Appleのデバイスと同期するのに便利なiTunesですが、Windows10のパソコンでを使おうと思ったのに、iTunesStoreにサインインできなかったり、接続できないようなトラブルが起きるときがあります。
なぜそのような問題が発生してしまうのか?どうしたら直すことができるのでしょうか。
そんな、Windows10のパソコンからiTunes Storeに接続やサインインができない主な原因と対処法をご紹介します。
この記事の内容
iTunes Storeに接続できない原因
Windows10のパソコンでiTunes Storeに接続できない主な原因は以下の5つです。
- Apple ID・パスワードが正しくない
- Appleのサーバー、もしくは端末の通信状況に問題がある
- iTunes・Windowsが最新のものになっていない
- iTunesが正しくインストールされていない
- セキュリティソフトなど、他のアプリケーションソフトが干渉している
原因ごとの対処法について、それぞれ詳しく紹介していくので参考にしてみてください。
Apple ID・パスワードが正しくない
普段Appleのサービスを利用できているのであれば問題はないはずですが、不安があれば確認しておきましょう。
AppleID・パスワードはAppleのアカウント管理ページで確認できます。
また、AppleIDが分からなくなってしまった場合やパスワードを忘れた時は、以下の記事を参考にしてください。
>>iCloudのアカウントID/パスワードがわからない時のリセット・変更手順
※AppleとiCloudのアカウントID/パスワードは共通です。
サーバー・端末の通信状況に問題がある
サインインやiTunes Storeへの接続はインターネットを利用するのでネット環境が必要です。ウェブ検索やウェブページの閲覧ができているのであればインターネットの接続に問題はありません。
また、自分のインターネット環境に問題がなくてもApple側のサーバーに問題が発生していて接続ができなくなることがあります。
Appleのサーバー状態は、Apple公式サイトのシステム状況のページで確認できます。
iTunes・Windowsが最新のバージョンになっていない
WindowsとiTunesのバージョンが古いとエラーや不具合の原因になることがあります。
以下の手順でバージョンを確認し、更新ができるようであればアップデートを試してみましょう。
iTunesの更新確認手順
- 「iTunes」を起動します。
- 上部メニューから「ヘルプ」をクリックします。
- メニューから「更新プログラムを確認」を選びます。
- アップデートを促されたら画面の指示に従い更新を行います。最新のものになっていれば更新は不要です。
Windows10の更新確認手順
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「設定」ボタンをクリックします。
- 設定画面が表示されます。「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左のメニューから「Windows Update」を選択します。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
チェックが終わるまでしばらく待ちます。更新プログラムがある場合にはダウンロード・インストールなどが行われます。再起動を求められたら指示に従い再起動を行いましょう。
また、「お使いのデバイスは最新の状態です」と表示された場合は更新の必要はありません。
iTunesが正しくインストールされていない
稀にインストール時にエラー・不具合が発生し、それが原因でiTunesが正しく機能しなくなることがあります。
この場合、iTunesの再インストールを行うと改善する場合があります。ただし単純にiTunesのアプリケーションだけをアンインストールして再インストールしても、状況が改善しないことが多いです。
そのため、iTunes関連のアプリケーションを全てアンインストールして、iTunesの再インストールを試してみましょう。
1.iTunes関連のアプリケーションをアンインストールする
iTunesをセットアップした時にイントールされるアプリケーションは「iTunes」だけではありません。以下の手順でiTunes関連のソフトウェアを一旦全てアンインストールします。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「設定」ボタンをクリックして「アプリ」を選択します。
- 「アプリと機能」の項目にアプリケーションが表示されます。一覧から「プログラム」を選び、次に「アンインストール」を選びます。
インストールされているプログラムが表示されるので、以下のプログラムを上から順にアンインストールしてください。
- iTunes
- Apple Software Update
- Apple Mobile Device Support
- Bonjour
- Apple Application Support (32ビット)
- Apple Application Support (64ビット)
アンインストール実行後、確認メッセージ等が表示された場合は画面の指示に従って操作してください。
上記のアプリケーションを全てアンインストールできたら、次に再度iTunesをインストールします。
2.iTunesの再インストール手順
iTunesを再インストールを行うには以下の手順で操作します。インストール時と手順は同じです。
- 「iTunesのダウンロードページ」を開きます。
- 32ビット版と64ビット版があるので、使用しているWindowsに合った最新のiTunesのインストーラをダウンロードします。
(*OSのビット数は「スタート」を右クリック→「システム」→「デバイスの仕様」→「システムの種類」の項目で確認できます。) - 画面に表示される指示に従い、インストールを行います。
- 以上で再インストールは完了です。
iTunesが正しく起動できること、サインインできること、iTunes Storeへ接続できることを確認してください。
もしiTunesがインストールできない時は、次の記事を参考にして下さい。
セキュリティソフトが干渉している
稀にセキュリティソフトやファイアウォールの機能がiTunesへの通信を妨げているケースがあります。
そのため、セキュリティソフトやファイアウォールの機能を一旦停止させて、iTunesへのサインインや接続ができるか試してみましょう。
もしこの方法で問題が解決すればセキュリティソフトが原因ということが分かりますので、この場合セキュリティソフトの設定の変更が必要です。
Windows10のファイアウォールを使用している場合は以下の手順で操作してください。それ以外のセキュリティソフトを使用している場合はセキュリティソフトの提供者へ問い合わせてください。
Windows10標準のファイアウォールの通信許可設定
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- 「設定」ボタンをクリックして「更新とセキュリティ」を選択します。
- 左のメニューから「Windows Defender」を選んで、「Windows Defender セキュリティセンターを開きます。」をクリックします。
- Windows Defenderファイアウォールの画面が開きます。左のメニューから「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択します。
- 「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」を探し、クリックします。
- 「許可されたアプリ」が表示されます。上の方にある「設定の変更」をクリックします。
- 一覧から「iTunes」を選び、「プライベート」「パブリック」両方にチェックを入れてOKをクリックします。