「IPアドレスの競合が検出されました」と表示される原因と対処法は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
ipアドレスの競合

Windows10を使っていると出てくることのある「ネットワークエラー」表示。その中でも、こんな表示に遭遇したことは皆さんありませんか?

「“IPアドレスの競合が検出されました”」

このネットワークエラー・メッセージが意味するもの、そして発生する原因は一体何なのでしょうか?

今回は、パソコン使用時に「IPアドレスの競合が検出されました」という表示が出た際の原因・対処法についてまとめてみました。

スポンサーリンク

「IPアドレスの競合が検出されました」と表示される原因は?

IPアドレスの競合が検出されました

このネットワーク上の別のコンピューターがこのコンピューターと同じIPアドレスを使用しています。
ネットワーク管理者に問い合わせてこの問題を解決して下さい。詳細についてはWindowsシステムイベントログを参照して下さい。

上記のメッセージが表示される場合は、メッセージが表示されるパソコンと全く同じIPアドレスを持つパソコン(もしくはデバイス)が同じネットワーク上に存在していることが考えられます。

IPアドレスはネットワーク上の住所のような役割があるため、他のデバイスと重複してしまうと正しい通信ができなくなってしまいます。

そのため、競合エラーを解消するには同じIPアドレスを使用しているデバイスのIPアドレスを変更する、もしくは使用中のパソコンのIPアドレスを競合していないものに変更する必要があります。

IPアドレスが競合してしまう原因としては、次の3つが考えられます。

  • パソコンやデバイスで既に使われているIPアドレスを設定してしまった
  • 同じネットワーク上にDHCP機能を持ったルーターが2つ以上存在する
  • ルーターの不具合・故障

順番にそれぞれの解消法について見ていきましょう。

IPアドレスが設定されている場合は「自動取得」で競合を避ける

ipアドレス自動取得
通常ネットワーク上にルーターがある場合は、ルーターのDHCP機能によって、IPアドレスが重複しないように管理されます。

そのため、パソコン側のIPアドレスの設定を自動取得にすることで、ルーターからユニークなIPアドレスが自動で割り当てられます。

もし、IPアドレスが固定になっている場合は、自動取得に変更して競合エラーが消えないか試してみましょう。

IPアドレスを自動取得にする設定手順(Windows10)

まず、右下のWifiマーク(もしくはネットワークマーク)を右クリックして「ネットワークと共有センター」を選択してください。

次に左メニューにある「アダプターの設定の変更」をクリックします。

ネットワークアダプタが表示されるので「Wifi(有線の場合はイーサネット)」を右クリックして、「プロパティ」を選択します。

プロパティをクリックすると、「この接続は次の項目を使用します」と項目がズラッと表示されます。

その中から「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を探しましょう。見つけたら選択し「プロパティ」をクリック。

最後に全般タブの

  • 「IPアドレスを自動的に取得する」
  • 「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」

この2つにチェックを入れてOKを押しましょう。

以上の設定で、パソコンがIPアドレスをルーターから自動取得するようになります。

自動取得になっているのに競合エラーが発生する場合

上の手順で、IPアドレスを自動取得に設定したはずなのに、IPの競合エラーが発生する場合は、次の2つのケースが考えられます。

  1. ネットワーク上にDHCP機能を持ったルーターが2つ以上ある
  2. 他のデバイスがDHCPサーバー(ルーター)で割り当てられるIPアドレスと競合する値になっている

使っているパソコンが正常なネットワーク設定になっていても、他のデバイスのネットワーク設定に誤りがあるためエラーになってしまうケースもあります。

それぞれの問題の解決方法について見ていきましょう。

ネットワーク上にDHCP機能を持ったルーターが2つ以上ある

ルーター2つ以上
ほぼ全てのルーターには基本的にDHCP機能が搭載されており、RTモードで設定されている場合はDHCPの機能がオンになっています。

このRTモードのルーターが同じネットワーク上に2つ存在してしまうと、IPアドレスの割り当てが上手くいかず競合エラーが出る原因になってしまいます。

特に注意したいのが、手軽にWifi環境を設置できる無線ルーターです。

本来アクセスポイントに使う無線ルーターはAPモードで設置しなければなりません。

ところが、無線ルーターをRTモードで設定してしまうと、ネットワーク上には2つのDHCPが存在することになり、競合エラーの原因になります。

無線ルーターが設置してある場合は、全てAPモードになっているか確認しましょう。

他のデバイスが競合するIPアドレスになっている

ルーターdhcp
プリンターやファイルサーバーなどは、主に会社のネットワークでは固定IPアドレスで運用されるケースが多いです。

こういったデバイスの固定IPアドレスは、本来は他のデバイスと重複しないIPアドレスを設定しなければなりません。

そこで、注意したいのがルーターのDHCP機能によって割り当てられるIPアドレスと重複していないか、という点です。

DHCPは、IPアドレスの範囲を指定して(192.168.1.1~100など)、その範囲内で自動でIPアドレスを割り当てます。

そのため、このDHCPの範囲内に固定でIPアドレスを指定してしまうと、競合エラーが発生してしまいます。

プリンターやファイルサーバーなどのデバイスのIPアドレスが、ルーターのDHCPの範囲に被っていないか確認してみましょう。

設定を変更した場合はIPアドレスを再取得する

ip再取得
ここまで紹介してきた設定を行っても競合エラーが発生する場合は、一旦IPアドレスを再取得してみましょう。

「ネットワークと共有センター」より「アダプターの設定の変更」をクリック。

ネットワーク接続ウインドウが表示されるので、利用しているネットワークのアイコン(無線はWifi、有線はイーサネット)を右クリックして「無効にする」を選択しましょう。

「無効」状態になったことを確認できたら、再度右クリックして「有効にする」をクリック。これでIPアドレスの再取得が完了となります。

コマンドプロンプトでもIPアドレスを再取得できる

コマンドプロンプトip再取得
コマンドプロンプトの操作に抵抗のない方は、コマンドプロンプトよりパソコンに割り振られたIPアドレスを再取得できます。

まず、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」より「コマンドプロンプト」を選択し起動しましょう。

次に、IPアドレスを解放するためのコマンド

「ipconfig /release」

を入力・Enterキーで実行しましょう。

最後に、IPアドレスを取得するコマンド

「ipconfig /renew」

を入力・Enterキーで実行。以上で、IP再取得の手順完了となります。

すべての手順を試してもダメな時は?

Nttルーター
上記の対処法をすべて試しても、競合のネットワークエラー表示が出てくる…。

そんな場合は、ゲートウェイに使っているルーターそのものの不具合の可能性が考えられます。

まずは、使用しているルーターのファームウェアが最新になっているか確認して、古い場合はアップデートを試してみましょう。

それでも競合エラーが解消しない場合は、ルーターの修理依頼を出すか、新しいものに買い替えることも検討した方が良さそうです。

スポンサーリンク

コメントを残す

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)