AndroidのスマホやタブレットでGoogle関連のアプリを使用していると同期ができない状態になり、アカウントの状態を見ると「同期エラー」や「現在同期で問題が発生しています」のエラーが表示されることがあります。
Googleアカウントに同期エラーが発生すると、Google関連のアプリで使用するデータが同期されず更新できない状態になってしまいます。
本記事では、AndroidでGoogleアカウントの同期エラーが発生した時の直す対処方法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: デバイスを再起動する
Androidのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、Googleアカウントに同期エラーが表示されるケースがあります。
そのため、Androidデバイスを一度再起動することで、問題が解決する可能性があります。Androidデバイスを再起動するには、「電源ボタン」を長押しして「再起動」をタップしてください。
デバイスを再起動できたら、Googleアカウントの同期エラーが解決したか確認してください。解決しない場合は、次の対処に進んでください。
対処2: Googleアカウントを手動で同期する
Googleアカウントの同期に一時的な問題が発生したことが原因で、同期エラーが表示されるケースがあります。
そのため、Googleアカウントを手動で同期をやり直すことで、エラーが解決する可能性があります。Googleアカウントを手動で同期するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント(またはパスワードとアカウント)」をタップします。
- アカウントの一覧で「Googleアカウント」をタップします。
- 複数のアカウントがある場合は、問題が起きているGoogleアカウントを選択してください。
- 「アカウントの同期」をタップします。
- 右上の「3点アイコン」をタップします。
- 「今すぐ同期」をタップします。
以上の手順で、Googleアカウントを手動で同期することができます。同期が完了したら同期エラーが解決したことを確認してください。
対処3: 自動同期がオンになっているか確認する
Googleアカウントの自動同期の機能がオフになっていることが原因で、同期エラーが表示されるケースが考えられます。
そのため、Googleアカウントの自動同期をオンにして、エラーが解決しないか確認してください。Googleアカウントの自動同期をオンにするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント(またはパスワードとアカウント)」をタップします。
- アカウントの一覧を一番下までスクロールして「自動でデータを同期」のスイッチが「オン」になっていることを確認します。
- アカウントの一覧で「Googleアカウント」をタップします。
- 複数のアカウントがある場合は、問題が起きているGoogleアカウントを選択してください。
- 「アカウントの同期」をタップします。
- すべてのGoogleサービスのスイッチを「オン」に切り替えます。
Googleアカウントの自動同期をオンにできたら、少し待って同期エラーが解決したことを確認してください。
対処4: Googleアカウントを削除して再登録する
デバイスに登録しているGoogleアカウントの認証情報に問題があることが原因で、同期エラーが発生するケースがあります。
そのため、Googleアカウントの認証情報を一度削除して、再登録することでエラーが解決する可能性があります。Googleアカウントを削除して再登録するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント(またはパスワードとアカウント)」をタップします。
- アカウントの一覧で「Googleアカウント」をタップします。
- 複数のアカウントがある場合は、問題が起きているGoogleアカウントを選択してください。
- 「アカウントを削除」をタップします。
- 注意: アカウントのパスワードが分からないとログインできなくなるため、削除前に確認しておいてください。
- 確認ポップアップが表示されたら、再度「アカウントを削除」をタップします。
- アカウントを削除できたら、「アカウント追加」をタップします。
- 「Google」をタップして、Googleアカウントの情報を入力して再度ログインします。
Googleアカウントを再登録できたら、同期エラーが解決したか確認してください。
対処5: システムアップデートを実行する
Androidのバージョンが古く不具合があることが原因で、Googleアカウントに同期エラーが発生するケースが考えられます。
そのため、システムアップデートを実行してAndroidを最新バージョンにアップデートすることで、同期エラーが解決する可能性があります。
システムアップデートを実行するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「システム」をタップします。
- 「詳細設定」をタップします。
- 「システムアップデート」をタップします。
- 「アップデートが利用可能です」と表示された場合は、「ダウンロード」をタップしてアップデートを実行します。
- 表示される手順に従って操作を進めてください。
Androidを最新バージョンにアップデートできたら、Googleアカウントの同期エラーが解決したか確認してください。
対処6: Google関連アプリをアップデートする
Google Play開発者サービス、AndroidシステムのWebView、GmailなどのGoogleアカウントに関連するアプリに不具合があることが原因で、同期エラーが発生するケースが考えられます。
そのため、Googleアカウントに関連するアプリをすべて最新バージョンにアップデートすることで、エラーが解決する可能性があります。
Googleアカウントに関連するアプリをアップデートするには、以下の手順で操作してください。
- 「Google Playストア」アプリを開きます。
- 右上の「プロフィールアイコン」をタップします。
- 「アプリとデバイスの管理」をタップします。
- 「利用可能なアップデートがあります」の項目に表示される「すべて更新」をタップします。
- 個別にアップデートする場合は、「詳細を表示」をタップしてGoogleアカウントに関連するアプリの「更新」をタップします。
Googleアカウントに関連するアプリを全てアップデートできたら、同期エラーが解決したか確認してください。
対処7: インターネットの接続を確認する
Androidデバイスがインターネットに正常に接続できていないことが原因で、Googleアカウントに同期エラーが発生するケースが考えられます。
そのため、デバイスがインターネットに接続できているか確認してください。インターネットの接続を確認するには、Chromeなどのブラウザアプリを開いてウェブページが表示できるかで判断してください。
デバイスのインターネット接続に問題が起きている場合は、以下の対処方法を試してください。
- モバイルデータ通信、またはWi-Fiの電波が良好な場所に移動する
- Wi-Fiに接続している場合は、ルーターを再起動する
- Wi-Fi、またはモバイルデータ通信に切り替える
インターネット接続の問題が解決したら、Googleアカウントの同期エラーの表示が消えたか確認してください。
対処8: 日付と時刻を自動取得する
Androidデバイスの日付と時刻がズレていることが原因で、Googleアカウントの同期エラーが発生するケースが考えられます。
そのため、日付と時刻を確認して、ズレがある場合は自動取得して更新してください。日付と時刻を自動取得するには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「システム(または一般管理など)」をタップします。
- 「日付と時刻」をタップします。
- 「自動」のオプションを「オン」にします。
- 既に自動で時刻がずれている場合は、オプションを一度オフにしてからオンにしてください。
日付と時刻を自動取得できたら、Googleアカウントの同期エラーが解決したか確認してください。
対処9: アカウントを強制的に同期する
Googleアカウントを強制的に同期することで、同期エラーが解決する可能性があります。
Googleアカウントを強制的に同期するには、以下の手順で操作します。ただし、この方法は機種によっては機能しない点に注意してください。
- 「電話」アプリを開きます。
- 以下のダイヤルを入力して、電話を発信します。
*#*#2432546#*#*
- 「チェックインに成功しました」と表示されるまで待ちます。
Googleアカウントを強制的に同期できたら、同期エラーが解決したか確認してください。
対処10: デバイスとアカウントの空き容量を確認する
Androidデバイス、またはGoogleアカウントのストレージの空き容量が不足していることが原因で、同期エラーが解決する可能性があります。
そのため、AndroidデバイスとGoogleアカウントのストレージの空き容量が十分にあるか確認してください。デバイスとアカウントの空き容量を確認するには、以下の手順で操作します。
- Androidのストレージの確認手順:
- 「設定」アプリを開きます。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「デバイスのストレージ」または「内部共有ストレージ」などの項目に表示される数値とグラフで空き容量を確認します。
- Googleアカウントのストレージの確認手順:
- Google公式の『Google One ストレージ』のページにアクセスします。
- エラーが出るGoogleアカウントの情報を入力してログインします。
- 使用中の容量から空き容量を確認します。
空き容量が不足している場合は、不要なデータをデバイスまたはアカウントから削除してください。空き容量が十分確保できたらエラーが解決したか確認してください。
対処11: Google関連アプリのキャッシュとデータを削除する
Googleアカウントと同期するアプリのキャッシュ、またはアプリデータに問題が起きていることが原因で、同期エラーが発生するケースが考えられます。
そのため、同期エラーが発生しているデータを使用するアプリのキャッシュとデータを削除してみてください。Google関連アプリのキャッシュとデータを削除するには、以下の手順で操作してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アカウント(またはパスワードとアカウント)」をタップします。
- アカウントの一覧で「Googleアカウント」をタップします。
- 複数のアカウントがある場合は、問題が起きているGoogleアカウントを選択してください。
- 「アカウントの同期」をタップします。
- 同期データの一覧から、エラーの出ているデータ(Gmail、カレンダー、ドライブなど)を確認します。
- 「設定」アプリの最初の画面に戻って、「アプリと通知」をタップします。
- 全てのアプリを表示して、「エラーの出ているデータを使用するアプリ」をタップします。
- 「ストレージ」をタップします。
- 「キャッシュを削除」をタップします。
- 「ストレージを消去」をタップして、確認ポップアップが表示されたら「OK」をタップします。
Google関連アプリのキャッシュとデータを削除できたら、Googleアカウントの同期エラーが解決したか確認してください。