AirPodsは専用の充電ケースに入れることで、MagSafeの充電ケーブル、Qi対応の充電マット、またはケースのバッテリーを使用して充電することができます。
しかし、AirPodsを充電ケースに入れてもAirPodsが正常に充電されない場合があります。また、充電しても80%で止まってしまい100%にならないケースもあります。
本記事では、AirPodsが充電できない/充電が100%にならない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: AirPodsをケースに入れ直す
AirPodsがケースに正しく入っておらず、充電が正常にできないケースが考えられます。
そのため、ケースからAirPodsを取り出して、もう一度ケースに入れ直し充電が開始しないか確認してみてください。AirPodsを充電する際は、ケースのフタを閉じてLEDランプが上向きになっていることを確認してください。
AirPodsをケースに入れ直しても充電できない場合は、次の対処に進んでください。
対処2: バッテリー充電の最適化をオフにする
AirPodsのバッテリー充電の最適化がオンになっていると、AirPodsのバッテリー寿命を伸ばすために100%まで充電されないケースがあります。
AirPodsが80%までしか充電されない場合は、バッテリー充電の最適化がオンになっていることが考えられるためオフに切り替えてください。AirPodsのバッテリー充電の最適化をオフにするには、以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- デバイスの一覧で「AirPods」の右の「iアイコン」をタップします。
- 「バッテリー充電の最適化」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
AirPodsのバッテリー充電の最適化をオフにできたら、100%までフル充電されるようになったか確認してください。
対処3: 長時間充電する
AirPodsをしばらく使用しておらずバッテリー残量が0%になっていた場合、通常よりも長い時間の充電が必要です。
そのため、AirPodsが充電されず電源が入らない場合は、AirPodsをケースに入れて数時間充電してみてください。
十分な時間充電できたら、AirPodsが充電されて使用できるようになったか確認してください。
対処4: 純正の充電ケーブルで充電する
使用している充電ケーブル、またはワイヤレス充電器が原因で、AirPodsが正常に充電されないケースが考えられます。
この問題は、特にサードパーティの充電ケーブルやワイヤレス充電器を使用している際に発生することが多いです。
そのため、純正の充電ケーブルをケースに接続してAirPodsを充電できないか確認してください。
対処5: 充電ケーブルを交換する
ケースに接続している充電ケーブルが断線していることが原因で、AirPodsが正常に充電されないケースが考えられます。
そのため、充電中にAirPodsのケースのLEDライトが正常に点灯しているか確認してください。正常に充電できている場合は、充電ケーブル接続時にライトがオレンジ色または緑色に点灯します。
充電ケーブルを接続してもケースのLEDライトが点灯しない場合は、充電ケーブルがケースとコンセントにしっかり差し込まれているか確認してください。接続に問題がない場合は、充電ケーブルを別のケーブルに交換して問題が解決しないか確認してください。
対処6: AirPodsとケースを掃除する
AirPodsまたはケースに埃などの汚れが付着していることが原因で、正しく充電できないケースが考えられます。
そのため、AirPodsとケースに汚れが付着している場合は、綿棒やエアーダスターを使って汚れを取り除いてください。
特にケースの差し込み口には、気づかないうちにゴミなどが溜まることがあるため確認してみてください。
対処7: AirPodsのファームウェアを更新する
AirPodsのファームウェアのバージョンが古く不具合があることが原因で、充電が正常にできないケースが考えられます。
そのため、AirPodsのファームウェアを最新バージョンに更新して、問題が解決しないか確認してみてください。AirPodsのファームウェアを更新するには、以下の手順で行ます。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- ケースにLightningケーブルを接続して充電器またはPCのUSBポートで充電します。
- iPhoneがインターネットに接続されており、「低電力モード」が「オフ」になっていることを確認します。
- 「低電力モード」は、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」のスイッチから「オフ」に切り替えれます。
- iPhoneをAirPodsを入れたケースの近くに置きます。
- そのままの状態で充電とアップデートが完了するまで1時間程度待ちます。
- AirPodsのファームウェアのアップデートは内部で自動的に行われます。
AirPodsのファームウェアを更新できたら、AirPodsが正常に充電できるようになったか確認してください。
対処8: AirPodsをリセットする
AirPodsのペアリングなどに問題が起きてることが原因で、AirPodsが正常に充電されないケースが考えられます。
そのため、AirPodsをリセットして、iPhoneと再度ペアリングすることで問題が解決する可能性があります。AirPodsをリセットして再ペアリングするには、以下の手順で操作してください。
- iPhoneで「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- デバイスの一覧で「AirPods」を探して「iアイコン」をタップします。
- 「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら、「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- AirPodsをケースに入れた状態でフタを閉めます。
- ケースのフタを開けて、iPhoneを近くに置きます。
- ケース背面の「セットアップボタン」をステータスランプが白色に点滅するまで押し続けます。
- iPhoneの画面にAirPodsのアニメーションが表示されたら「接続」をタップします。
- 案内に従って設定を進めて「完了」をタップします。
AirPodsをリセットしてペアリングできたら、そのまま充電ケーブルを繋いで正常に充電されるようになったか確認してください。
解決しない場合
ここまでの対処方法を試してもAirPodsが充電されない場合、AirPodsのバッテリーに問題が起きていることが考えられます。
AirPodsのバッテリーは500回程度の充放電で20%~50%劣化すると言われており、使用頻度が高い場合は2年程度で寿命がきます。
そのため、AirPodsを2年以上使用していて充電の問題が起きた場合は、バッテリーの劣化が考えられます。バッテリーの劣化が考えられる場合は、AppleのAirPodsの修理サービスからバッテリー交換を依頼するか、新しいAirPodsに買い換えることを検討してください。