Steamクライアントが重い・急に重くなる原因と改善方法/設定

Steamを利用していると、突然Steamクライアント自体が重くなるという現象が発生することがあります。

Steamクライアントが重くなると、ゲームプレイにも支障が出て快適にプレイできなくなることも多いため、速やかな対処が必要といえるでしょう。

今回は、PCのSteamクライアントが重い・重くなる時の対処法を紹介します。

Windows 10、Mac両方に対応した対処を紹介します。Steamクライアントの動作が重くて困っている場合は、参考にしてください。

ゲームの動作が重い場合は、次のページの対処法を参考にして下さい。

Steamが重い時の原因

  • Steamのプロセスに問題が起きている
  • Steam以外のソフトウェアやOSの処理の負担が大きい
  • キャッシュに問題がある
  • クライアントとゲームが別のドライブにインストールされている
  • プロキシ設定をしている
  • Steamのプログラムに問題がある

Steamクライアントが重くなった場合は、上記のようにさまざまな原因が考えられます。一見しただけではどこに問題があるのかわからないため、1つずつ詳しくチェックしていく必要があるでしょう。

突然Steamクライアントが重くなった場合は、これから紹介する対処法を順番に試してみてください。

対処1: PCを再起動する

SteamクライアントやOSの重い処理が実行されているためにPCのリソースが占有され、それによってSteamクライアントが重くなっていることがあります。

そのため、一度PCを再起動することをおすすめします。ソフトウェアやOSの一時的な処理が原因になっている場合は、再起動で解決できます。

PCを再起動しても動作が重かったり、一時的に解消されてもすぐに重くなる場合は次の対処法に進みましょう。

対処2: Steamが重い原因かタスクマネージャで確認する

Steamクライアントの動作が重くなっている場合、Steam以外のソフトウェアやOSが原因となっているケースがあります。

そのため、一度PCの各プロセスのCPU使用率を確認することをおすすめします。

Windowsの場合は、次の手順でタスクマネージャーで確認できます。*Macの場合は、『アクティビティモニター』を使って下さい。

  1. タスクバーを右クリックして「タスクマネージャ」を開きます。
  2. 簡易表示になっている場合は左下の「詳細表示」をクリックします。
  3. プロセスタブをクリックします。
  4. リストから「Steam Client Bootstrapper」を探し、CPU使用率をチェックします。
    • CPU使用率はPCの性能によりますが、目安として30%以下で推移していれば正常な動作です。
    • CPU使用率が30%~100%など、異常に高い状態で推移している場合は、何らかの問題が発生していることが考えられます。

Steam Client Bootstrapperのプロセスの負担に問題がない場合は、Steam以外のソフトウェアやOSの処理が負担になっていることが考えられます。

PCの動作が全体的に遅く感じる場合は、次のページを参考にして対処を行って下さい。

Steam Client BootstrapperのCPUの使用率が高い場合は、次の対処法を試して下さい。

対処3: Steamクライアントとゲームを同じドライブにインストールする

Steamクライアントをインストールしているドライブとゲームをインストールしているドライブが違う場合、Steamクライアントが重くなる現象が発生することがあります。

  • C:ドライブ(システム)← Steamをインストール
  • D:ドライブ ← Steamのゲームをインストール

上記のように、Steamとゲームを別ドライブにインストールしている場合は、ゲームを一度アンインストールしてSteamと同じドライブにインストールして下さい。

具体的な手順については以下のSteamサポートページを参考にしてください。

ゲームの再インストールが完了したらPCを再起動して、Steamクライアントの動作を確認して下さい。

対処4: Steamのキャッシュをクリアする

Steamのダウンロードキャッシュが肥大化すると、Steamクライアントの動作が重くなることがあります。

そのため、Steamクライアントが重いと感じたら一度キャッシュをクリアしてみてください。

1.ダウンロードキャッシュの削除

ダウンロードキャッシュをクリアする手順は以下の通りです。

  1. Steamを起動します。
    • Windowsの場合は、Steamのショートカットアイコンを右クリックして「管理者で実行」を選択して起動して下さい。
  2. 「Steam」→「設定」を選択します。
  3. 「ダウンロード」をクリックします。
  4. 「ダウンロードキャッシュを削除する」のボタンをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

2.ブラウザキャッシュとクッキーの削除

続いてSteamのブラウザキャッシュとクッキーを削除します。

  1. Steamを起動します。
    • Windowsの場合は、Steamのショートカットアイコンを右クリックして「管理者で実行」を選択して起動して下さい。
  2. 「Steam」→「設定」を選択します。
  3. 「Webブラウザ」をクリックします。
  4. 「Webブラウザのキャッシュを削除する」のボタンをクリックします。
  5. 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。
  6. 「全てのブラウザのクッキーを削除する」のボタンをクリックします。
  7. 確認ダイアログが表示されるので「OK」をクリックします。

これでSteamのキャッシュクリアは完了です。完了したら再度Steamを起動し、動作が重くないか確認しましょう。Steamクライアントが重くなければ一度様子を見ます。

しばらく利用して問題がなければキャッシュが原因であったと判断できます。

対処5: プロキシ設定を無効にする

PCにインターネット設定にプロキシサーバーを設定している場合、Steamで原因不明のエラーが起きて動作が重くなるケースがあります。

プロキシ設定を行った覚えがある場合は、次の手順でプロキシ設定を無効にして下さい。

Windowsの場合

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  2. Windowsの設定が開くので「ネットワークとインターネット」をクリックします。
  3. 左ペインで「プロキシ」を選択します。
  4. 「設定を自動で検出する」のスイッチを「オン」に変更します。
  5. 手動プロキシセットアップの「プロキシサーバーを使う」が「オフ」に変更します。

Macの場合

  1. 「Appleマーク」→「システム環境設定」を選択します。
  2. 「ネットワーク」をクリックします。
  3. 接続しているネットワークを選択して「詳細」をクリックします。
  4. 「プロキシ」タブをクリックします。
  5. 「構成するプロトコルを選択」の項目のチェックが全て外れていることを確認します。

対処6: Steamを修復する(Windows)

Windows版のSteamの場合、Steamを自動で修復することができます。Steamを修復することで、不具合が解消され動作の改善が期待できます。

Windows10でSteamを修復するには、次の手順で操作して下さい。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  2. テキストボックスに次のコマンドを入力して「OK」をクリックします。
    C:/Program Files(x86)/Steam/bin/SteamService.exe / repair
    • Steamをインストールした場所によってパスが異なる場合があります。
  3. コマンドを実行するとコマンドプロンプトが起動してSteamの修復が開始します。終了するまで待ちます。

コマンドが終了したら、再度Steamを起動して動作が改善しないか確認してみて下さい。

対処7: Steamクライアントを再インストールする

ここまでの対処法を全て試しても改善されない場合、Steamクライアント自体にエラーが発生している可能性が高いと考えられます。

  1. Steamを再インストールする場合、まずは以下のページを参照してバックアップを取りましょう。
  2. バックアップが完了したら、以下のページを参考にしてSteamをアンインストールします。
  3. アンインストールが完了したら、Steamのダウンロードページからダウンロードしてインストールして下さい。
    • インストールする場合は、『Steam』のサイトにアクセスして右上にある「Steamをインストール」をクリックしてください。

再インストールが完了したらSteamを起動して動作が改善しているか確認して下さい。

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