PCでイヤホン等のBluetooth機器が接続できない・検出されない時の対処法

イヤホン等のBluetoothデバイスを利用するには、最初にペアリングという接続設定が必要です。

デバイスの設定マニュアルに従って操作すれば決して難しくはありませんが、状況によってはパソコン側の設定が必要になる場合や、何らかのトラブルによりBluetooth接続ができなくなってしまうことがあります。

本記事では、Windows10のPCでBluetooth機器が接続できない・検出されない時の対処法について紹介します。

Bluetoothデバイスが接続できない、またはこれまで問題なく使えていたのに急に繋がらなくなってしまったというような時には是非試してみてください。

対処1: 再ペアリングを試す

Bluetoothデバイスが正しく接続されているか確認します。もし接続されていない場合には手順に従って接続設定を行います。

正しく接続されているはずなのに使えない場合には、再ペアリングを試します。

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、設定メニュー(歯車アイコン)を開きます。
  2. 「デバイス」をクリックします。
  3. Bluetoothとその他のデバイス画面が表示されます。設定画面上にあるBluetoothスイッチがオンになっていることを確認します。
    • Bluetoothのスイッチがない場合は、次の対処方法に進んで下さい。
  4. 設定画面に表示されている接続済みデバイス一覧に接続したいBluetoothデバイスが表示されているか確認します。
    • もし表示されている場合は再ペアリングを行うため、デバイス名をクリックしてメニューを展開してから「デバイスの削除」ボタンをクリックします。
  5. 接続設定または再ペアリングを行います。「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」ボタンをクリックし、「Bluetooth」をクリックします。
  6. デバイスの検索が行われます。検索に成功すると画面にBluetoothデバイスの製品名が表示されるので、クリックしてペアリングを行います。

再ペアリングできない場合

再ペアリングで接続ができない場合は次の点をご確認ください。

  • Bluetoothデバイスによってはペアリング時に特定のボタンを押す等の操作が必要な場合があります。デバイスの操作マニュアルを確認し、正しい手順でペアリングを行ってください。
  • パソコンとBluetoothデバイスの距離が遠かったり、近くにテレビや電話などの電子機器が置かれていたりすると電波干渉を起こして正しく接続できない場合があります。デバイスをパソコンに近づけてみる、場所を変えてみる等の方法を試してみてください。
  • Bluetoothデバイスのバッテリーが十分に充電されていることもご確認ください。
  • Windows Updateを利用してOSを最新のものにアップデートしてください。

対処2: サウンドデバイスの設定を確認する

イヤホン等のオーディオデバイスをBluetooth接続で使用する場合は、サウンドデバイスの設定からBluetoothイヤホンがオーディオデバイスに指定されているか確認します。

特にスピーカーなどが同時に接続されている場合はそちらのデバイスが優先して接続されてしまうことがあります。

  1. タスクバーにある「スタート」ボタンをクリックし、スタートメニューから設定メニュー(歯車アイコン)を開きます。
  2. 設定ウィンドウが開いたら「システム」をクリックします。
  3. 左のメニューリストにある「サウンド」をクリックします。
  4. 「出力デバイスを選択してください」の下にあるドロップダウンリストを確認し、Bluetoothイヤホンが選択されていることを確認します。選択されていなければリストをクリックして設定を変更します。

ドロップダウンリストにBluetoothイヤホンが表示されない場合は対処③以降の方法を試してみてください。

対処3: トラブルシューティングツールを使う

トラブルシューティングツールを使うことで簡単に問題を解決できる場合があります。次の手順でトラブルシューティングツールを実行してみてください。

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、設定メニュー(歯車アイコン)を開きます。
  2. 「更新とセキュリティ」をクリックします。
  3. 左のメニューリストから「トラブルシューティング」の項目をクリックします。
  4. 「その他の問題の検出と解決」の文字の下にある「Bluetooth」をクリックします。
  5. メニューが展開されてボタンが表示されるので、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックします。
  6. トラブルシューティングツールが実行されます。問題が検出され、修復が可能な場合はこの時点で自動修復されます。

トラブルシューティングツールを使用しても解決しない場合は、ツールの実行結果のメッセージを参考に原因を探すか、別の対処方法を試してください。

対処4: Bluetoothドライバーを再インストールする

特にWindows Update直後に急にBluetoothデバイスが使えなくなったというようなケースでは、ドライバーに問題があることが考えられます。

次の手順でBluetoothドライバーのアンインストールと再インストールを試してみてください。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャ」を開きます。
  2. デバイスマネージャウィンドウが表示されます。一覧から「Bluetooth」の項目を探し、矢印アイコンをクリックしてツリーを展開します。
  3. ツリーの下に表示されたBluetoothドライバー名を右クリックし、「デバイスのアンインストール」をクリックします。
  4. 確認画面が表示されたらもう1度「アンインストール」をクリックします。
  5. パソコンを再起動します。再起動後、ドライバーが自動で再インストールされるので、Bluetoothデバイスを再接続して問題が解決したか確認します。

デバイスマネージャに「Bluetooth」の項目がない場合は、お使いのパソコンにBluetoothの機能が備わっていないか、何らかの理由でBluetoothが動作していません。

Bluetooth機能が備わっているはずなのに表示がない場合はBIOSの設定からBluetooth機能が無効になっていないかご確認ください。

またアダプターの故障なども考えられるため、メーカーサポートの利用やUSBで接続できるタイプのBluetoothアダプターの導入などもご検討ください。

対処5: Bluetoothサービスを再起動する

ドライバーにも異常がなければBluetoothサービスの再起動を試します。

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択します。
  2. ウィンドウが表示されたらテキスト入力覧にservices.mscと入力し、OKをクリックします。
  3. サービス一覧ウィンドウが表示されます。「Bluetoothサポートサービス」の項目を探し、ダブルクリックします。
  4. 「全般」タブを開き、「スタートアップの種類」の設定を「自動」に変更します。
  5. サービスを再起動します。「停止」ボタンをクリックし、完全に停止したら「開始」ボタンをクリックします。
  6. 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じます。
  7. サービス一覧ウィンドウに戻ります。Bluetoothの機能に関連していると思われる項目が「Bluetoothサポートサービス」以外にもあれば、すべての項目に対して同様の操作を行います。

コメント

  1. よしみちゃん より:

    対処5でいけました。
    ありがとうございました。
    感謝です。

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