接続済みのAirPodsの音が出ない/聞こえない時の対処法

接続済みのairpodsの音が出ない

iPhoneやiPad、MacなどのAppleデバイスにAirPodsを接続して使用しようとすると、AirPodsから音が出なかったり聴こえないケースがあります。

AirPodsが接続済みであるにも関わらず音が出ないと故障しているケースが少なからず考えられますが、多くの場合対処を行うことで解決します。

本記事では、接続済みのAirPodsの音が出ない/聞こえない時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: AirPodsを再接続する

AirPodsのBluetooth接続に一時的な問題が起きていることが原因で、AirPodsの音が出ないケースが考えられます。

そのため、AirPodsをデバイスに再接続して問題が解決しないか確認してみてください。AirPodsを再接続するには、以下の手順でBluetoothのオン/オフを切り替えてください。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 「設定」アプリを開いて、「Bluetooth」をタップします。
    2. 「Bluetooth」のスイッチを「オフ」にします。
    3. 数秒待ってから「Bluetooth」のスイッチを「オン」に戻します。
  • Macの場合:
    1. 「Appleマーク」をクリックして「システム環境設定」を選択します。
    2. 「Bluetooth」をクリックします。
    3. 「Bluetoothをオフにする」をクリックします。
    4. 数秒待ってから「Bluetoothをオンにする」をクリックします。

Bluetoothのオン/オフを切り替えてAirPodsをデバイスに再接続できたら、AirPodsの音が出ない問題が解決したか確認してください。

対処2: AirPodsをケースに戻す

AirPods側のBluetoothの機能に一時的な不具合が発生して、音が聞こえないケースが考えられます。

そのため、AirPodsのBluetoothの機能をリセットすることで、問題が解決する可能性があります。AirPodsのBluetoothの機能をリセットするには、以下の手順でAirPodsをケースに戻してください。

  1. AirPodsのケースの蓋を開けて、AirPodsを入れます。
  2. AirPodsのケースの蓋を閉じて数秒待ちます。
  3. AirPodsのケースの蓋を開けて、AirPodsを取り出します。

AirPodsをケースに戻して取り出せたら、音が出ない問題が解決したか確認してください。

対処3: AirPodsのペアリングを再登録する

AirPodsのペアリング設定に問題が起きていることが原因で、接続済みのAirPodsの音が出ないケースが考えられます。

そのため、AirPodsのペアリングの登録を一度削除してから再登録することで、問題が解決する可能性があります。AirPodsのペアリングを再登録するには、以下の手順で操作してください。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 既にAirPodsがペアリングされている場合はまずペアリングを解除します。ホーム画面を開き、「設定」をタップします。
    2. 「Bluetooth」をタップします。
    3. 「自分のデバイス」リストに「AirPods」がある場合は、右側の「i」マークをタップし、「このデバイスの登録を解除」を選択します。
    4. 確認ポップアップが表示されたらもう1度「デバイスの登録を解除」をタップします。
    5. AirPodsを再接続します。iPhone/iPadをホーム画面に戻します。
    6. 続いてAirPods側の設定をします。AirPodsをケースに入れ、蓋を閉めて15秒待ちます。
    7. 15秒待ったら蓋を開け、iPhone/iPadに近づけます。
    8. iPhone/iPadの画面にポップアップが表示されます。「接続」をタップします。
      • ポップアップが表示されない場合はAirPodsケースの背面にあるボタンを長押ししてください。
      • AirPodsケース内側のランプがオレンジ色に変わり、その後また白色に変わって点滅したらボタンを離します。
  • Macの場合:
    1. 画面左上の「Appleマーク」をクリックしてAppleメニューを開き、「システム環境設定」を選択します。
    2. 「システム環境設定」ウィンドウが開きます。「Bluetooth」をクリックします。
    3. 画面中央右のリストにAirPodsの項目があれば、一旦ペアリングを解除します。「AirPods」の項目をクリックして選択し、右にあるバツボタンをクリックします。
    4. 確認ポップアップが表示されたら、「削除」をクリックします。
    5. Bluetoothの設定画面を開いたまま、AirPods側の設定をします。AirPodsをケースに入れて蓋を閉め、そのまま15秒待ちます。
    6. Macの近くにAirPodsの入ったケースを置き、蓋を開けます。
    7. しばらく待つとBluetoothの設定画面上にAirPodsの項目が表示されます。「AirPods」の右側にある「接続」ボタンをクリックします。
      • AirPodsの項目がリストに表示されない場合は、AirPodsケースの背面にあるボタンを長押ししてください。
      • そのまましばらくボタンを押し続け、AirPodsケースの内側にあるランプがオレンジ色に変わり、その後また白色に戻ったらボタンを離します。

AirPodsのペアリングを再登録できたら、音が出ない問題が解決したか確認してください。

対処4: 出力先でAirPodsを選択する

デバイスの音声の出力先がAirPodsになっていないことが原因で、AirPodsから音が聴こえないケースが考えられます。

そのため、デバイスの音声の出力先がAirPodsになっているか確認してください。デバイスの音声の出力先を変更するには、以下の手順で操作します。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 画面の右上端から下方向にスワイプして、コントロールセンターを表示します。
      • ホームボタン非搭載のモデルの場合は、画面の下端から上方向にスワイプしてください。
    2. オーディオコントロール内の右上にある「出力先(三重丸に三角のアイコン)」をタップします。
    3. 出力先の一覧が表示されるので、スピーカーやテレビのデバイスが選択されている場合は「AirPods」に変更します。
  • Macの場合:
    1. 画面左上の「Appleマーク」をクリックしてAppleメニューを開き、「システム環境設定」を選択します。
    2. 「システム環境設定」ウィンドウが開いたら、「サウンド」をクリックします。
    3. 「出力」タブを開きます。
    4. 出力デバイスの一覧で「AirPods」を選択して、主音量のスライダーを調整します。

デバイスの音声の出力先をAirPodsに変更できたら、AirPodsから音が聴こえるようになったか確認してください。

対処5: デバイスを再起動する

使用しているAppleデバイスに一時的な不具合が発生していることが原因で、接続済みのAirPodsの音が出ないケースが考えられます。

そのため、AirPodsを接続しているデバイスを一度再起動して問題が解決しないか確認してみてください。デバイスを再起動するには、以下の手順で操作します。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 「スリープボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しします。
      • ホームボタン搭載機種の場合は、「スリープボタン」を長押ししてください。
    2. 電源オフスライダーを右方向にドラッグします。
    3. 「スリープボタン」を長押しして電源を入れます。
  • Macの場合:
    1. 「Appleマーク」をクリックして「再起動」を選択します。
    2. 確認ダイアログが表示されたら「再起動」をクリックします。

デバイスを再起動できたら、AirPodsと接続して音が正常に聴こえるようになったか確認してください。

対処6: 別のAppleデバイスのBluetoothをオフにする

AirPodsが別のAppleデバイスに先に接続していることが原因で、AirPodsの音が出ないケースが考えられます。

そのため、複数のAppleデバイスを持っており、それぞれのデバイスでAirPodsのペアリングの登録を行なっている場合は、iPadやMacなどの別のデバイスにAirPodsが接続していないか確認してください。

別のデバイスにAirPodsは、Bluetoothの機能をオフにすることで切断できます。Bluetoothの機能をオフにするには、以下の手順で操作します。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 「設定」アプリを開いて、「Bluetooth」をタップします。
    2. 「Bluetooth」のスイッチを「オフ」にします。
  • Macの場合:
    1. 「Appleマーク」をクリックして「システム環境設定」を選択します。
    2. 「Bluetooth」をクリックします。
    3. 「Bluetoothをオフにする」をクリックします。

Bluetoothの機能をオフにしてAirPodsを切断できたら、任意のデバイスに接続して音が聴こえるようになったか確認してください。

対処7: 自動耳検出をオフにする

AirPodsの自動耳検出の機能が誤作動していることが原因で、AirPodsから音が聴こえないケースが考えられます。

そのため、AirPodsの自動耳検出の機能をオフにすることで、問題が解決する可能性があります。AirPodsの自動耳検出の機能をオフにするには、以下の手順で操作します。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. 「設定」アプリを開きます。
    2. 「Bluetooth」をタップします。
    3. 接続デバイスの一覧で「AirPods」の右にある「iアイコン」をタップします。
    4. 「自動耳検出」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
  • Macの場合:
    1. 「Appleマーク」をクリックして「システム環境設定」を選択します。
    2. 「AirPodsのモデル名」をクリックします。
    3. 「自動耳検出」のチェックを外します。

AirPodsの自動耳検出の機能をオフにできたら、正常に音が聴こえるようになったか確認してください。

対処8: ファームウェアをアップデートする

AirPodsのファームウェアのバージョンが古いことが原因で、接続済みのAirPodsの音が正常に出ないケースが考えられます。

そのため、AirPodsのファームウェアを最新バージョンにすることで問題が解決する可能性があります。AirPodsのファームウェアをアップデートするには、以下の手順で操作してください。

  1. 接続先のiPhone、iPadまたはMacのシステムが最新になっていることを確認します。
  2. AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
  3. ケースにLightningケーブルを接続して充電器またはPCのUSBポートで充電します。
  4. iPhone、iPadまたはMacがインターネットに接続されており、「低電力モード」が「オフ」になっていることを確認します。
    • 「低電力モード」は、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」のスイッチから「オフ」に切り替えれます。
  5. iPhone、iPadまたはMacをAirPodsを入れたケースの近くに置きます。
  6. そのままの状態で充電とアップデートが完了するまで1時間程度待ちます。
    • AirPodsのファームウェアのアップデートは内部で自動的に行われます。

AirPodsのファームウェアをアップデートできたら、音が出ない問題が解決したか確認してください。

対処9: AirPodsをリセットする

AirPodsに何らかの不具合が起きていることが原因で、デバイスと接続できた状態でも音が出ないケースが考えられます。

そのため、AirPodsを工場出荷時の状態にリセットして、問題が解決しないか確認してください。AirPodsをリセットするには、以下の手順で操作します。

  1. AirPodsをケースに入れます。
  2. ケース背面にあるボタンを長押しします。
  3. ボタンを押したままケースの内側にあるランプの色を確認します。
  4. ランプの色が白色からオレンジ色に変わり、もう1度白色の点滅に戻ったらボタンを離します。これでAirPodsのリセットは完了です。

AirPodsをリセットできたら、デバイスと再度ペアリングして初期設定を済ませて音が出るようになったか確認してください。

対処10: AirPodsを完全に充電する

AirPodsのバッテリー残量が10%以下になっていると、音が出ない等の不具合が発生する原因になります。

そのため、AirPodsのバッテリー残量が少ない場合は、一度完全に充電して問題が発生するか確認してください。AirPodsを完全に充電するには、以下の手順で行います。

  1. AirPodsをケースから取り外して、ステータスランプが緑色に点灯していることを確認します。
    • ステータスランプがオレンジ色に点灯している場合はケースの充電が不足しているため、ケースにLightningケーブルを接続して充電してください。
  2. AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
  3. そのままの状態で充電が完了するまで待ちます。
    • AirPodsの充電が完了すると、ステータスランプが緑色に点灯します。

AirPodsを完全に充電できたら、再度正常に音が出ないか確認してください。AirPodsのバッテリー残量が十分であるにも関わらず音が出ない場合は、次の対処に進んでください。

対処11: AirPodsを掃除する

AirPodsのスピーカーグリルに耳垢や埃などの汚れが詰まっていることが原因で、左右片側のAirPodsから音が聴こえないケースが考えられます。

そのため、AirPodsのスピーカーグリルに汚れが付着していないか確認してください。AirPodsに汚れが付着している場合は、以下の手順で掃除を行なってください。

  1. AirPodsのメッシュ部分を下方向にします。
  2. 綿棒にアルコールを少し湿らせて、AirPodsのスピーカーグリルの汚れを取り除きます。
    • AirPods内にアルコールの液体が入ると故障の原因になるため、湿らせすぎに注意してください。
    • AirPodsProの場合は、イヤーチップを取り外してから行なってください。
  3. スピーカーのメッシュ部分を柔らかいブラシで軽く擦りながら汚れを取り除きます。
  4. スピーカーグリルに付いた細かい汚れを柔らかい布で拭き取ります。

AirPodsを綺麗に掃除できたら、AirPodsから音が出るようになったか確認してください。

対処12: デバイスのネットワーク設定をリセットする

AirPodsを接続しているAppleデバイスのBluetooth関連の設定に問題があることが原因で、接続済みのAirPodsから音が聴こえないケースが考えられます。

そのため、デバイスのネットワーク設定をリセットすることで、問題が解決する可能性があります。ただし、ネットワーク設定をリセットするとBluetoothやWi-Fiの接続情報が消去されるため、再設定が必要になる点に注意してください。

デバイスのネットワーク設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  • iPhone/iPadの場合:
    1. ホーム画面から「設定」を開きます。
    2. 「一般」をタップします。
    3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
    4. 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
    5. パスコードを求められたら入力します。
    6. 「ネットワーク設定をリセット」をタップしてリセットを実行します。
    7. リセットが完了すると、iPhone/iPadが自動的に再起動します。
  • Macの場合:
    1. 「Finder」を開きます。
    2. 上部のメニューで「移動」→「フォルダへ移動」を選択します。
    3. 以下のアドレスを入力してEnterキーを押します。
      /Library/Preferences/SystemConfiguration/
    4. 以下のファイルを右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択し削除します。
      • com.apple.airport.preferences.plist
      • com.apple.network.identification.plist
      • Networkinterface.plist
      • preferences.plist
    5. 「Appleマーク」→「再起動」を選択して、Macを再起動します。

デバイスのネットワーク設定をリセットできたら、再度AirPodsをペアリングして問題が解決したか確認してください。

解決しない場合

ここまでの全ての対処を試してもAirPodsから音が出ない場合は、AirPods自体が故障しているケースが考えられます。

そのため、AirPodsを別のデバイスに接続して同様に音が出ない問題が発生するか確認してください。

別デバイスでも音がでない場合は、AirPodsが故障していることが疑われます。特にAirPodsを落下または水没させた後に問題が発生した場合は、故障していることが考えられます。

AirPodsの故障が考えられる場合は、Appleサポートに問題の診断と修理を依頼するか、新しいモデルに買い換えることを検討してください。

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