「現在Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが発生して、Uplayのログインができなくなったり、接続が切れるケースがあります。
上記の問題は、複数の原因が考えられますが、サーバーとの接続に失敗しているか、アプリの動作に問題があることが多いです。
本記事では、Windows10でUplayアプリで「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが発生する時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: 破損したファイルのプロセスを強制終了する
Uplayに関連する破損したファイルのプロセスが実行されていることが原因で、「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが出ることがあります。
そのため、次の手順でタスクマネージャーから破損したファイルのプロセスを強制終了して削除を行なってください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
- 簡易表示になっている場合は「詳細」をクリックします。
- 「プロセス」タブのバックグラウンドプロセスの一覧で、「ランダムな文字列(32bit)」の形式の名前のプロセスを探します。
- プロセスの名前は、「OTlzNDjhNGU2Yz(32bit)」などのランダムな文字列です。環境によって異なる場合があります
- 「プロセス名」を右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択します。エクスプローラーで破損したファイルがあるフォルダが開きます。
- タスクマネージャーに一旦戻って、「プロセス名」を右クリックして「タスクの終了」を選択します。
- 先ほど開いたエクスプローラーで、「選択中の破損したファイル」を右クリックして「削除」を選択します。
以上の手順で、Uplayの破損したプロセスを終了して削除することができます。削除ができたら、再度Uplayにログイン・接続できないか試してみてください。
対処2: ネットワークアダプターのIPv6を無効化する
ネットワークアダプターのIPv6の設定が有効になっていることが原因で、通信エラーが発生するケースがあります。
そのため、ネットワークアダプターの設定でIPv6を無効にすることで、正常にログインできる可能性があります。
ネットワークアダプターの設定を変更するには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「ncpa.cpl」と入力して「OK」をクリックします。
- 「使用しているネットワークアダプター」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- 有線LANの場合は「イーサネット」、無線Wi-Fiの場合は「Wi-Fi」を選択してください。
- 「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外して「OK」をクリックします。
以上でネットワークアダプターのIPv6機能を無効化できます。無効化できたらUplayのログインを再度試してください。
対処3: コンピューターの設定時刻を確認する
パソコンの日付と時刻設定が正確でないと、Uplayのサーバー接続時にエラーが起きることがあります。
そのため、次の手順で日付・時刻の設定を確認して正確な時刻に設定してみてください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
- 「時刻と言語」をクリックします。
- 「現在の日付と時刻」を確認して、正しい時刻が設定されていることを確認します。
- 日時に問題があった場合は、「時刻を自動的に設定する」と「タイムゾーンを自動的に設定する」のスイッチを「オン」にします。
- 設定を変更した場合は、「今すぐ同期」ボタンをクリックして正確な日時を取得します。
正確な時刻に変更できた場合は、Uplayに正常に接続できるか試してみてください。
対処4: VPN構築ツールを停止/アンインストールする
LogMeIn HamachiなどのVPN構築ツールが起動していることが原因で、Uplayの接続時にエラーが出ることがあります。
そのため、VPN構築ツールをインストールしている場合は、プロセスを終了するかアンインストールすることで問題が解決する可能性があります。
次の手順でバックグラウンドのプロセスを確認して、VPN構築ツールが起動している場合は終了してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
- 簡易表示になっている場合は「詳細」をクリックします。
- 「プロセス」タブのバックグラウンドプロセスの一覧で、「LogMeIn Hamachi」を右クリックして「強制終了」を選択します。
- 他のVPN構築ツールを使用している場合は、そのアプリケーションを終了してください。
VPN構築ツールのプロセスを終了できたら、再度Uplayのログインを試してみてください。
プロセスを終了してもエラーが解決しない場合は、VPN構築ツールのアンインストールを試してみてください。
対処5: 管理者権限で起動する
Uplayを起動するユーザーの権限が不足していることが原因で、「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが発生するケースがあります。
そのため、アプリを管理者権限で起動するように設定して、エラーが解決しないか確認してください。設定手順は次の通りです。
- Uplayの「起動ファイル本体(.exeファイル)」、または「ショートカット」を右クリックして、「プロパティ」を選択します。
- プロパティウィンドウが表示されます。「互換性」タブを開きます。
- 「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
以上で管理者権限で起動する設定は完了です。Uplayのアイコンをクリックして起動して、ログインできるか試してください。
対処6: Uplayのサービス状況を確認する
Uplayのサービスがメンテナンスや障害などで停止していることが原因で、ログイン時に「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが表示されていることが考えられます。
そのため、サポートフォーラムや公式ツイッターにメンテナンスやサーバー障害のお知らせがないかご確認ください。
Uplayのサービス側に問題が起きている場合はユーザー側で対処できないため、運営側の復旧作業を待ちましょう。
対処7: ファイアウォールを無効化する
セキュリティソフトのファイアウォール機能が、Uplayのネットワーク機能をブロックしているケースが考えられます。
そのため、セキュリティソフトを一時的に停止して、正常にUplayに接続できないか試してみてください。
セキュリティソフトを停止した状態で問題が解決した場合は、ファイアウォールの許可リストにUplayを追加して通信を許可してください。
標準のWindowsセキュリティでUplayの通信を許可するには、次の手順で設定します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- ウィンドウ左のリストにある「Windowsセキュリティ」をクリックします。
- 「ファイアウォールとネットワーク保護」をクリックします。
- 「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリックします。
- 右上にある「設定の変更」ボタンをクリックします。
- 「別のアプリの許可」をクリックします。
- 「参照」ボタンをクリックして、Uplayのインストールフォルダ内の「Uplayの実行ファイル(Uplay.exe)」を選択して「開く」をクリックします。
- 通常は「C:\Program Files (x86)\Ubisoft\Ubisoft Game Launcher」にインストールされます。
- 「追加」をクリックします。
- 中央のリストに「Uplay.exe」の項目が追加されます。Uplay.exeの「プライベート」「パブリック」両方のチェックボックスにチェックを入れてから「OK」をクリックします。
以上で、Windowsセキュリティの例外設定にUplayを追加することができます。
その他のサードパーティ製セキュリティソフトを使用している場合は、セキュリティソフトのマニュアルなどで例外設定の方法を確認してください。
対処8: hostsファイルを初期化する
Windowsのhostsファイルを変更していることが原因で、ネットワーク通信に問題が起きてUplayに接続できないケースが考えられます。
そのため、hostsファイルを変更している場合は、ファイルを初期化することでエラーが解決する可能性があります。
hostsファイルを初期化するには、次の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「エクスプローラー」を選択します。
- エクスプローラーで、次のパスの「etc」フォルダを開きます。
C:\Windows\System32\drivers\etc
- バックアップを作成するために「hosts」ファイルを右クリック→「コピー」して、デスクトップなどにコピーを作成しておきます。
- 「hosts」ファイルを右クリックして、「プログラムから開く」を選択します。
- 「このファイルを開く方法を選んでください」のウィンドウで、「メモ帳」を選択してから「OK」をクリックします。
- メモ帳が起動し、hostsファイルのソースが表示されます。内容をすべて消去してから、次のソースをコピーして貼り付けてください。
# Copyright (c) 1993-2006 Microsoft Corp. # # This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows. # # This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each # entry should be kept on an individual line. The IP address should # be placed in the first column followed by the corresponding host name. # The IP address and the host name should be separated by at least one # space. # # Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual # lines or following the machine name denoted by a '#' symbol. # # For example: # # 102.54.94.97 rhino.acme.com # source server # 38.25.63.10 x.acme.com # x client host # localhost name resolution is handle within DNS itself. # 127.0.0.1 localhost # ::1 localhost
- メモ帳ウィンドウの左上にある「ファイル」→「上書き保存」を選択して保存します。
- 上書き保存ができない場合は、「hosts」ファイルを一旦デスクトップなどにコピーして、同様の手順で内容を初期化してください。初期化した「hosts」ファイルを作成できたら、ファイルを置き換えてください。
「hosts」ファイルを初期化できたら、Uplayに正常にログインできるか試してみてください。
「hosts」ファイルの初期化で問題が発生する場合は、バックアップを上書きして元の設定に戻してください。
対処9: ネットワーク設定をリセットする
PCのネットワーク通信に問題が起きていることが原因で、「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが発生するケースがあります。
そのため、ネットワーク設定を一旦リセットしてからUplayにログインできないか試してみてください。ネットワーク設定をリセットするには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ネットワーク接続」を開きます。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 右ペインをスクロールして、「ネットワークのリセット」をクリックします。
- 「今すぐリセット」をクリックしてリセットを実行します。
ネットワーク設定をリセットできたら、必要に応じてWi-Fiなどの再設定を行なってください。インターネットに接続できたら、Uplayのログインの問題が解決したか試してみてください。
対処10: 静的なIPアドレスを使用する
PCのIPアドレスの割り当て方式を静的に切り替えて固定化することで、Uplayの通信エラーを解消できることがあります。
通常IPアドレスは、特殊な環境を除いて動的に割り当てられています。静的なIPアドレスの設定を試す場合は、次の手順で操作してください。
手順1: 現在のネットワーク情報を確認する
IPアドレスを固定化する設定を行う前に、現在のネットワークの接続設定を確認します。
- 「スタート」ボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
- PowerShellに以下のコマンドを入力し、エンターキーを押します。
ipconfig
- 画面に結果が表示されたら、「IPv4アドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」の値を控えておきます。
手順2: 静的なIPアドレスを割り当てる
ネットワークの接続設定を確認したら、次の手順でIPアドレスを固定化します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
- 「ネットワークとインターネット」をクリックします。
- 「状態」画面が表示されたら、「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。
- インターネットアダプターの一覧が表示されます。「現在利用しているネットワークアダプター名」を右クリックして、「プロパティ」を選択します。
- 複数のアダプターが表示されている場合は、有線の場合は「イーサネット」、無線の場合は「Wi-Fi」を選択してください。
- 中央のリストにある「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」の項目を選択して、リストの右下にある「プロパティ」をクリックします。
- 「次のIPアドレスを使う」と「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れます。
- 「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」に、控えたネットワーク情報の値を入力します。
- IPアドレスの1番下の桁は、同じ値だとDHCP機能によって重複することがあります。そのため、他のデバイスと重複しない「50~254」の任意の数字に差し替えてください。
- 例: 「192.168.1.8」の場合は、「192.168.1.51」など
- IPアドレスの1番下の桁は、同じ値だとDHCP機能によって重複することがあります。そのため、他のデバイスと重複しない「50~254」の任意の数字に差し替えてください。
- DNSサーバーにはGoogleのパブリックDNSを設定します。優先DNSサーバーに「8.8.8.8」を、代替DNSサーバーには「8.8.4.4」を入力します。
- すべて設定したら「OK」をクリックして設定を保存します。この時、「終了時に設定を検証する」のチェックは外したままにしてください。
以上で、PCに静的なIPアドレスを割り当てることができます。Uplayの接続エラーの問題が解決したか確認してください。
静的IPアドレスを解除して元の設定に戻す場合は、「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」のプロパティで「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」にチェックを入れてください。
対処11: Uplayを再インストールする
Uplayのアプリケーションと関連ファイルに問題が起きており、「Ubisoftサービスをご利用いただけません」のエラーが発生する場合があります。
そのため、Uplayの再インストールを試してみてください。再インストールをするには、次の手順で操作します。
手順1: Uplayのキャッシュ削除とバックアップの作成
再インストールを行う前に、まずUplayのキャッシュの削除と「savegames」フォルダのバックアップを作成してください。
- Uplayアプリが起動している場合は、アプリを終了します。
- Uplayアプリのインストールフォルダを開きます。デフォルトでは以下のパスにあります。
C:\Program Files (x86)\Ubisoft\Ubisoft Game Launcher
- インストールフォルダ内にある「cache」フォルダを開いて、全てのファイルを選択して「削除」します。
- インストールフォルダに戻って、「savegames」フォルダのバックアップを作成します。
- バックアップを取るには、デスクトップ等に「savegames」フォルダをコピーしてください。
手順2: Uplayの再インストール
キャッシュの削除とバックアップが作成できたら、次の手順でUplayを再インストールしてください。
- 「Windows」ボタンを右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
- 「アプリと機能」リストから「Uplay」を選択して、「アンインストール」→「アンインストール」の順にクリックします。
- アンインストールウィザードが表示されます。「Uplayゲームをアンインストールします」と「ローカルセーブゲームファイルを削除」にはチェックを入れずに、「アンインストール」をクリックして実行します。
- アンインストールが完了したら、公式ダウンロードページから最新版のインストーラをダウンロードして、Uplayを通常の手順でインストールします。
Uplayが再インストールできたら、正常に接続ができるか確認してください。