をタップすれば権限の更新ができるので、その後は画像を保存できるようになります。
もしメッセージが出ない場合は、次の手順でアプリのアクセス権限を確認して、画像を保存できないか試してみて下さい。
Androidの手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ(またはアプリと通知)」をタップします。
- アプリ一覧から「ブラウザアプリ(Chromeなど)」をタップします。
- アプリが表示されない場合は、「すべてのアプリを表示する」をタップしてください。
- 「許可」をタップして「ストレージ」のスイッチがオンになっているか確認します。
iPhoneの手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ブラウザアプリ(Googleなど)」をタップします。
- 「写真」をタップして、「写真の追加のみ」を選択します。
ブラウザアプリのアクセス権限を許可できたら、画像を正常に保存できるようになったか確認してください。
空き容量が十分か確認する
まずは単純にiPhone、Androidのスマホの容量不足が考えられます。
画像の保存ができなかったら、自分のスマホの画像保存先の容量が空いているかを確認しましょう。空いていない場合は、不要なデータの削除を行ってください。
Android・iPhoneで空き容量を確認する手順は次のとおりです。
Androidの手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ストレージとメモリ」をタップします。
- 空き容量が最低でも1GB以上空いていることを確認します。
Androidの場合は、さらに「内部ストレージ」をタップすると容量を使用している内訳を見ることができます。
iPhone/iPadの手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」→「iPhoneストレージ」の順にタップします。
- 空き容量が1GB以上空いていることを確認します。
iPhone/iPadの場合は、スクロールするとアプリごとの使用量を見ることができます。
アプリ・スマホの再起動を試す
ブラウザを開いて画像を保存しようとしている場合、ブラウザアプリに不具合が起きて画像を保存できないケースも考えられます。
次に紹介する手順で一旦ブラウザを再起動して再度保存できないか試しましょう。ブラウザの再起動で直らない場合は、スマホの再起動を試してみましょう。
Androidの手順
- 「画面切り替え(□)」マークをタップします。
- 開いているアプリ一覧が表示されるので、スワイプして「Chorme」を探します。
- 「Chrome」の「×」マークをタップして終了します。
- 再度「Chrome」を起動します。
iPhone/iPadの手順
- 「ホーム」ボタンを2回押します。
- 開いているアプリ一覧が表示されるので、スワイプして「Safari」を探します。
- 「Safari」を上方向にスワイプして終了します。
- 再度「Safari」を起動します。
ブラウザ起動後に画像が保存できるようになっていないか確認しましょう。
ブラウザのキャッシュを削除する
スマホのブラウザのキャッシュ(一時データ)が原因でページの表示に問題が起きることがあります。
ブラウザのキャッシュをクリアして画像が正常に保存できないか試して見ましょう。Android、iPhoneのブラウザのキャッシュクリア手順は次のとおりです。
Androidの場合(Chrome)
- 「Chrome」アプリを起動します。
- 右上の「3点マーク」をタップします。
- アプリ一覧から「Chrome」を選択します。
- 「履歴」→「閲覧データを削除」の順にタップします。
- 「キャッシュされた画像とファイル」をチェックします。
- 期間を「全期間」に変更して「データを消去」をタップします。
キャッシュの削除が完了したら、Chromeで画像を開いているページを読み込み直しましょう。
iPhone/iPadの場合(Safari)
- 「設定」アプリを開きます。
- 一覧から「Safari」をタップします。
- 「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」をタップします。
iPhone/iPadの場合も、キャッシュ削除後にSafariで開いているページを読み込み直して下さい。
アプリ・スマホをアップデートする
本来画像が保存できるはずなのにできない場合は、アプリやスマホOSの不具合も考えられます。もし特定のバージョンのみ不具合が起きている場合は、アップデートによって改善されます。
ブラウザアプリとAndroid、もしくはiOSのソフトウェアアップデートがないか確認しましょう。アップデートはデータ量が大きい場合もあるため、Wi-fiに接続してから行うことをおすすめします。
Androidの場合
- Chromeのアップデート
- 「Playストア」を開きます。
- 左上の「3本線マーク」をタップします。
- 「マイアプリ&ゲーム」をタップして一覧に「Chrome」がある場合は「更新」をタップして下さい。
- Androidのアップデート
- 「設定」アプリを開きます。
- 「端末情報/タブレット情報」をタップします。
- 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- アップデートがある場合は「更新」をタップしましょう。
Androidの場合は、機種によって項目の文言が若干異なるのでご注意下さい。
iPhone/iPadの場合
iPhone/iPadの場合は、iOSをアップデートすることで標準ブラウザであるSafariも自動でアップデートされます。そのためiOSのアップデートを行います。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
- アップデートがある場合は「ダウンロードとインストール」をタップしましょう。
以上でiOSとSafariのアップデートは完了です。
画像ファイルが保存できない設定になっている
Webページの画像は、画像としてページに表示されていないと保存することができません。そのため、ページの背景に使われているような画像は保存することができません。
また、Webサイト上の画像は、サイトの運営者が画像を保存できないよう設定することができます。
例えばGoogleの画像検索やTwitter上の画像が保存できないような場合は、ページの仕様が変更されたことが考えられます。
具体的には、画像に対するメニューが開けなくなっていたり、画像ファイルとして認識されないように加工されるケースもあります。
そういった設定がされている画像は、通常の操作でスマホに保存することができません。ただし、スマホのスクリーンショット機能を使えば画面全体を保存することはできます。
スクリーンショットをする手順
保存できない画像でも、画面に表示した状態でスクリーンショットを撮れば画像として保存することができます。
今回は、ブラウザ上の画像をスクリーンショットする手順を紹介しますが、他のアプリでも同じように保存できます。
Android、iPhoneのスクリーンショットの撮り方は次のとおりです。
Androidの手順
- 「Chrome」で画像を画面内に表示します。
- 「電源」ボタンと「音量小」ボタンを同時押しします。
- スクリーンショットが保存されます。
Androidで保存したスクリーンショットは、「フォト」や「アルバム」などのアプリで確認することができます。
iPhone/iPadの手順
- 「Safari」で画像を画面内に表示します。
- 「スリープ」ボタンと「音量大」ボタンを同時押しします。
(*iPhone10以前は「スリープ」ボタンと「ホーム」ボタンを同時押し) - スクリーンショットが保存されます。
iPhone/iPadのスクリーンショットは「写真」アプリから確認できます。
画像ファイルが見つからない
画像の保存はできていても、単純に画像ファイルがどこにあるか分からない場合もあります。
Android・iPhoneでブラウザ経由で保存した画像は次の手順で確認することができます。
保存した画像を見る手順
Android
Androidで保存した画像は、「ダウンロード」アプリ上で確認することができます。
もし「ダウンロード」がない場合は、その他の「ギャラリー」「アルバム」「フォト」などの写真管理アプリを使って見ることもできます。
iPhone/iPad
iPhone/iPadの場合は、保存した画像はカメラロールに保存されるので「写真」か「カメラ」アプリから確認することができます。
iPhone/iPadも写真管理用のアプリをインストールすれば確認できます。
SDカードに問題がある(Android)
Androidではファイルの保存先を設定アプリから変更することができます。
もし、ファイルの保存先をSDカードにしている場合は、一旦内部ストレージに保存するよう設定を変更して画像が保存できないか試してみて下さい。
ファイルの保存先を変更する手順
- 「設定」アプリを開きます。
- 「メモリとストレージ」をタップします。
- ストレージの設定の項目にある「デフォルトの保存場所」→「内部ストレージ」に変更します。
SDカードのトラブルは、単純にSDカードを抜き差しするだけで解決する場合もあります。ただしその他にも原因が考えられるので、SDカードにトラブルが起きている場合は次の記事も併せて参考にしてみて下さい。
iPhone/iPadはタッチ操作に注意
「3D Touch」を搭載したiPhoneの場合(iPhone6s以降)、ブラウザで画像を長押ししても、タッチの押し込み具合で画像の保存メニューが出ないようです。
「イメージを保存」のメニューを出すには、以下いずれかのタッチ操作を行って下さい。
- 画像を軽くタッチしてそのまま待ちます。
- 画像を強く押し込む→画像が拡大されたら上方向にスワイプします。
上記のタッチ操作をすれば今までどおり「イメージへ保存」のメニューが出るはずです。(*一部のページではタッチの挙動を変更している場合もあります。)
どんな方法を用いてもできない場合はスマホは別にちゃんと作動しているのに画像だけが保存できないだけちなみに上の方法は全て試しました!!以上です!!誰か教えて