Windows10 – スリープ/休止状態が勝手に復帰する原因と対処法

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Windows 10搭載PCを利用していると、スリープ状態にしているのに勝手に復帰するという現象が発生することがあります。スリープにしていたのに突然復帰すると驚くかもしれません。

今回は、Windows10でスリープ/休止状態が勝手に復帰する原因と対処法について紹介します。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

スリープ状態が勝手に復帰するときに考えられる主な原因

  • 放置中にマウスが勝手に動く
  • スリープ解除タイマーが有効になっている
  • インストールされているアプリケーションが影響している
  • ネットワークアダプタが影響している
  • マザーボードのドライバが影響している
  • 自動メンテナンスが実行されている
  • Windowsの標準機能の処理が実行されている

このように、スリープ状態が勝手に復帰する場合に考えられる原因にはデバイス由来のものやソフトウェア由来のものがあります。いずれの場合でも、1つずつ対処していけば解決できることが多いといえるでしょう。

イベントビューアで原因を探る

スリープ状態が勝手に復帰される原因を知りたい場合、イベントビューアを利用するのがオススメです。

これを見るだけで何が原因になっているかわかることも多いため、ぜひチェックしてみてください。

具体的なチェック方法は次の通りです。画像も参考にしつつ操作してください。

  1. スタートボタンを右クリックする
  2. リストに表示される「イベントビューア」をクリックする
  3. 「Windows Logs」をクリックする
  4. 「System」をクリックする
  5. 「Find」をクリックする
  6. 検索窓に「Power-Troubleshooter」と入力して検索する
  7. 結果をチェックする

結果をクリックすると、何が原因でスリープが解除されたかが表示されることがあります。これが表示されている場合は原因がすぐわかるので対処も簡単といえるでしょう。

ただし、この段階で「不明」と表示されている場合は1つずつチェックしていかなければなりません。これから紹介する対処法を試すことをオススメします。

対処1: マウスが動いてもスリープが解除されないように設定する

Windowsのスリープ設定によっては、マウスやキーボードが操作されるとスリープが解除されます。これが有効になっていると、何らかの拍子にマウスが動いた際に解除されてしまうでしょう。

これが原因である場合は以下のように設定します。

  1. Win + Xを押す
  2. 「デバイスマネージャ」をクリックする
  3. 「マウスとそのほかのポインティングデバイス」をクリックする
  4. マウスドライバを右クリックする
  5. 「プロパティ」を開く
  6. 「電源の管理」タブを開く
  7. 「詳細設定」タブを開く
  8. 「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外す

これでマウスが動いてもスリープが解除されないようになるでしょう。キーボード入力でも解除されないようにするためには、キーボードドライバでも同じ設定を行います。

ただし、キーボード入力でスリープ解除は便利に使えることも多いので、利用シーンに応じて設定してください。

また、マウスドライバが複数表示されているときは全てのドライバで同じ設定を行ってください。さらに、マウスを抜き差しした際に設定がもとに戻ってしまうことがあるので、すでに設定している場合でも一度チェックしてみましょう。

対処2: スリープ解除タイマーを無効にする

スリープ解除タイマーが有効になっていることによってスリープが解除される場合、これを無効にすれば解除されないようになります。無効化する手順は以下の通りです。

  1. Win+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を起動する
  2. 「コントロールパネル」と入力してEnterを押す
  3. 「電源オプション」を開く
  4. 有効化されている電源プランの「プラン設定の変更」をクリックする
  5. 「詳細な電源設定の変更」をクリックする
  6. リストから「スリープ」を探してクリックする
  7. 「スリープ解除タイマーの許可」の設定を無効にする
  8. OKをクリックして完了

これでスリープ解除タイマーが無効になるため、これが原因になっている場合はスリープ中に勝手に解除されないようになります。スリープ解除タイマーとは、特定した日の特定した時間に勝手に解除されるので、これに該当する場合は疑ってみてください。

対処3: ネットワークアダプタの設定を見直す

次にネットワークアダプタの設定を見直してみましょう。勝手にスリープが解除されないようにするためには以下のように設定しましょう。

  1. Win + Xを押す
  2. 「デバイスマネージャ」をクリックする
  3. 「ネットワークアダプタ」をクリックする
  4. 表示されたネットワークアダプタをクリックして開く
  5. 「電源の管理」タブを開く
  6. 「このデバイスでコンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外す
  7. 「詳細設定」タブを開く
  8. 「Wake on Magic Packet」を無効にする
  9. 「Wake on Pattern Match」を無効にする

基本的に電力削減関連のオプションとWale on LAN(WoL)関連の設定を無効化すると覚えておきましょう。ネットワークアダプタが原因になっていることが多いので、必ずチェックすることをオススメします。

対処4: マザーボードのドライバを更新する

マウスやスリープ解除タイマー、ネットワークアダプタの設定に問題がないのにスリープ状態が勝手に解除される場合、マザーボードのドライバが影響していることがあります。

そのため、まずはマザーボードメーカーの公式サイトにアクセスし、PCに搭載しているマザーボードのドライバをチェックしてみましょう。もし、最新のドライバが公開されている場合はダウンロードしてインストールしましょう。

ASUS製のものなの、一部のマザーボードメーカーはドライバアップデートツールを提供しているので、使っているマザボにこれがある場合はぜひ活用してみてください。

対処5: 影響しているアプリの設定変更/アンインストール

インストールしているアプリケーションの影響でPCのスリープ状態が勝手に解除されているケースがあります。マカフィーなどの常駐するアプリケーションが原因で、スリープが解除されることが多いようです。

スリープを解除しているアプリケーションを見つけるには次の操作を行います。

  1. 「スタート」をクリックします。
  2. 「Windowsシステムツール」→「コマンドプロンプト」を起動します。
  3. 次のコマンドを入力してエンターキーで実行します。
    $ powercfg / waketimers
  4. スリープを解除するアプリケーションの一覧が表示されます。

アプリケーションが見つかった場合は、自動処理される設定項目(自動アップデート等)があれば無効にするようにして下さい。

設定で改善しない場合は、アプリケーションを停止しておくか、アンインストールを検討して下さい。

対処6: 自動メンテナンスを止める

自動メンテナンスが有効になっていることによってスリープ状態が勝手に解除されることがあります。

ここまでの対処法を試しても改善されない場合、これが原因になっていることがあるので、一度チェックしてみましょう。もし、有効になっている場合は以下の手順でOFFにします。

  1. Win+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を起動する
  2. 「コントロールパネル」と入力してEnterを押す
  3. 「システムとセキュリティ」をクリックする
  4. 「セキュリティとメンテナンス」をクリックする
  5. 「メンテナンス」タブを展開する
  6. 自動メンテナンス欄にある「メンテナンス設定の変更」をクリックする
  7. 「スケジュールされたメンテナンスによるコンピュータのスリープ解除を許可する」のチェックを外す
  8. OKをクリックして完了

これで自動メンテナンスによるスリープ解除が無効になりました。これが原因になっていた場合、この設定を行うことによって解除されなくなるので、一度様子を見てください。

対処7: Windowsの自動アップデートタスクを止める

WindowsUpdate関連のタスクである、UpdateOrchestratorが原因で勝手に起動してしまうケースがあります。

イベントビュワー等でUpdateOrchestratorのタスクが原因だった場合は、次の手順で無効化します。

  1. 「スタート」→「Windows管理ツール」→「タスクスケジューラ」を起動します。
  2. 左ツリーを「タスクスケジューラライブラリ」→「Microsoft」→「Windows」→「UpdateOrchestrator」の順に展開します。
  3. 「Reboot」タスクをダブルクリックします。
  4. プロパティが開くので「条件」タブをクリックします。
  5. 「タスクを実行するためにスリープを解除する」のチェックを外して「OK」をクリックします。

UpdateOrchestrator内の他のタスクが原因でスリープが復帰してしまうケースもMicrosoftコミュニティに報告されています。

改善しない場合は、UpdateOrchestrator内の他のタスクも「タスクを実行するためにスリープを解除する」のチェックを外すことをおすすめします。

対処8: 更新プログラムの確認を停止する

Windows10では、OSの更新プログラムの確認をバックグランドで行なっています。

この更新プログラムの確認をする「UvoSvc」サービスが原因でスリープが頻繁に復帰してしまうケースがあります。

停止は推奨されませんが、UvoSvcサービスは次の手順で停止することができます。

  1. 「スタート」を右クリックして「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。
  2. ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」をクリックします。
  3. 次のコマンドを入力してエンターキーで実行します。
    $ sc stop "UsoSvc"
    $ sc config "UsoSvc" start= disabled
  4. UsoSvcサービスが停止します。

上記の手順で、更新プログラムの確認処理が停止します。スリープ解除が改善しないか確認して下さい。

更新プログラムの確認の機能を元の設定に戻したい場合は、次のコマンドでオンに戻せます。

$ sc config UsoSvc start= auto
$ sc start UsoSvc

対処9: レジストリを変更する

ここまでの対処で改善しない場合は、Windowsのレジストリに問題が発生していることが考えられます。

次の手順でレジストリを修正することで、スリープ復帰の問題が解決する可能性があります。*レジストリの変更は、Windowsに重大なエラーが起きる場合があるため慎重に行なって下さい。

  1. 「Windowsキー」+「Rキー」を同時押しします。
  2. 「regedit」と入力して「OK」をクリックします。
  3. 左のツリーを「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」→「Winlogon」に順に展開します。
  4. 「Winlogon」内にある「PowerdownAfterShutdown」をダブルクリックします。
  5. 値が「1」になっていることを確認して「OK」をクリックします。

値を変更した場合は、PCを再起動して復帰のトラブルが解消しないか確認して下さい。

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