Windows11/10でスクリーンセーバーやロック画面に切り替わる時間は、デフォルトで1分が設定されており短すぎる場合があります。
スクリーンセーバーやロック画面の待機時間は、設定から変更することができます。
本記事では、Windows11/10でスクリーンセーバーとロック画面の時間設定を変更する方法について詳しく紹介します。
この記事の内容
スクリーンセーバーの時間設定を変更する方法
Windowsのスクリーンセーバーの待機時間の設定は、以下のいずれかの方法で変更することができます。特別な理由がない限りシステム設定から変更を行なってください。
方法1: システム設定から変更する
Windowsのシステム設定からスクリーンセーバーの時間設定を変更するには、以下の手順で操作してください。
- デスクトップの何もない場所を右クリックして「個人用設定」を選択します。
- 「ロック画面」を選択します。
- 関連設定の「スクリーンセーバー」を選択します。
- スクリーンセーバーのセレクトボックスで、任意のスクリーンセーバーを選択します。
- スクリーンセーバーを無効にしたい場合は、「なし」を選択してください。
- 待ち時間を「任意の分数」に変更します。
- 「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
方法2: グループポリシーを変更する
Windowsのグループポリシーの設定からスクリーンセーバーの待機時間の設定を変更することもできます。ただし、WindowsがProエディション以上である必要があります。
グループポリシーでスクリーンセーバーの時間設定を変更するには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- 左ペインのツリーを以下の順に展開します。
ユーザーの構成→管理用テンプレート→コントロールパネル→個人用設定
- 「個人用設定」を選択した状態で、右ペインで「スクリーンセーバーのタイムアウト」をダブルクリックして開きます。
- 「有効」を選択します。
- 「スクリーンセーバーを起動するまでの時間(秒)」で「任意の秒数」を指定します。
- 「OK」をクリックします。
- PCを再起動してグループポリシーを反映します。
方法3: レジストリを編集する
レジストリを編集することでもスクリーンセーバーの待機時間を変更することができます。具体的な手順は、以下の通りです。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
- 左ペインのツリーを展開して、以下のキーにアクセスします。
HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Desktop
- 「Desktop」キーを選択した状態で、右ペインで「ScreenSaveTimeOut」の値をダブルクリックして開きます。
- 値が見つからない場合は、「Desktop」キーを右クリックして「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択し、値の名前を「ScreenSaveTimeOut」に変更してください。
- 値のデータに「任意の待機時間(秒数)」を入力して「OK」をクリックします。
- PCを再起動してレジストリを反映します。
ロック画面の時間設定を変更する方法
Windowsがロック画面になる待機時間は、以下のいずれかの方法で変更することができます。
方法1: システム設定から変更する
Windowsのシステム設定の関連設定からロック画面の待機時間を変更できます。具体的な手順は、以下の通りです。
- デスクトップの何もない場所を右クリックして「個人用設定」を選択します。
- 「ロック画面」を選択します。
- 関連設定の「スクリーンセーバー」を選択します。
- セレクトボックスで「なし」を選択していることを確認します。
- 「再開時にログオン画面に戻る」にチェックを入れます。
- チェックを外すと、ロック画面が無効になります。
- 待ち時間で「任意の分数」を入力します。
- 「適用」をクリックして「OK」をクリックします。
方法2: 電源オプションの設定から変更する
電源オプションの詳細設定からロック画面の時間設定を変更することもできます。ただし、電源オプションから設定を変更するにはレジストリの設定を変更する必要があります。
レジストリを編集してから電源オプションの設定でロック画面の時間設定を変更するには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
- 左ペインのツリーを展開して以下のキーにアクセスします。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings16b95f-f776-4464-8c53-06167f40cc99EC4B3A5-6868-48c2-BE75-4F3044BE88A7
- 「8EC4B3A5-6868-48c2-BE75-4F3044BE88A7」キーを選択した状態で、右ペインの「Attributes」の値をダブルクリックして開きます。
- 値のデータを「1」から「2」に変更して「OK」をクリックします。
- 「Windowsマーク」をクリックして「control」と入力します。
- 検索結果の一覧で「コントロールパネル」をクリックして開きます。
- 右上の表示方法が「アイコン」になっていることを確認して、「電源オプション」を開きます。
- 現在選択している電源プランの右側の「プラン設定の変更」をクリックします。
- 「詳細な電源設定の変更」をクリックします。
- 「ディスプレイ」→「コンソールロックディスプレイオフのタイムアウト」を展開します。
- 項目が表示されない場合は、一度PCを再起動してください。
- バッテリ駆動と電源に接続の「設定(分)」に任意の分数を入力します。
- 「適用」をクリックしてから「OK」をクリックします。
方法4: コマンドプロンプトを使用して変更する
コマンドを実行してWindowsのロック画面の時間設定を変更することもできます。具体的な手順は、以下の通りです。
- 「Windowsマーク」をクリックして「cmd」と入力します。
- 検索結果の一覧から「コマンドプロンプト」を「管理者として実行」を選択します。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押して実行します。
powercfg.exe /setacvalueindex SCHEME_CURRENT SUB_VIDEO VIDEOIDLE 120
- 120には、ロック画面の任意の待機時間(秒)を入力してください。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押して実行します。
powercfg.exe /setacvalueindex SCHEME_CURRENT SUB_VIDEO VIDEOCONLOCK 120
- 120には、ロック画面の任意の待機時間(秒)を入力してください。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押して実行します。
powercfg.exe /SETACTIVE SCHEME_CURRENT
- すべてのコマンドを実行できたら、コマンドプロンプトを閉じます。
- PCを再起動して設定を反映します。