Windows10のPCで、Microsoft Teamsがいつの間にかインストールされていて勝手に起動するケースがあります。
本記事では、Windows10のパソコンを起動した時に、Microsoft Teamsのアプリが自動起動するのを止める方法を紹介します。
また、Microsoft Teamsのアンインストール/削除方法についても併せて紹介するので参考にして下さい。
この記事の内容
Microsoft Teamsとは
Microsoft Teamsは、MicrosoftのOffice 365(Office 365 Business Essential/Premium)で提供されるグループチャットアプリです。
Microsoft Teamsには、主に次のような機能があります。
- 社員やプロジェクトメンバーで専用のチームを作ることができる。作ったチーム内でチャットによるコミュニケーションを取ることができる。
- 音声通話やビデオ会議も使用可能。
- チームメンバーとファイルを共有したり、共同作業したりすることができる。
- 他のOfficeアプリや様々な外部サービスと連携できる。
馴染みがある人はSkypeやSlackに似たアプリと考えるとわかりやすいかもしれません。
Microsoft Teamsは、Word/Excel、OneDrive、OneNote、OutlookといったMicrosoftが提供するアプリ・サービスと特に親和性が高いことが特徴となっています。
Microsoft Teamsは停止しても大丈夫?
Microsoft TeamsはOffice 365のサービスプランに付属するため、インストールした覚えがないのにいつの間にかパソコンに入っていた場合は、WordやExcel等のOfficeアプリを導入する際に一緒にパソコンにインストールしたことが考えられます。
Microsoft Teamsが必要ない場合は、機能を停止させるか、アンインストールすることができます。
方法としては自動起動のみを無効化する方法と、アプリ本体を丸ごとアンインストール(削除)する方法があります。しかし、アンインストールをする場合は正しい方法でアンインストールしないと完全に削除できないことがあるので注意が必要です。
続いてMicrosoft Teamsの自動起動の無効化と、アンインストールの手順を紹介します。
Microsoft Teamsの自動起動を停止する方法
Microsoft Teamsを普段利用していない場合、Windowsにログインする度にアプリが起動して煩わしく感じる場合があると思います。
Microsoft Teamsの起動は、次のいずれかの方法で停止することができます。
方法1: アプリの設定画面から停止する
Microsoft Teamsの自動起動の設定は、Microsoft Teamsアプリ内の設定画面から切り替えられます。具体的な手順は以下の通りです。
- Microsoft Teamsにサインインし、アプリのメイン画面を表示します。
- ウィンドウ右上の「…(3点アイコン)」、または「アカウントアイコン」をクリックし、「設定」を選択します。
- 左のリストにある「一般」をクリックします。
- 「アプリケーションの自動起動」のチェックを外します。
方法2: 通知領域のアイコンから停止する
通知領域、またはタスクトレイのMicrosoft Teamsのアイコンから、以下の手順で自動起動の設定を無効にすることもできます。
通知領域のアイコンを利用することで、Microsoft Teamsにサインインしていない状態でも自動起動を停止できます。
- Microsoft Teamsアプリを起動した状態にします。
- タスクバー右側の通知領域で「Microsoft Teamsのアイコン」を右クリックします。
- アイコンがない場合は、矢印マークをクリックしてタスクトレイを展開してください。
- サインインしていない場合は、「設定」→「Teamsを自動的に起動しない」を選択してください。
- サインインしている場合は、「設定」をクリックし「アプリケーションの自動起動」のチェックを外します。
方法3: Windowsの設定から停止する
Windowsの設定ウィンドウから、次の手順でMicrosoft Teamsの自動起動を停止することもできます。
- 「Windowsマーク」を右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
- 「設定」ウィンドウが開いたら、ウィンドウ左側のリストにある「スタートアップ」をクリックします。
- 「スタートアップアプリ」の下に表示されたリストから「Microsoft Teams」の項目を探し、右にあるスイッチを「オフ」に切り替えます。
方法4: タスクマネージャーから停止する
タスクマネージャーのスタートアップタブからMicrosoft Teamsの自動起動を無効化することもできます。
- 「Windowsマーク」を右クリックし、「タスクマネージャー」を選択します。
- 「タスクマネージャ」ウィンドウが開いたら、ウィンドウ左下にある「詳細」をクリックして詳細表示に切り替えます。
- 既に詳細表示になっている場合はこの手順はスキップしてください
- ウィンドウ上部にある「スタートアップ」タブをクリックします。
- 画面中央のリストから「Microsoft Teams」の項目を探して右クリックし、「無効化」を選択します。
方法5: レジストリを編集する
レジストリを編集してMicrosoft Teamsの自動起動を無効化することもできます。
ただし、レジストリの編集は誤るとシステムトラブルの原因にもなるため、他の方法で無効化できない場合のみ試してください。また、事前にレジストリのバックアップを取ることをおすすめします。
レジストリ編集でMicrosoft Teamsの自動起動を無効化するには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「名前」欄に「regedit」と入力し、「OK」をクリックします。
- レジストリエディターが起動したら、左ペインのツリーを以下の順に展開します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- 「Run」キーをクリックして選択状態にしてから、右ペインの一覧で「com.squirrel.Teams.Teams」の値を探します。
- 「com.squirrel.Teams.Teams」を右クリックして「削除」を選択します。
- 「この値を完全に削除しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。
- パソコンを再起動してレジストリを反映します。
以上の設定で、Microsoft Teamsの自動起動を停止することができます。設定を変更した場合は、PCを再起動して自動起動が無効になったことを確認してください。
Microsoft Teamsのアンインストール/削除方法
Microsoft Teamsはアンインストールすることもできます。もし全く利用していないのであればアンインストールして完全に削除してしまっても良いでしょう。
もし今後必要になったとしても、いつでも公式配布ページからアプリを再ダウンロードすることができます。
Microsoft Teamsをアンインストールするには、次のいずれかの方法で操作します。
方法1: アプリと機能画面からアンインストールする
- 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
- 「設定」ウィンドウが開いたら、「アプリと機能」一覧から「Microsoft Teams」の項目を探してクリックします。1回クリックするとメニューが展開されるので、「アンインストール」をクリックします。
- 続けてアプリと機能一覧から「Teams Machine-Wide Installer」の項目を探し、同じ手順でアンインストールします。
方法2: コントロールパネルからアンインストールする
- 「Windowsマーク」をクリックしてメニューを開いた後、アプリ一覧にある「Windowsシステムツール」フォルダ→「コントロールパネル」をクリックします。
- コントロールパネルウィンドウが開いたら、「プログラムのアンインストール」または「プログラムと機能」をクリックします。
- アプリ一覧が表示されたら「Microsoft Teams」の項目を探して右クリックし、「アンインストール」を選択します。
- 続けて同じ画面にて「Teams Machine-Wide Installer」の項目も探し、同様に右クリック→「アンインストール」を選択してこちらもアンインストールします。
方法3: Office 365をアンインストールする
上記の方法でMicrosoft Teamsを削除したにも関わらず、Microsoft Teamsがしばらく経ってから再び勝手にインストールされるケースがあります。
これはOffice 365のアップデートや修復機能が原因で起きることが多く、完全に再発を防止するにはアプリから「Office365」をアンインストールするしかありません。
ただしOffice 365をアンインストールしてしまうと他のOfficeアプリも使用できなくなるため、そのままにしておくのが無難かもしれません。
Officeを使える状態でMicrosoft Teamsを完全に削除したい場合は、永続ライセンス型のOffice(Office2019/2016等)の使用を検討して下さい。
Microsoft Teamsの再インストール方法
Microsoft Teamsをアンインストールした後で機能が必要になった場合は、以下の手順で再インストールできます。
- 「Windowsマーク」を右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
- インストールされているアプリの一覧が表示されます。この中から「Microsoft Teams」のアイコンを探してクリックします。
- アイコンをクリックするとメニューが展開されます。「アンインストール」をクリックし、アプリのアンインストールを実行します。
- アンインストールが完了したら、『Microsoft Teamsをダウンロード - Microsoft』のページから最新版のMicrosoft Teamsを入手します。
- ダウンロードしたインストーラを起動し、通常通りインストールを行います。
以上の手順で、Microsoft Teamsを再インストールできます。自動起動を無効化したい場合は、『Microsoft Teamsの自動起動を停止する方法』の内容で無効化してください。
Windows10のコルタナ 検索Windowsが起動しないトラブルから検索してITおじさんのサイトを拝見しました。
悪戦苦闘して、PowerShell管理者からおしえていただいた一つ目のコマンドをコピペしでエンターしたものの、エラーメッセージがでてしまい、もうだめかと思ったら、急に検索できるようになっていました。有難うございます。
もう一つ Teamsがサインインできないトラブルを抱えています。マイクロソフトが電話でのテクニカルサポートをしておらずとても苦労しています。ITおじさんはお電話での解決をしていただけるのでしょうか。有料でもお願いしたいです。
コメント下さりありがとうございます。直接お電話での対応は難しいですが、以下のページにTeamsがサインインできない時の対処方法を執筆させていただきましたので参考にしてみてください。
https://itojisan.xyz/trouble/26621/