iPhone/iPadでWi-Fiがグレーアウトしてオンにできない時の対処法

Wi Fiがグレーアウト オンにできない

iPhoneやiPadをWi-Fiに接続するために、コントロールセンターからWi-Fiをオンにしようとすると灰色にグレーアウトしていてオンにできないケースがあります。

この問題は、コントロールセンターだけでなく設定アプリのWi-Fiの項目でも同様の症状が発生することがあります。

本記事では、iPhone/iPadでWi-Fiがグレーアウトしてオンにできない時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: 機内モードがオフになっていることを確認する

iPhoneまたはiPadの機内モードがオンになっていることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。また、機内モードやWi-Fiの機能に一時的な不具合が発生していることが原因で、Wi-Fiをオンにできないケースが考えられます。

そのため、機内モードがオフになっていることを確認してください。機内モードが既にオフになっている場合でも、一旦オンに切り替えてからオフに戻すことで問題が解決する可能性があります。

iPhone/iPadの機内モードをオフに切り替えるには、以下の手順で操作してください。

  1. 画面の右上端から下方向にスワイプしてコントロールセンターを表示します。
    • ホームボタン搭載モデルの場合は、下端から上方向にスワイプしてください。
  2. 「機内モード(飛行機アイコン)」をタップして「オフ」に切り替えます。
    • 既に「オフ」になっている場合は、「機内モード(飛行機アイコン)」をタップして「オン」にして、数秒待ってから再度「機内モード(飛行機アイコン)」をタップして「オフ」に戻してください。
  3. 「機内モード(飛行機アイコン)」をタップして「オン」に切り替えます。
  4. 数秒待ってから「機内モード(飛行機アイコン)」をタップして「オフ」に戻します。

機内モードをオフに切り替えれたら、Wi-Fiの設定をオンにできるようになったか確認してください。

対処2: iPhone/iPadを再起動する

iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。

そのため、iPhone/iPadの電源を一度切って再起動することで、問題が解決する可能性があります。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作してください。

  • iPhoneの場合: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
    • iPhone8以前の場合は、「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
  • iPadの場合: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
    • ホームボタンを搭載したiPadの場合は、「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。

iPhoneまたはiPadを再起動できたら、Wi-Fiの設定を正常にオンにできるようになったか確認してください。再起動しても問題が解決しない場合は、次の対処に進んでください。

対処3: ソフトウェアアップデートを実行する

iOSまたはiPadOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。

そのため、iOS/iPadOSを最新バージョンにアップデートすることで、問題が解決する可能性があります。iOS/iPadOSをアップデートするにはソフトウェアアップデートを実行します。

ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
  4. アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
  5. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  6. 「今すぐインストール」をタップします。
  7. ソフトウェアアップデートが実行します。アップデートが完了するとデバイスが再起動します。

ソフトウェアアップデートを実行して再起動されたら、Wi-Fiの設定をオンにできるようになったか確認してください。

対処4: ネットワーク設定をリセットする

iPhoneまたはiPadのネットワーク関連の設定に何らかの問題が起きていることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。

そのため、ネットワーク設定をリセットして工場出荷時の状態に戻すことで、Wi-Fiの問題が解決する可能性があります。ただし、ネットワーク設定をリセットすると、Wi-FiやBluetooth、VPN、APNなどの設定が全て消去されて再設定が必要になる点に注意してください。

iPhoneまたはiPadのネットワーク設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. ホーム画面から「設定」を開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
  4. 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
  5. パスコードを求められたら入力します。
  6. 「ネットワーク設定をリセット」をタップしてリセットを実行します。
  7. リセットが完了すると、iPhone/iPadが自動的に再起動します。

ネットワーク設定をリセットできたら、再起動後にWi-Fiの設定をオンにできるようになったか確認してください。

対処5: iPhone/iPadを十分冷やす

iPhone/iPadは、デバイス内が熱くなりすぎるとハードウェアの損傷を防ぐために、様々な機能が自動的にオフになります。

そのため、iPhone/iPadの温度が特定の温度しきい値を超えて熱くなっていることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。

iPhone/iPadが触って熱い状態になっている場合は、温度が低い場所に移動して十分冷やしてみてください。また、日光が当たっている場所は発熱の原因となるため日陰の場所に置いてください。デバイス内の温度を素早く下げたい場合は、iPhone/iPadの電源を切った状態にしておくことをおすすめします。

iPhone/iPadの温度が十分低くなったら、デバイスを起動してWi-Fiの設定をオンにできるようになったか確認してください。

対処6: すべての設定をリセットする

iPhone/iPadの何らかの設定に問題があることが原因で、Wi-Fiの設定がグレーアウトしてオンにできないケースが考えられます。

そのため、iPhoneまたはiPadの全ての設定をリセットすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、全ての設定が工場出荷時の状態に戻るので、必要に応じて再設定が必要になる点に注意してください。

すべての設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
  4. 「リセット」をタップします。
  5. 「すべての設定をリセット」をタップします。
  6. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  7. 「すべての設定をリセット」をタップします。確認画面が表示されたら「すべての設定をリセット」をタップしてください。
  8. 設定がリセットされてiPhone/iPadが再起動します。

すべての設定をリセットしてデバイスが再起動したら、Wi-Fiの設定をオンにできるようになったか試してみてください。

対処7: LEDライト(懐中電灯)を点灯し続ける

iPhone/iPadのWi-Fiをオンにできない不具合は、デバイスを一時的に発熱させることで解決することを一部のユーザーが報告しています。

ただし、この方法に確実性はなく全てのデバイスで有効ではないため、他の方法で解決しない場合に自己責任で行なってください。

iPhone/iPadを一時的に発熱させるには、LEDライト(懐中電灯)を点灯する方法が簡単です。LEDライトを点灯するには、以下の手順で操作してください。

  1. 画面の右上端から下方向にスワイプしてコントロールセンターを表示します。
    • ホームボタン搭載モデルの場合は、下端から上方向にスワイプしてください。
  2. 「LEDライト(懐中電灯アイコン)」をタップして点灯します。
  3. LEDライトを点灯させたら、そのままiPhone/iPadが熱くるなるまで数時間待ちます。
  4. iPhone/iPadが熱くなったら、同じ手順でLEDライトをを消灯します。
  5. iPhone/iPadを再起動します。

LEDライトでデバイスを熱くしてから再起動できたら、Wi-Fiの設定がオンにできるようになったか試してみてください。

対処8: iPhone/iPadを初期化する

ここまでの対処方法を試してもWi-Fiの設定がグレーアウトしたままの場合は、iPhone/iPadを初期化することを検討してください。

ただし、iPhone/iPadを初期化すると全てのデータが消去されてしまうため、iCloudなどを使ってバックアップを作成してから行なってください。

iPhone/iPadを初期化するには、以下の手順で操作します。

  1. ホーム画面から「設定」を開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
  4. 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
  5. 確認画面が表示されるので、「iPhone/iPadを消去」をタップして初期化を行います。
  6. 初期化が完了したら初期設定を進めます。
  7. 「Appとデータ」画面が表示されたら、必要に応じて作成したバックアップからデータを復元します。

iPhone/iPadを初期化できたら、Wi-Fiの設定を正常にオンにできるようになったか確認してください。

解決しない場合

iPhone/iPadを初期化してもWi-Fiの設定がグレーアウトした状態のままの場合は、Wi-Fi関連のハードウェアに物理的な問題が発生していることが考えられます。

特にiPhoneやiPadを地面に落下させたり、水没させた後に問題が起きるようになった場合は、ハードウェアの故障が考えられます。

そのため、AppleサポートまたはAppleストアに問題について問い合わせ、診断と修理を依頼することをおすすめします。

iPhone/iPadのハードウェアが故障していても保証の期間内であれば無償で修理してもらえる場合もあります。

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