Chromeでブックマーク等が同期できない/一時停止中になる時の対処 – Windows10

GoogleChromeではアカウントを同期することで、複数のデバイスでブックマークや閲覧履歴、パスワードなどの情報を簡単に共有することができます。

しかし、PCでアカウントを同期しようとしても、ユーザーアイコンに「一時停止中」や「エラー」が表示されてしまったり、同期が終わらないケースがあります。

本記事では、Windows10でGoogleChromeの同期ができない/同期が止まる時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: セキュリティソフトの機能を無効化する

セキュリティソフトの機能によって、Chromeの同期の通信がブロックされているケースがあります。この問題は、特にサードパーティのセキュリティソフトをインストールしている場合に発生することが多いです。

そのため、セキュリティソフトの機能を無効化した状態で、Chromeの同期が正常にできないか試してみてください。

セキュリティソフトの機能を無効にするには、タスクバー右側のタスクトレイで「セキュリティソフトのアイコン」を右クリックして停止できる場合が多いです。無効方法は、セキュリティソフトによって異なるため、マニュアルを参考にしてください。

セキュリティソフトを無効にした状態で同期が正常にできた場合は、セキュリティソフトのファイアウォールの設定でChromeの通信を許可してください。Chromeの通信を許可する方法については、次のページを参考にしてください。

対処2: 同期のオン/オフを切り替える

Chromeの同期機能に一時的な問題が起きており、同期エラーが発生したり、同期が終わらないケースがあります。

上記の問題は、Chromeの同期機能のオン/オフを切り替えるだけで解決する可能性があります。

そのため、同期を一旦オフにしてから再度オンに切り替えてみてください。同期機能を切り替える手順は次の通りです。

  1. Chromeを起動します。
  2. 右上の「メニューアイコン(3点マーク)」→「設定」の順にクリックします。
  3. 左ペインから「Googleの設定」の「同期しています」表示の右にある「オフにする」をクリックします。
  4. 警告が表示されたら、再度「オフにする」をクリックします。
  5. Chromeを完全に終了してから再度起動します。
  6. 同じ手順で同期設定を開いて「同期を有効にする」をクリックします。
  7. 同期するGoogleアカウントの「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「次へ」をクリックしてログインします。
  8. ポップアップが表示されたら、「有効にする」をクリックします。

以上の手順で、Chromeの同期機能を再度オンにすることができます。同期が開始したら、処理が完了するか確認してください。以前として同期に問題がある場合は、次の対処方法に進んでください。

対処3: Googleアカウントに再度サインインする

ChromeのGoogleアカウントのサインイン状況に問題が起きており、同期が正常に完了しないケースがあります。

特にChromeの右上のユーザーアイコンに「一時停止中」が表示されている場合は、サインイン状況に問題があることが考えられます。

上記の問題は、ChromeのGoogleアカウントをサインアウトして、再度サインインすることで問題が解決する可能性があります。

ChromeのGoogleアカウントを再度サインインするには、次の手順で操作します。

  1. Chromeの右上の「一時停止中」をクリックします。
  2. 「もう一度ログインする」をクリックします。
  3. Googleアカウントの「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインします。

「一時停止中」の表示がない場合は、次の手順でGoogleアカウントに再度サインインすることができます。

  1. Chromeを起動します。
  2. 右上に表示されている「Googleアカウントのアイコン」→「Googleアカウントの管理」の順にクリックします。
  3. 「Googleアカウント」のページが開いたら、ページ右上の「Googleアカウントのアイコン」をクリックします。
    • ブラウザ右上のアイコンとは異なるので注意してください。
  4. 「全てのアカウントからログアウトする」をクリックします。
  5. 「再ログイン」をクリックします。
  6. Googleアカウントの「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインします。

Googleアカウントにサインインし直せたら、Chromeの同期の問題が解決したか確認してください。

対処4: 同期パスフレーズを入力する

Chromeの右上のユーザーアイコンに「エラー: 同期が機能していません」が表示されている場合は、同期パスフレーズを入力していないか、パスフレーズに誤りがあることが考えられます。

同期パスフレーズは、Chromeで設定できる同期用のパスワードです。このパスフレーズが設定したパスフレーズ一致していないと同期エラーが表示されます。

そのため、同期パスフレーズを正しく入力して同期が正常に開始しないか確認してみてください。同期パスフレーズを入力するには、次の手順で行います。

  1. 右上の「エラーが出ているユーザーアイコン」をクリックします。
  2. 「パスフレーズを入力」をクリックします。
    • 「パスフレーズを入力」が表示されない場合は、「メニュー(3点アイコン)」→「設定」→「同期とGoogleサービス」→「暗号化オプション」の順にクリックしてください。
  3. 「暗号化オプション」のテキストボックスに「設定した同期パスフレーズ」を入力して「送信」をクリックします。

正しい同期パスフレーズを送信すると、Chromeの同期が正常に開始します。パスフレーズを忘れてしまったり、誤りがある場合は、次の対処方法に進んでください。

対処5: 同期をリセットする

Chromeのサーバー上の同期データやパスフレーズに問題があることが原因で、同期が正しくできないケースがあります。

上記の問題は、Chromeの同期をリセット機能を実行することで解決できる可能性があります。

注意: この操作を行うと、端末上のデータは削除されませんが、サーバー上の同期データやパスフレーズの設定が削除されます。

Chromeの同期をリセットするには、次の手順で操作します。

  1. Chromeを起動します。
  2. 右上の「メニューアイコン(3点マーク)」→「設定」の順にクリックします。
  3. 『https://chrome.google.com/sync』のアドレスにアクセスして、アカウント内のChromeのデータページを開きます。
  4. 「データの消去」をクリックします。
  5. 確認ポップアップが表示されたら、「OK」をクリックします。

Chromeの同期をリセットできたら、Chromeを再起動して同期の問題が解決したか確認してください。

対処6: 別の全てのデバイスで同期を停止する

同じGoogleアカウントを使用している他のデバイスが原因で、Chromeの同期が正常にできない場合があります。

上記の問題は、全ての別のデバイスでChromeの同期を停止すると、問題が解決する場合があります。

そのため、複数のデバイスで同じアカウントを同期している場合は、一旦同期を停止して問題が解決しないか試してみてください。具体的な手順は、次の通りです。

  1. 別のデバイスでChromeを起動し、「メニュー(3点アイコン)」→「設定」を選択します。
  2. 「同期とGoogleサービス」→「同期する内容の管理」の順にクリックします。
  3. 「同期をカスタマイズする」をクリックして、全ての同期データのスイッチを「オフ」にします。
  4. 同様の手順で、他の全てのデバイスで同期を停止します。
  5. 数分待ってから、同期の設定を元に戻します。

全てのデバイスで同期の設定を停止してから元に戻せたら、問題が起きていたデバイスに戻って同期の状況を確認してください。

対処7: Cookieとサイトデータの保持を有効にする

Chromeの終了時にCookieとサイトデータを削除する設定が有効になっていることが原因で、Chromeを終了する度に同期が一時的するケースが考えられます。

そのため、次の手順で終了時のCookieとサイトデータの保持設定を確認して、有効の場合は無効に変更してください。

  1. Chromeを起動します。
  2. 右上の「メニュー(3点アイコン)」→「設定」の順にクリックします。
  3. 「プライバシーとセキュリティ」の「サイトの設定」をクリックします。
  4. 「Cookieとサイトデータ」をクリックします。
  5. 「Chromeの終了時にCookieとサイトデータを削除する」のスイッチを「オフ」にします。

設定が変更できたら、Chromeを終了しても同期が一時停止しくなったことを確認してください。

対処8: 選択しているユーザーを確認する

Chromeでは、複数のユーザーを作成して使用できるユーザーを切り替えられる機能があります。同期機能についても、ユーザーに紐づけて管理することができます。

同期されているブックマークがおかしい場合は、誤ったユーザーを選択していることが考えられます。

そのため、正しいユーザーを選択できているか確認してください。Chromeで使用するユーザーは、右上の「ユーザーアイコン」→「他のユーザー」から切り替えることができます。

対処9: Chromeの一時データをクリアする

Chromeのキャッシュ、Cookieなどの一時データに問題があり、同期が正常に完了しないケースが少なからず考えられます。

そのため、Chromeの一時データをクリアして問題が解決しないか確認してください。Chromeの一時データをクリアするには、次の手順で操作します。

  1. Chromeを起動します。
  2. 右上の「メニュー(3点アイコン)」→「その他のツール」→「閲覧履歴の消去」の順に選択します。
  3. 期間で「全期間」を選択して、「閲覧履歴」、「Cookieと他のサイトのデータ」、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れます。
    • 注意: Cookieを削除すると保存しているログイン情報が消去されるため、ページに再度ログインする必要があります。
  4. 「データを削除」をクリックします。

一時データが削除できたら、Chromeを再起動して同期の問題が解決したか確認してください。

対処10: Chromeを再インストールする

ここまでの対処法を試しても同期ができない場合は、Chromeのアプリケーションファイルに何らかの不具合があることが考えられます。

そのため、Chromeを再インストールして同期の問題が解決しないか確認してみてください。Chromeの再インストールを行うには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で「GoogleChrome」をクリックします。
  3. 「アンインストール」→「アンインストール」の順にクリックします。
  4. ウィザードに従ってアンインストールを完了します。
  5. 『GoogleChrome公式ページ』にアクセスして最新のインストーラーをダウンロードします。
  6. インストーラーを起動して、通常の手順でインストールを行います。

Chromeの再インストールが完了したら、Googleアカウントにサインインして再度同期を有効にしてください。

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