ネットワーク資格情報の入力が分からない・正しくない時の確認/対処 – Windows10

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Windows10のPCで共有フォルダやNAS・ファイルサーバーなどのネットワークドライブにアクセスしようとすると、「Windowsセキュリティ: ネットワーク資格情報の入力」のウィンドウが出る場合があります。

ユーザー名とパスワードを求められますが、設定した覚えがない場合やユーザー名とパスワードを忘れた場合など、入力するアカウントが分からないケースがあると思います。ユーザー名とパスワードが間違っていると、「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」のエラーが表示されます。

今回は、Windows10でネットワーク資格情報の入力が分からなかったり、正しくない時の対処法について紹介します。

ネットワーク資格情報の入力とは

ネットワーク資格情報の入力は、ネットワーク上のサーバーにあるデータにアクセスする際に表示されるWindowsのセキュリティ認証のウィンドウです。

ネットワーク上のファイルやフォルダにアクセスするには、通常アクセス権限のあるユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

ネットワークドライブの初回アクセス時には、必ずネットワーク資格情報の入力が表示されます。主に共有フォルダ、NAS、ファイルサーバーにアクセスする際に表示されます。

ネットワーク資格情報の入力が出る原因

ネットワーク資格情報の入力ウィンドウは、アカウント認証が必要なサーバーにアクセスする際に表示されます。認証ウィンドウが出る場合、次のようなケースが考えられます。

  • サーバーに初めてアクセスする
  • ネットワーク資格情報を記憶していない
  • 記憶していたユーザー名とパスワードが間違っている
  • ネットワーク資格情報がリセットされた

PCに正しいネットワーク資格情報が記憶されていれば、入力が省略されてウィンドウが表示されずにサーバーにアクセスすることができます。

ネットワーク資格情報の入力が出る場合は、PCに正しいネットワーク資格情報が記憶されていないため、アクセスできるアカウント情報を入力する必要があります。

ネットワーク資格情報に入力するアカウント情報

ネットワーク資格情報を入力するウィンドウが出た場合は、接続先サーバーで設定されているアカウントを入力することでアクセスできます。

接続先サーバーが共有フォルダの場合はWindowsアカウント、NAS/ファイルサーバーの場合はサーバーで設定されているアカウントを入力します。

  • Windowsの共有フォルダにアクセスする場合:
    共有設定をしたWindowsアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。
  • NAS/ファイルサーバーにアクセスする場合:
    NAS・ファイルサーバーの管理ユーザーか設定画面で作成したアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を入力します。

再度アクセスする際にネットワーク資格情報の再入力を求められる場合は、「資格情報を記憶する」にチェックを入れて「OK」をクリックしてください。

資格情報を記憶することで、サーバー接続時のアカウント情報が保存されるため再入力する必要がなくなります。

ネットワーク資格情報を忘れた時の対処方法

ネットワーク資格情報に入力するユーザー名とパスワードが分からない場合や忘れてしまった場合は、次の対処方法を試してみてください。

基本的にユーザー名を確認することはできますが、パスワードを確認することはできません。パスワードが分からない場合は、『対処5: パスワードの変更やリセット』を行う必要があります。

対処1: 管理者アカウントの入力を試す

サーバーにアクセスするためのアカウントを作成した覚えがない場合は、共有フォルダを設定したWindowsアカウント、もしくはサーバーの管理アカウントの入力を試してみてください。

具体的には、次のアカウントの入力を試します。

対処2: 設定でユーザー名を確認する

アクセス用のユーザーを作成している場合は、共有フォルダやNASの設定からユーザー名を確認することができます。

ユーザー名がそもそも分からない場合は、次の方法でユーザー名を確認してみてください。

Windowsの共有フォルダの場合

Windowsの共有フォルダの場合は、次の手順でアクセスできるユーザー名を確認することができます。

  1. 接続先のコンピュータで共有フォルダを右クリックして「プロパティ」を開きます。
  2. 「共有」タブを開いて「共有」をクリックします。
  3. 共有フォルダにアクセスできるアカウントのユーザー名が一覧で確認できます。
    • アクセス許可のレベルの「所有者」は共有フォルダを作成したユーザー名、「読み取り/書き込み」は共有を設定しているユーザー名が表示されます。

NAS/ファイルサーバーの場合

NASやファイルサーバーの場合は、設定画面を開いてユーザー管理の設定からユーザー名を確認することができます。

設定画面やユーザー管理設定の開き方は、NAS・ファイルサーバーによって異なるためマニュアルを参考にしてください。

アクセス用のユーザーを作成していない場合は、『対処1: 管理者アカウントの入力を試す』を試してください。

対処3: 資格情報でユーザー名を確認する

過去に共有フォルダやNASにアクセスできていた場合は、PCに保存されているネットワーク資格情報を確認するとユーザー名が分かる場合があります。

次の手順で、ネットワーク資格情報を開いてユーザー名を確認してみてください。

  1. タスクバーの検索ボックスに「資格情報」と入力します。
  2. 検索候補から「資格情報マネージャー」をクリックします。
  3. 「Windows資格情報」をクリックします。
  4. 「Windows資格情報」の一覧に、記憶している資格情報のサーバー名が表示されます。ユーザー名が分からない資格情報をクリックします。
  5. ネットワーク資格情報の「ユーザー名」が表示されます。
    • パスワードは確認することができない点に注意してください。

コマンドでも確認できる

上記の保存されている資格情報は、コマンドを実行して確認することもできます。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「Windows PowerShell」を選択します。
  2. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    cmdkey /list
  3. 保存されている資格情報の一覧が表示されます。
  4. 「ターゲット: Domain:サーバー名」に対応する「ユーザー名」を確認してください。

対処4: 別のPCのネットワーク資格情報をコピーする

別のPCでネットワーク資格情報が出ずにサーバーにアクセスできている場合は、ネットワーク資格情報をコピーすることで認証を通すことができます。

ユーザー名とパスワードが分からない場合でも、正しい資格情報をコピーすれば問題なくアクセスすることができます。

別のPCからネットワーク認証情報をコピーするには、手順で操作します。

手順1: 資格情報のバックアップを作成する

まず、サーバーにアクセスができるPCから資格情報をUSB等にバックアップします。

  1. タスクバーの検索ボックスに「資格情報」と入力して、検索候補から「資格情報マネージャー」をクリックします。
  2. 「Windows資格情報」をクリックします。
  3. 「資格情報のバックアップ」をクリックします。
  4. 「バックアップの作成先」にUSBメモリ等を選択して、「ファイル名(任意)」を入力して「次へ」をクリックします。
  5. 案内に従って進めると、作成先に資格情報のバックアップファイルが作成されます。

手順2: 資格情報をバックアップから復元する

資格情報をUSBにコピーできたら、サーバーにアクセスできないPCでバックアップファイルを復元します。

  1. PCにバックアップファイルを保存したUSBメモリ等を接続します。
  2. タスクバーの検索ボックスに「資格情報」と入力して、検索候補から「資格情報マネージャー」をクリックします。
  3. 「Windows資格情報」をクリックします。
  4. 「資格情報の復元」をクリックします。
  5. 「バックアップファイルの場所」で作成したファイルを指定して「次へ」をクリックします。
  6. ウィザードに従って、バックアップファイルを選択して資格情報の復元を実行します。

資格情報が追加されていることを確認したら完了です。操作が完了したら、ネットワーク資格情報が出ずにサーバーにアクセスできるか確認してください。

対処5: パスワードを変更/リセットする

アクセスするサーバーのネットワーク資格情報のパスワードは、基本的に確認することができません。

そのため、パスワードが分からない場合は、パスワードの変更、もしくはリセットを検討してください。

共有フォルダの場合

共有フォルダの場合は、共有フォルダを設定しているPCのWindowsのアカウントのパスワードを変更します。

アカウントのパスワードを変更するには、次の手順で操作します。

  1. パスワードを変更するアカウントにサインインします。
  2. 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
  3. 「アカウント」をクリックします。
  4. 左ペインで「サインインオプション」をクリックします。
  5. 右ペインで「パスワード」を選択して「変更」をクリックします。
  6. 「現在のパスワード」を入力して「次へ」をクリックします。
  7. 「新しいパスワード」と「パスワードのヒント」を入力して「次へ」をクリックします。
  8. パスワードの変更が完了します。

NAS/ファイルサーバーの場合

管理アカウント以外のパスワードは、NAS/ファイルサーバーの設定画面を開いてユーザー管理設定から変更することができます。

パスワードの変更手順は、NAS/ファイルサーバーによって異なるためメーカーのマニュアルを参考にしてください。

管理アカウントのパスワードが分からない場合

サーバーの管理アカウントのパスワードも分からない状態の場合は、設定画面を開くことができません。

そのため、サーバーの管理アカウントのパスワードのリセットを行なってください。

サーバーの管理アカウントのパスワードは、機器にある「リセットボタン」を押してリセットできる場合が多いです。

注意: 機種によってリセットボタンが付いていなかったり、「リセットボタン」で初期化される項目も異なるため、メーカーのマニュアルで管理パスワードの変更方法を確認してください。

管理パスワードがリセットできたら、『対処1: 管理者アカウントの入力を試す』の初期パスワードでのアクセスを試してください。

資格情報が正しいのにアクセスできない場合

ネットワーク資格情報の入力に正しいユーザー名とパスワードを入力しているのに、アクセスが拒否されるケースがあります。

また、正しいユーザー名とパスワードを入力したのに、毎回ネットワーク資格情報の入力のウィンドウが表示されるケースがあります。

ネットワーク資格情報の入力に問題が起きている場合は、次のページの対処方法を参考にして下さい。

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