Windows10のEdgeブラウザでダウンロードが失敗・できない時の対処法

Windows10から新しく標準ブラウザとして導入された「Microsoft Edge」。従来のIEに比べ動作が軽く愛用している人も増えているのではないでしょうか。

そんなEdgeですが「ダウンロードリンクをクリックしても何も起きない」「ダウンロードするとエラーメッセージが表示される」などの問題が発生し、ファイルのダウンロードが失敗してしまうことがあります。

この記事では、Windows10のEdgeブラウザでダウンロードができない時の対処法について詳しくご紹介します。

ダウンロード中に途中で止まる場合は、次のページの対処方法を参考にして下さい。

Edgeでダウンロードができない時の原因

Windows10のEdgeでダウンロードができない主な原因は以下の4つです。

  1. ブラウザが正しく機能していない
  2. ダウンロード先フォルダが変更されている
  3. アプリケーションの不具合
  4. ウイルス対策ソフトの影響を受けている

順に解決方法について紹介していくので、Edgeでダウンロードができない方は参考にしてみてください。

原因1: ブラウザの機能が制限されている、または正しく機能していない

ポップアップブロックやJavascript無効化などによってブラウザの機能が制限されてしまい、ダウンロード機能まで働かなくなってしまっているケースです。また、キャッシュやクッキーなどが原因で動作がおかしくなっていることもあります。

この場合、Microsoft Edgeのポップアップ設定の変更、Javascriptの有効化、キャッシュ・クッキーの削除を行うことで問題が改善します。

ポップアップブロックの解除手順

Edgeのポップアップブロックの解除
まずポップアップブロックの解除を試してみましょう。以下の手順で操作します。

  1. デスクトップまたはスタートメニューにある「e」のアイコンをクリックしてMicrosoft Edgeを起動します。
  2. 右上にある「・・・」アイコンをクリックします。するとメニューが表示されるので、メニューの中にある「設定」をクリックします。
  3. 「設定」メニューが表示されます。下の方へスクロールし、「詳細設定を表示」をクリックします。
  4. 「詳細設定」メニューが表示されます。上の方にある「ポップアップをブロックする」の項目をオフに切り替えます。

Javascriptの有効化手順

windows10のJavascriptの有効化
Javascriptが有効になっていないとダウンロードできないケースがあります。標準では有効ですが、念のため確認しておきましょう。

  1. 「スタート」を表示し、そのまま「コントロールパネル」と入力します。
  2. 検索結果に「コントロールパネル」が表示されるのでクリックします。
  3. コントロールパネルが開きます。「ネットワークとインターネット」→「インターネットオプション」→「セキュリティタブ」をクリックします。
  4. セキュリティタブの中にある「レベルをカスタマイズ」ボタンをクリックします。
  5. 一覧の中から「スクリプト」のグループを探し、その中にある「アクティブスクリプト」を探します。
  6. アクティブスクリプトのすぐ下から「有効にする」の項目を探してチェックを入れます。
  7. 最後にOKボタンを押します。

キャッシュとクッキーを削除する

edge キャッシュとクッキーを削除する
キャッシュとクッキーを削除するには以下の手順で操作します。

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. 右上にある「・・・」アイコンをクリックし、メニューの中にある「設定」をクリックします。
  3. 設定メニューが表示されます。メニューの中から「閲覧データのクリア」の項目を探し、その下にある「クリアするデータの選択」のボタンをクリックします。
  4. 「Cookieと保存済みのWebサイトデータ」「キャッシュされたデータとファイル」この2つの項目にチェックを入れ、それ以外の項目のチェックをすべて外します。
  5. 最後に「クリア」ボタンをクリックします。

原因2: ダウンロード先フォルダが変更されている

ダウンロード自体はできているが、なんらかの原因で保存先が変わってしまい、ダウンロードしたファイルが見つからなくなってしまっているケースです。

この場合は保存先設定を変更し直すことで正しい場所に保存できるようになります。設定を変えていなければ通常ダウンロードしたファイルは「ダウンロードフォルダ」に保存されます。

Edgeのダウンロード先フォルダの確認と変更手順

edge ダウンロード先の変更
ダウンロード先フォルダの確認と変更を行うには以下の手順で操作します。

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. 右上にある「・・・」アイコンをクリックして、メニューの中にある「設定」をクリックします。
  3. 「設定」メニューが表示されます。下の方へスクロールし、「詳細設定を表示」をクリックします。
  4. 「詳細設定」メニューが表示されます。その中から「ダウンロード」の項目を探します。
  5. 保存先が「C:¥Users¥(ユーザー名)¥Downloads」になっていれば問題ありません。もし違う内容になっていれば下の「変更」ボタンをクリックして設定の変更を行います。
  6. PC→ローカルディスク→ユーザー→(ユーザー名)→ダウンロードと順にクリックして進めて「フォルダーの選択」ボタンをクリックします。

もしこの通りに操作できなければ画面の左上にある「↑」ボタンをクリックできなくなるまで何回か押してみてください。

ダウンロードフォルダの中身を確認するにはタスクバーから「フォルダのマーク(エクスプローラ)」を開いて、左メニューのクイックアクセスにある「ダウンロード」をクリックしましょう。

原因3: アプリケーションに不具合が起きている

Windowsアップデートにより、稀にEdgeのプログラムに問題があり不具合が起きてしまいダウンロードができないケースも考えられます。

Edgeが最新のバージョンになっているか確認して、それでも解決しない場合は、Windowsのトラブルシューティングツールを使ってみましょう。

Edgeのアップデート手順

edge アップデート方法

  1. 「スタート」を開いて「設定」マークをクリックします。
  2. 設定画面に表示される「更新とセキュリティ」を選択します。
  3. 左のメニューにある「Windows Update」を選択して、「詳細オプション」をクリックします。
  4. 詳細オプションが開くので「Windowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムを入手します。」の項目をチェックします。
  5. 左上の「←」マークを押して、「更新プログラムのチェック」をクリックするとアップデートが開始します。

Windows10のトラブルシューティングツールを実行する手順

windows10でedgeのトラブルシューティングツール

  1. 「スタート」を開いて「設定」ボタンをクリックします。
  2. 「更新とセキュリティ」を開いて「トラブルシューティング」をクリックします。
  3. 他の問題の発見と解決の項目にある「Windowsストア アプリ」をクリックして、トラブルシューティングツールを実行します。

原因4: ウイルス対策ソフトの影響を受けている

windows-defender
ウイルス対策ソフトにより危険なファイルであると勘違いされてしまい、ダウンロードしようとしているファイルがブロックされてしまっているケースです。

この場合はセキュリティソフトの設定を変更することで改善します。セキュリティ設定を一時的に機能を停止させることでファイルのダウンロードができるようになるか確認してみてください。

もし、Edgeのダウンロードが正常にできる場合はセキュリティソフトの設定が原因となるため、設定を変更しましょう。

操作方法はソフトにより異なりますので、使用しているウイルス対策ソフトのマニュアルやサポートページを参照してください。

コメント

  1. Jyojyo より:

    おかげさまで問題解決いたしました。
    本当にありがとうございました。
    ただただ感謝の気持ちをお伝えしたくコメントしました。

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