Bluetoothタイプのワイヤレスキーボードは、PCにBluetoothの機能が搭載されていれば、接続レシーバーなしで接続でき便利です。
そんなBluetoothのワイヤレスキーボードですが、接続しても反応しなかったり、突然入力ができくなるケースがあります。
今回は、Windows10のパソコンでBluetoothのワイヤレスキーボードが反応しない時の対処法について紹介します。
この記事の内容
対処1: Bluetooth機能がオンになっていることを確認する
Windows10の設定には、Bluetooth機能のオン/オフを簡単に切り替えれるスイッチがあります。
また、PCの機種によってはキーボード周辺に[Bluetoothのオン/オフを切り替えるボタン]が搭載されているPCもあります。
まずは、WindowsのBluetooth機能がオンになっているか確認して下さい。次の手順で設定パネルから確認することができます。
- 「スタート」を右クリックして「設定」をクリックします。
- Windowsの設定が開くので「デバイス」を選択します。
- 左のメニューで「Bluetooth」をクリックします。
- 「Bluetooth」のスイッチが「オン」になっていることを確認します。
そもそも設定に「Bluetooth」のスイッチがない場合は、PCにBluetoothが搭載されていないことが考えられます。
また、「マウス、キーボード、ペン」の項目に[キーボード名]が表示されていない場合は、ペアリングの設定ができていないため『対処7:再度ペアリングする』を参考に設定を行なって下さい。
対処2: Bluetoothアダプタの電源オプションを確認する
WindowsのBluetoothの電源オプションで、節電の設定が有効になっているとキーボードが反応しなくなるケースがあります。
次の手順で、Bluetoothの電源オプションを確認して、節電の設定を無効にしてみて下さい。
- 「スタート」を右クリックして「デバイスマネージャー」をクリックします。
- デバイスマネージャーが起動したら「Bluetooth」の項目をクリックしてツリーを開きます。
- 一覧を「Bluetoothワイヤレスアダプター」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。
- Bluetoothワイヤレスアダプターの名前は、搭載されているアダプターによって名前が異なります。
- 「電源の管理」タブをクリックします。
- 「電源の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックしてデバイスマネージャーを閉じて、PCを再起動します。
PCが再起動すると、節電設定が解除されます。キーボードの症状が改善されているか確認して下さい。
対処3: キーボードの「HIDサービス」を有効にする
一部のBluetoothキーボードでは、デバイスマネージャーでHIDサービスを有効にしないとキーボードが使えないケースがあります。
次の手順でデバイスマネージャーを起動して「HIDのサービス」を有効化します。
- 「スタート」を右クリックして「デバイスマネージャー」をクリックします。
- デバイスマネージャーが起動したら「キーボード」の項目をクリックしてツリーを開きます。
- [Bluetoothキーボード名]を右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「サービス(もしくは詳細)」タブをクリックします。
- 「キーボード、マウス、その他用のドライバー(HID)」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- キーボードによってHIDの項目がない場合があります。
HIDサービスが有効になるとペアリングが開始します。ペアリングが完了したら、キーボードが入力できないか試してみて下さい。
対処4: 「Bluetoothサポートサービス」が起動しているか確認する
WindowsでBluetoothの機能を使うには、「Bluetoothサポートサービス」というサービスが起動している必要があります。
次の手順でサービスの起動を確認して、起動していない場合は開始させましょう。
- 「スタート」の右にある検索フォームに「サービス」と入力します。
- 候補一覧の「サービス(アプリ)」をクリックします。
- 「Bluetoothサポートサービス」を右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「スタートアップの種類」が「自動」になっていることを確認します。
- 「サービスの状態」が「停止」になっている場合は、「開始」をクリックします。
- 「開始」になっている場合も「停止」→「開始」の順にクリックして、サービスを再起動させてみて下さい。
対処5: 「Bluetooth」のトラブルシューティングを実行する
Windowsの標準機能であるトラブルシューティングを使って、Bluetoothデバイスの修復を試してみましょう。
- 「スタート」を右クリック→「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左メニューから「トラブルシューティング」を選択します。
- 一覧から「Bluetooth」をクリック→「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。
Bluetoothデバイスに問題がある場合は、自動で修復が行われます。修復箇所があった場合は、完了後に再度ペアリングを行いキーボードの入力を試しましょう。
対処6:接続先のデバイスを確認する
ほとんどのBluetoothキーボードは、電源を入れ直すと最後に接続したデバイス(パソコン、スマホ)に自動的に接続されます。
そのため、複数の接続先でキーボードを使っていた場合、異なるデバイスに接続してしまっていることが考えられます。
一旦他のデバイスの電源を切る、もしくがBluetooth機能をオフにした状態で、キーボードの電源を入れ直してみましょう。
また、単一の接続先しか記憶できないBluetoothキーボードの場合は、再度ペアリングを設定する必要があります。
対処7: 再度ペアリングする
ここまでの対処で解決しない場合は、Bluetoothキーボードのペアリングを再度やり直してみることをおすすめします。
ペアリングをやり直すには、Windowsの設定からBluetoothキーボードを一旦削除してから行います。
Step1: Bluetoothキーボードを削除する
- 「スタート」を右クリック→「設定」をクリックします。
- Windowsの設定で「デバイス」をクリックします。
- 左メニューで「Bluetooth」を選択します。
- 「マウス、キーボード、ペン」の項目にある[Bluetoothキーボード名]→「デバイスの削除」の順にクリックします。
- 「デバイスを削除しますか?」とメッセージが表示さえたら「はい」を選択します。
Step2: Bluetoothキーボードを再度ペアリングする
- 「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリックします。
- 「デバイスを追加する」の画面が表示されるので「Bluetooth」を選択します。
- デバイスの検出が始まります。
- Bluetoothキーボードの「ペアリング」ボタンを押して、ペアリング待ちの状態にします。
- 「ペアリング」ボタンは、キーボードの機種によって場所が異なるため、マニュアルやメーカーページを参考にして下さい。
- Bluetoothキーボードの検出が完了すると、Bluetoothの設定画面に、キーボードが追加され「ペアリングの準備完了」と表示されます。
- [キーボード名]をクリックするとペアリングが開始されます。
- 「パスコード」が表示された場合は、キーボードで[パスコード]を入力して「Enter」キーを押します。
以上で、Bluetoothキーボードを再度ペアリングすることができます。入力が正常にできないか確認しましょう。
対処8:Bluetoothのレシーバーを差し直す
USBタイプのBluetoothのレシーバーを使っている場合は、USBの接続ポートに問題が起きているケースもあります。
レシーバーを外し、同じUSBポートに挿し直すか、別のUSBポートに接続し直してみて下さい。
*ノートパソコンのほとんどは内蔵タイプのレシーバーを使っているため、この対処は行えません。
対処9:機内モードを解除する
Windowsの機内モードがオンになっているとBluetoothの機能を使うことができません。次の手順で、機内モードがオンになっていないか確認しましょう。
- 画面右下のタスクバーのある「アクションセンター(吹き出し)」のマークをクリックします。
- 「機内モード」のパネルがオンになっている場合はクリックして「オフ」にします。
助かりました。
7項の内容でOKに成りました。
感謝申し上げます。