真っ暗な黒画面にマウス矢印だけでWindows10が起動しない時の対処

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Windows10を起動してアカウントにサインインすると、マウスのの矢印だけ表示される真っ暗な画面から進まず、パソコンの機能をほとんど使えない状態に陥ってしまうことがあります。

上記の問題が起きた場合は、パソコンを再起動すれば解決することもありますが、カーソルだけ表示される真っ暗な画面で繰り返し止まってしますこともあります。

本記事では、Windows10で黒い画面にマウスカーソルだけ表示されて起動しない時の対処方法について詳しく紹介します。

対処1: Ctrl+Alt+Delキー操作で再起動する

Windowsのシステムに一時的な問題が起きていることが原因で、黒い画面が表示されているケースが考えられます。

上記の問題は、Windowsを単純に再起動することで症状が改善する場合があります。

マウスのみ表示されている画面から再起動を行うには、次の手順で操作します。

  1. 「Ctrl + Alt + Del」キーを同時に押します。
  2. 画面が切り替わったら右下の「電源」マークをクリックして、再起動を選択します。

再起動後に、正常にWindowsが起動するか確認します。再起動後も同様に黒い画面が表示される場合は次の対処方法に進んでください。

対処2: グラフィックドライバーを再起動する

グラフィックドライバーに一時的な問題が起きていることが原因で、黒い画面にマウスカーソルだけ表示される場合があります。

そのため、グラフィックドライバーを再起動して問題が解決しないか確認してみてください。

グラフィックドライバーを再起動するには、キーボードで「Windows + Ctrl + Shift + B」キーを同時に押しします。

上記のショートカットキーを入力するとドライバーを再起動され、デスクトップの画面が正常に表示されます。問題が解決しない場合は、次の対処方法に進んでください。

対処3: タスクマネージャーからエクスプローラーを起動する

エクスプローラーに不具合などの問題が起きていることが原因で、画面が真っ暗でマウスカーソルのみ表示されることがあります。

そのため、エクスプローラーを起動、もしくは再起動してWindowsが立ち上がらないか確認して下さい。

カーソルのみの黒い画面からエクスプローラーを起動、再起動するには、以下の手順で操作します。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを同時に押してたら表示される画面からタスクマネージャーを起動します。
    • 上記のキーで起動できない場合は、「Ctrl + Alt + Delete」キーを入力して、「タスクマネージャー」を選択してください。
  2. タスクマネージャーが起動したら、「プロセス」タブの一覧で「エクスプローラー」を探します。
    • 「エクスプローラー」がある場合:
      「エクスプローラー」を選択した状態で右下の[再開]をクリックします。
    • 「エクスプローラー」がない場合:
      1. 「ファイル」をクリックし、「新しいタスクの実行」をクリックします。
      2. 「新しいタスクの作成」ウィンドウが表示されたらテキスト入力欄に「explorer.exe」と入力し、「OK」をクリックします。
  3. エクスプローラが起動、または再起動します。

エクスプローラーが起動/再起動して問題が解決された場合は、デスクトップが表示されます。画面に変化がない場合は、他の対処法を試してください。

対処4: レジストリを修正する

上記のエクスプローラーの再起動で一時的に改善しても、パソコンを再起動すると真っ暗な画面に戻ってしまう場合があります。

再起動する度に真っ暗になってしまう場合は、レジストリエディタでエクスプローラーの値を修正してください。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを入力してタスクマネージャーを起動します。
  2. 「ファイル」をクリックし、「新しいタスクの実行」を選択します。
  3. テキスト入力欄に「regedit」と入力して、「このタスクに管理者特権を付与して作成」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
  4. レジストリエディタのウィンドウが開きます。左ペインのツリーを展開して以下のキーにアクセスします。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
  5. 「Winlogon」キーをクリックして選択状態にします。
  6. 右ペインの一覧で「名前」が「Shell」の値をダブルクリックして開きます。
  7. 「文字列の編集」ウィンドウが表示されたら、「値のデータ」の入力欄に「explorer.exe」と入力して「OK」をクリックします。
    • 既に入力されている場合は、キャンセルをクリックして別の対処方法を試してください。
  8. 右上のバツボタンをクリックしてレジストリエディタ画面を閉じます。
  9. 『対処1: Ctrl+Alt+Delキー操作で再起動する』の手順で再起動を行います。

レジストリを編集して再起動ができたら、正常にWindowsのデスクトップが表示されるようになったか確認してください。

対処5: セーフモードで起動する

PCにインストールしているサードパーティ製のアプリケーションが原因で、カーソルのみの真っ暗な画面が表示されることがあります。

そのため、PCをセーフモードで起動して、デスクトップが正常に表示されないか確認してみてください。

マウスのみしかない黒い画面からセーフモードで起動するには、以下の手順で操作します。

  1. 「Ctrl + Alt + Del」キーを同時に押します。
  2. 画面右下の「電源アイコン」をクリックし、Shiftキーを入力しながら「再起動」をクリックします。
  3. Windows回復環境のオプション選択画面が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」の順にクリックします。
  4. 「再起動」ボタンをクリックします。
  5. 「スタートアップ設定」画面が表示されたら、キーボードの「4」、または「F4」を押して「セーフモードを有効にする」を実行します。

以上の手順で、Windowsをセーフモードで起動することができます。セーフモードの状態で正常にサインインできるか確認してください。

セーフモードで正常に起動できた場合は、インストールしているアプリケーションに問題があると判断できます。続けて以下の手順で、原因として疑われるアプリケーションのアンインストールを行ってください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリ一覧で、「原因として疑われるアプリケーション」を選択して「アンインストール」をクリックします。
  3. 確認ポップアップが表示されたら「アンインストール」をクリックします。
  4. ウィザードが表示された場合は、案内にしたがってアンインストールを完了します。

以上の手順で原因として疑われるアプリケーションを全てアンインストールできたら、PCを再起動して正常にデスクトップが表示されるか確認してください。

対処6: 高速スタートアップを無効化する

Windows10でデフォルトで有効になっている高速スタートアップの機能が原因で、サインイン後にカーソルのみの真っ黒な画面が表示されることがあります。

そのため、以下の手順で高速スタートアップを無効化して問題が解決しないか試してみてください。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを入力してタスクマネージャーを起動します。
  2. 「ファイル」をクリックし、「新しいタスクの実行」を選択します。
  3. テキスト入力欄に「control」と入力して「OK」をクリックします。
  4. コントロールパネルが開いたら、右上の表示方法を「大きいアイコン」に変更して、「電源オプション」をクリックして開きます。
  5. 左ペインで「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  6. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
  7. 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して、「変更の保存」をクリックします。

上記の手順で高速スタートアップを無効化できたら、『対処1: Ctrl+Alt+Delキー操作で再起動する』の手順で再起動を行ってください。再起動後、デスクトップが正常に表示されるか確認してください。

対処7: グラフィックカードドライバーを再インストールする

グラフィックドライバーに問題が起きていることが原因で、サインイン時に真っ暗画面が表示されて止まってしまうケースがあります。

そのため、グラフィックボードをアンインストールしてから再インストールすることで問題が解決する可能性があります。

グラフィックドライバーを再インストールするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「Ctrl + Shift + Esc」キーを入力してタスクマネージャーを起動します。
  2. 「ファイル」→「新しいタスクの実行」を選択します。
  3. 「新しいタスクの作成」ウィンドウに「devmgmt.msc」と入力して「OK」をクリックします。
  4. デバイスマネージャーが起動します。リスト内にある「ディスプレイアダプター」の項目をダブルクリックしてツリーを展開します。
  5. 展開されたツリーの中にある「グラフィックドライバー名」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
    • 補足1: 「ディスプレイアダプター」ツリーの中に2つ以上のドライバーが表示された場合は、以下の手順でオンボードグラフィックカードのドライバーの無効化も試してください。
      1. デバイスマネージャ上で「ディスプレイアダプター」ツリーを展開したら、「intel HD Graphics」などの表記があるドライバーを選択します。
        • ドライバー名は、パソコンの機種によっては名称が異なる場合があります
      2. ドライバーを右クリックして、「デバイスを無効にする」をクリックします。
    • 補足2: WindowsUpdateやドライバーのアップデート直後に問題が発生した場合は、「グラフィックカード名」を右クリックして「プロパティ」を選択し、「ドライバー」タブで「ドライバーを元に戻す」を実行すると問題が解決する場合があります。
  6. 確認ダイアログが表示されたら、再度「アンインストール」をクリックします。
  7. グラフィックドライバーをアンインストールできたら、『対処1: Ctrl+Alt+Delキー操作で再起動する』の手順で再起動を行います。
  8. PCが再起動すると自動的にドライバーが再インストールされます。

上記の手順でグラフィックドライバーを再インストールできたら、正常にWindowsのデスクトップ画面が表示されたか確認してください。

対処8: 別のユーザーアカウントでログインする

ユーザープロファイルの破損が原因になることがあります。もしすでに複数のユーザーが登録されている場合は別のユーザーでログインし、同様の問題が発生するか確かめてみてください。

アカウントが1つしかない場合は、次のようにコマンドプロンプトを使うとこで新しいユーザーアカウントを作成することができます。

  1. インストールメディアまたは回復ドライブをパソコンに接続してスタートアップ修復ツールを起動します。インストールメディアや回復ドライブが手元にない場合は、パソコンの電源を入れてからすぐに強制終了するという操作を何回か行うことでも修復ツールを起動することができます。
  2. 修復ツールが起動したら「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」とクリックして進みます。
  3. コマンドプロンプトが起動したら次のコマンドを入力し、エンターキーを押します。
    net user testuser /add
  4. 「コマンドは正常に終了しました」と表示されれば成功です。これでtestuserという名前のローカルアカウントが作成されました。
  5. コマンドプロンプトを終了し、パソコンを再起動します。
  6. 先ほど作成したローカルアカウントでログインし、画面が真っ暗になる問題が発生するかどうか確認します。

別のユーザーで問題が発生しなかった場合は、ユーザープロファイルに原因があると考えられます。対処するにはユーザープロファイルを修復するか、古いアカウントを破棄して新しいユーザーアカウントにデータを移行することになりますが、多くの場合データを移行する方法の方が簡単です。

データを移行する場合は、「C:\ユーザー\(元のユーザーアカウント名)」フォルダの中にあるファイルを、「C:\ユーザー\(新しいユーザーアカウント名)」のフォルダにコピーしてください。

移行がすべて完了し、古いアカウントが不要になったら古いアカウントは削除します。また、必要に応じて新しく作成したアカウントの各種設定を行います。

対処9: システムの復元を実行する

ここまでの対処方法を行っても黒い画面の状態が解決しない場合は、システムの復元を実行することを検討してください。

システムの復元を実行することで、Windowsを正常にサインインできていた状態に戻すことができます。システムの復元を実行するには、以下の手順で操作します。

  1. 「Ctrl + Alt + Del」キーを同時に押します。
  2. 画面右下の「電源アイコン」をクリックし、Shiftキーを入力しながら「再起動」をクリックします。
  3. Windows回復環境のオプション選択画面が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」の順にクリックします。
  4. アカウントの選択が表示されたら、アカウントをクリックしてパスワードを入力して「続行」をクリックします。
  5. システムファイルと設定の復元が表示されたら、「次へ」をクリックします。
  6. 復元ポイントの一覧が表示されるので、問題が発生する前の日付を選択して「次へ」をクリックします。
  7. 案内に従ってシステムの復元を完了してください」。

システムの復元が実行できたら、Windowsにサインインして正常にデスクトップが表示されるか確認してください」。

対処10: PCを初期化する

システムの復元ができなかったり、復元しても黒画面が表示される場合は、システムに修復できない問題が起きていることが考えられます。

そのため、PCを初期化してWindowsをリセットすることを検討してください。初期化を行う場合は、個人データを引き継ぐオプションを選択することで、デスクトップなどのユーザーフォルダ内のデータを残したまま初期化することもできます。

PCを初期化する方法については、以下のページで詳しい手順を紹介しているので併せて参考にしてください。

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