Googleの音声検索は、スマホに向かって「オッケーグーグル」と喋ることで音声認識機能を呼び出し、さらに続けて検索したいことを尋ねることで喋った内容をGoogle検索できる機能です。
しかし正しく設定したはずなのに検索機能が起動しなかったり、うまく音声を認識しなかったりすることがあります。
そんなスマホでGoogleの音声検索ができない時の対処法についてをご紹介します。Android、iPhoneそれぞれの手順を解説するので、音声検索できない方は参考にしてみてください。
この記事の内容
Googleの音声検索ができない原因
Googleの音声検索ができない主な原因は以下の5つです。
- OS・アプリのバージョンが古い
- 音声検索の設定に問題がある
- マイクに問題がある、または音声が認識できていない
- インターネットの接続環境に問題がある
- アプリの不具合・アプリ同士の干渉など
思い当たる項目はありますか?わからなければ上から順に確認していきましょう。具体的な対処法は以下で説明します。
まずはOSとアプリを最新バージョンにする
AndroidでGoogleの音声検索を利用するには、Googleアシスタントを有効にする必要があります。
AndroidでGoogleアシスタントを利用するための条件は以下のとおりです。
- Android 6.0以降
- Googleアプリ 6.13以降
- Google Play 開発者サービスのインストール
そのためAndroidの場合、まずはAndroidとGoogleアプリを最新の状態にアップデートしましょう。
またiPhoneやiPadの場合は、「Googleアプリ」をインストールする必要があります。
AndroidでGoogleアプリをアップデートする手順
「メニューアイコン」をタップして「設定」→「端末情報」からAndroidのバージョンを確認することができます。6.0以前のバージョンの場合は、以下の手順でAndroidをアップデートしてください。
- 「設定」→「端末情報」→「システムアップデート」とタップして進みます。
- 「アップデートがあります」という表示が出たら、指示に従ってアップデートを行います。
*古い端末では、Androidのバージョンを6以降にアップデートできない場合があります。
続いてGoogleアプリのアップデートを確認します。
- GooglePlayストアを起動して左上の「3本線マーク」をタップします
- 「マイアプリ」をタップしてアップデートタブに表示される「Googleアプリ」→「更新」をタップします
アップデートタブにGoogleアプリが表示されない場合は、最新バージョンなので更新する必要はありません。
iPhoneでGoogleアプリをアップデートする手順
iPhoneの場合は、Googleアプリが最新の状態か確認しましょう。
- ホーム画面に「Googleアプリ」がインストールされていることを確認します。
- ホーム画面から「AppStore」を起動します。
- 「アップデート」のタブをタップして「Googleアプリ」が表示されたら「アップデート」を選択します。
上記の手順でアップデートが表示されない場合は、Googleアプリは最新バージョンですので問題ありません。
音声検索の設定に問題がある場合
OSとアプリが最新の状態であれば、Googleの音声検索の機能を使うことができます。
はじめて音声検索の機能を使う場合、事前に音声検索の設定を有効にしておく必要があります。以下の手順を参考に音声検索の設定を行いましょう。
Android 6.0以降の設定
- 「ホームボタン」を長押しします。しばらくすると「はい、どんなご用でしょう?」というメッセージが表示されます。もしGoogleアシスタントをオンにするか聞かれたら「オンにする」をタップします。
(*ホームボタンを長押ししても何もメッセージが表示されない場合は、「Android 6.0以前の場合」を参照してください。 - 画面右上にある「青い丸」アイコンをタップします。すると使い方・ヒントの画面が表示されるので、右上の「…」アイコンをタップし、続けて「設定」をタップします。
- 設定画面が表示されます。「スマートフォン」をタップしてください。
- 「Googleアシスタント」がオフになっていればオンにします。
- 「OK Googleの検出」をオンにします。設定を求められたら画面に表示される指示に従って音声入力の設定を行います。
- ロック状態(スマホの画面が暗くなっている状態)からでも「OK Google」で音声検索できるようにするには「Voice Matchでロックを解除」をオンにします。
(*機能が不要な場合はこの項目はオフにしてください。) - 「アシスタントの言語」が日本語になっていることを確認します。
あとは「OK Google」に続いて、「検索ワード」を発声することで音声検索ができるようになります。
Android 6.0以前の設定
- メニューアイコンをタップして「Google」アプリをタップします。
- Googleアプリが起動します。「3本線」アイコンをタップしてメニューを表示します。
- 表示されたメニューから「設定」→「音声」とタップして進みます。
- 「音声」設定メニューにある「言語」が日本語になっていることを確認します。
- 「OK Google」の検出→「任意の画面から起動」をオンにします。
- 音声入力のセットアップ画面に従い「OK Google」と発声して声を登録します。
- ロック状態からでも「OK Google」で音声検索できるようにするには「Voice Matchでロックを解除」もオンにします。もしくは、この機能が必要なければオフにします。
Googleアプリの設定が完了すると、古いバージョンのAndroidでもGoogleアシスタントに近い形で音声検索を行うことができます。
iPhone/iPadの設定
App Store からGoogleアプリをインストールし、Googleアカウントでログインしてください。アプリの設定は以下の手順で行います。
- 「Googleアプリ」を起動します。
- 画面左上の「ユーザー名」をタップします。
- 設定画面が表示されます。続けて「音声検索」をタップします。
- 「言語」が日本語に設定されていることを確認します。他の言語になっていれば変更します。
- 起動ワード「OK Google」をオンにします。
以上で、Googleアプリ起動中に「OK Google」と喋れば音声検索機能が起動するようになりました。
ただし画面ロック中や他アプリの使用中でも音声検索ができるAndroidとは異なり、iPhone(iOS)の場合はGoogleアプリを開いているときでなければ音声検索はできませんので注意が必要です。
マイクに問題がある、音声が認識できていない場合
電話や各種アプリの通話機能などが使えているのであればマイクに問題はないはずですが、もしイヤフォンやヘッドセットを接続している場合は1度取り外してから音声入力を試してみてください。
また雑音の多い環境や屋外では音声を認識しにくいことがあります。できるだけ静かな環境で「OK Google」と発音して、音声検索が起動しないか確認しましょう。
登録した音声モデルに問題があるケースも…
Androidで音声検索が起動しない場合は、登録した「OK Google」の音声データに問題があるケースも考えられます。
Androidでは、設定時に登録した音声データと比較して認識するので、自身の声を登録する必要があります。
「OK Googleの検出」画面を開き、「音声モデルを再認識」もしくは「音声モデルを削除」から音声データを再登録してください。
インターネットの接続環境に問題がある場合
基本的なことですがインターネットに接続できない環境では音声検索はできません。
なるべく通信環境の良い場所で使用してください。通常のGoogle検索ができるか確認しておくと確実です。
それでも音声検索できない時は?
アプリとOSをアップデートしたのに、音声検索ができない場合、以下の方法で直ることもあります。もしまだ改善しない場合は以下を試してみてください。
- スマホを再起動してみる
- Googleアプリを1度アンインストールしてから再インストールする。
- セキュリティソフトを使用している場合は一時的にオフにする。
- 稀に端末や機種の相性などによりうまく音声検索が機能しないことがあるので、メーカーサイトにサポートページがあれば似たような症状が報告されていないか調べ、それでも解決しなければメーカーへ問い合わせを行う。