iPhone/iPadに標準でインストールされているメモアプリでは、指またはApple Pencilを使ってイラストや文字を手書きすることができます。
しかし、メモアプリでイラストや文字を手書きしようとしても、全く反応せずに描画できないケースがあります。
本記事では、iPhone/iPadのメモアプリで手書きができない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: メモアプリの描画方法を確認する
メモアプリで作成したメモに手書きを行うには、マークアップボタン(鉛筆アイコン)をタップする必要があります。
メモに手書きを行う手順が不明な場合は、以下の手順を参考にしてください。
- 「メモ」アプリを開いて、「手書きをしたいメモ」を開きます。
- 下部の「マークアップボタン(鉛筆アイコン)」をタップします。
- キーボードが表示されていて編集モードになっている場合は、右上の「完了」をタップしてから「マークアップボタン(鉛筆アイコン)」をタップしてください。
- 下部で「色」と「描画ツール」を選択します。
- 画面をタップして手書きを行います。
以上の手順で、メモアプリで手書きを行うことができます。上記の操作で手書きができない場合は、以降の対処方法を試してください。
対処2: メモアプリを再起動する
メモアプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、手書きが正常にできないケースが考えられます。
そのため、メモアプリを一度強制終了してから再起動することで、問題が解決する可能性があります。メモアプリを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- ホーム画面で画面下から上方向にスワイプして、「メモ」アプリを上方向にスワイプして終了します。
- iPhone8以前の場合は、「ホームボタン」を素早く2回タップして、「メモ」アプリを上方向にスワイプして終了します。
- ホーム画面から「メモ」アプリを開きます。
メモアプリを再起動できたら、手書きができるようになったか確認してください。
対処3: 描画セクションを挿入する
メモ上の描画セクションの範囲外に手書きをしようとしているケースが考えられます。メモアプリの手書きは描画セクションのみ有効で、文章がある範囲に重ねて描くことはできません。
描画セクションはマークアップボタン(鉛筆アイコン)をタップするとメモの一番下に挿入されますが、任意の場所で挿入することもできます。描画セクションを挿入するには、以下の手順で操作してください。
- 「メモ」アプリを開いて、「手書きをしたいメモ」を開きます。
- 描画セクションを挿入したい場所にカーソルを置いて長押しします。
- メニューが開いたら、「描画を挿入」をタップします。
- メニューに「描画を挿入」がない場合は、右三角のアイコンをタップしてみてください。
- メモに描画セクションが挿入されます。
- 描画セクションのサイズを変更したい場合は、描画セクションの上下に表示される「三角アイコン」をドラッグしてください。
描画セクションを挿入できたら、そのセクション内に手書きをすることができます。
対処4: Apple Pencilでのみ描画をオフにする
Apple Pencilでのみ描画がオンになっていると、メモアプリで指のタッチ操作を行なっても手書きすることができません。
そのため、iPhone/iPadにApple Pencilを接続している場合は、Apple Pencilでのみ描画がオンになっていないか確認してみてください。Apple Pencilでのみ描画をオフにするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Apple Pencil」をタップします。
- 「Apple Pencilでのみ描画」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
Apple Pencilでのみ描画をオフに切り替えれたら、メモアプリを開いてタッチ操作で手書きができるようになったか確認してください。
対処5: iPhone/iPadを再起動する
iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合があることが原因で、メモリアプリで手書きができないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadの電源を一度切ってから再起動してみてください。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作します。
- iPhoneX以降: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPhone8以前: 「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン非搭載): 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン搭載): 「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。
iPhone/iPadを再起動できたら、メモアプリで手書きができるようになったか確認してください。
対処6: メモの保存場所を変更する
手書きをしようとしているメモの保存場所がiCloud上になっていると、通信環境が悪い際に手書きがうまくできないケースがあります。
そのため、iCloud上のメモに手書きできない場合は、メモの保存場所をiPhone/iPadのストレージ上に変更してみてください。メモの保存場所を変更するには、以下の手順で操作してください。
- 「メモリ」アプリを開きます。
- 「手書きをしたいメモ」を開きます。
- 右上の「メニュー(3点アイコン)」をタップします。
- 「メモを移動」をタップします。
- 「iPhone/iPad」内の任意のフォルダをタップします。
- iPhone/iPadが表示されない場合は、「設定」→「メモ」→「"iPhone/iPad"アカウント」のスイッチが「オン」になっているか確認してください。
以上の手順でメモの保存場所を変更できたら、メモに手書きができるようになったか確認してください。
対処7: メモアプリをアップデートする
メモアプリのバージョンが古かったり不具合があることが原因で、手書きが正常にできないケースが考えられます。
そのため、メモアプリを最新バージョンにアップデートして問題が解決しないか確認してみてください。
メモアプリはiPhone/iPadの標準アプリのため、ソフトウェアアップデートを実行することでアップデートできます。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを起動します。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
- iPhone/iPadのパスコードを入力します。
- 「今すぐインストール」をタップします。
ソフトウェアアップデートを実行できたら、メモアプリを開いて手書きができるようになったか確認してください。
対処8: ストレージの空き容量を確認する
iPhone/iPadまたはiCloudのストレージの空き容量が不足していることが原因で、メモアプリの手書きが正常にできないケースが考えられます。
そのため、メモアプリの保存先のストレージに空き容量があるか確認してください。ストレージの空き容量を確認するには、以下の手順で操作します。
- iPhone/iPadのストレージを確認する:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「iPhone/iPadストレージ」をタップします。
- 「使用済み」の項目で、ストレージの使用量と空き容量を確認します。
- スクロールすると、ストレージの使用量の大きいアプリが順に表示されます。
- iCloudのストレージを確認する:
- 「設定」アプリを開きます。
- 最上部の「AppleIDのユーザー名」をタップします。
- 「iCloud」をタップします。
- 「使用済み」の項目で、ストレージの使用量と空き容量を確認します。
- 「ストレージを管理」をタップすると、ストレージの使用量の大きいアプリが順に表示されます。
iPhone/iPadまたはiCloudのストレージの空き容量が不足している場合は、写真や動画、アプリを削除して空き容量を確保してください。十分な空き容量が確保できたら、メモアプリで手書きができるようになったか確認してください。