どっちが良い?Windows10のHomeとProのエディションの違いの比較まとめ

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新たに組んだPCにWindows 10をインストールしたり、Windows 10搭載PCを購入したりする際に、どのエディションを選ぶかで迷うことがあるかもしれません。パーソナルユーザー向けに提供されているWindows 10のエディションは「Home」と「Pro」の2種類です。

そこで、この記事ではWindows 10のHomeエディションとProエディションの違いを比較してまとめてみました。

これからPCを購入する方で、どちらのエディションにしようか迷っている場合は参考にして下さい。

HomeとProの機能面の違い

最初にHome・Proエディションにおける機能面での違いを紹介します。

多くのWindowsの機能は両エディションとも利用できます。しかし、一部の機能はProのみ使えてHomeでは使えません。

Windowsの基本機能

機能の名称概要HomePro
デジタルペンとタッチデジタルペンとタッチの操作をサポートする機能
Microsoft EdgeWindows標準のブラウザ機能
Cortana音声認識対応のAIアシスタント機能
省電力モードバックグラウンドの処理を制限して節電する機能
音声音声によるWindowsの操作をサポートする機能

利用できるWindowsの基本機能は、Home・Pro共に変わりはありません。

セキュリティ機能

Windows Hello生体認証やPINなどのパスワード以外でWindowsのロックを解除する機能
セキュアブートコンピュータの起動時に不正なソフトの起動を防止する機能
デバイスの暗号化システムドライブを暗号化をして、盗難時などの不正なアクセスからデータを保護する機能
保護者による制限未成年者がアクセスするコンテンツを制限できる機能
Windowsセキュリティファイアウォール、インターネットの保護機能
Windows Defender ウイルス対策Windows標準のウィルス対策機能
Windows情報保護(WIP)データの漏洩を防止する機能×
BitLocker全てのドライブを暗号化して、盗難時などの不正なアクセスからデータを保護する機能×

Windows標準のセキュリティ機能は、Home・Pro共に利用できます。

ただし、「BitLocker」や「Windows情報保護(WIP)」といったビジネス向けの高度なセキュリティ機能はProでしか利用できません。

ビジネス向けの管理機能

機能の名称概要HomePro
モバイルデバイス管理 (MDM)モバイルデバイスのポリシーを管理できる機能×
Hyper-Vバーチャルマシンを構築するための機能×
リモートデスクトップ遠隔操作を受けるための機能
*Homeでもクライアント機能は利用可能
×
グループポリシーユーザーおよびコンピュータの設定を一元管理する機能×
ビジネス向けMicrosoft Store企業内で利用できるアプリのプライベートストアを管理する機能×
割り当てられたアクセスユーザーがアクセスできるアプリを制限する機能(キオスクモード)×
動的プロビジョニングWindowsの設定、アプリをパッケージ化して簡単にインストールできる機能×
Windows Update for BusinessWindows10の更新を管理できる機能×
キオスクモードの設定簡単にキオスクモードを設定できる機能×
Active Directoryサポートドメイン内のユーザー、コンピュータを管理できるActive Directoryの利用をサポートする機能×
Azure Active Directoryサポート Microsoft Azureクラウドを利用したActive Directoryの利用をサポートする機能×
Enterprise State RoamingAzure Active Directoryの組織アカウントでクラウドからWindow10の設定をローミングする機能×

ビジネス向けの管理機能は、Proでしか利用することができません。特にビジネスではActive Directory、グループポリシー、リモートデスクトップ、Hyper-Vの機能を利用するケースが多いです。

Home版であってもサードパーティ製のソフトウェアを使うことで上記の機能をある程度補うことはできます。

しかし、上記の中に必須の機能がある場合は、基本的にProを選択した方が良いでしょう。

HomeとProのハード面の違い

Windows HomeとProでは、搭載できるハードウェアの制約も一部異なります。

項目Home(32bit)Home(64bit)Pro(32bit)Pro(64bit)
最大CPUソケット数1122
最大RAM(物理メモリ)4GB4GB128GB2TB

大きな差があるのが物理メモリ(RAM)の最大容量で、Home(64bit)は最大で128 GB、Pro(64bit)は最大で2 TBです。

一般的な利用用途では大きな問題にはなりませんが、画像・動画編集ソフトを使う場合や複数のバーチャルマシンを起動する場合など、128GB以上のRAMが必要になりそうな場合はProを選びましょう。

また、CPUソケットの最大数はHomeでは「1」ですが、Proでは「2」になります。

HomeとProの価格面の違い

HomeとProの価格は、Proの方が利用できる機能に制限がないため価格も高くなります。

項目HomePro
パッケージ版14,000円前後21,000円前後
DSP版13,000円前後20,000円前後

購入時期によっても前後しますが、HomeはProに比べて7,000円程度安い価格で購入することができます。

また、DSP版はパッケージ版よりも1,000円ほど安く購入できます。

HomeとProの動作面の違い

エディションによって動作が軽くならないか気になるところですが、HomeとProのWindowsの動作速度に違いはありません。

Windowsの動作は、パソコンの性能、設定、動作しているアプリやサービスが影響します。

WindowsUpdateの設定の違い

Windows10では、Windows Updateが自動で実行されますが、自動更新を止めたいケースもあると思います。

Proの場合は、簡単にWindows Updateの自動更新を停止して手動更新に切り替えることができます。

しかしHomeの場合、レジストリを修正するか、タスクスケジューラを無効化する特殊な設定が必要になります。

Windows Updateの自動更新を停止させたいが、難しい設定ができない方はProを選択した方が良いでしょう。

HomeとProどっちを選べば良い?

Windows10のHomeとProそれぞれのエディションを選択する基準をまとめると次のとおりです。

Homeを選ぶ場合

  • なるべく安くWindows 10を購入したい
  • Proで使える機能を必要としない
  • 個人や小規模な会社で利用する場合
  • ハイスペックのPCを使わない

Homeは機能が制限されている分、価格が安いため、家庭で使用するPCにピッタリのエディションです。また、事務作業の用途であればほとんど困ることは無いでしょう。

ただし、仕事でHomeを利用する場合は、現状必要ないProの機能であっても将来的に必要にならないか注意して下さい。

Proを選ぶ場合

  • Proにのみ搭載されている機能が必要な場合
  • Windows Updateを手動化したい
  • 中規模以上の会社で利用する場合(目安として30人以上)
  • 特殊用途で大容量の物理メモリが必要な場合

Proはビジネス向けのセキュリティや管理機能が用意されているため、法人で使用するPCの場合は基本的にProがおすすめです。

いずれの場合もProは機能の制限がないため、価格面を考慮しなければProを選択した方が良いでしょう。

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