Fire TV Stickで映像コンテンツを楽しんでいたら、いきなり再起動が始まってしまった、また起動しても再起動を繰り返しているという状態に悩んでいる方は意外と多いと思います。
本記事では、Fire TV Stickが勝手に再起動する、また再起動を繰り返す時の対処法を紹介します。再起動状態を改善して、改めて映像コンテンツを楽しみましょう。
この記事の内容
対処1: Fire TV Stickを取り外して再接続する
Fire TV Stickが再起動する問題が発生した場合は、まずデバイスをテレビから取り外して再接続してみてください。
この対処方法は単純ですが、Fire TV Stickの動作が不安定な場合に有効な方法です。
Fire TV Stickを取り外して再接続するには、具体的には次の手順で行なってください。
- テレビからFire TV Stickを取り外して、電源コードを抜きます。
- テレビの電源を切って、数秒後に電源を入れます。
- Fire TV Stickを接続し直して、電源コードを繋ぎます。
上記の手順でFire TV Stickを再接続し起動できたら、勝手に再起動する症状が改善したか確認してください。
対処2: 電源アダプタをコンセントに直接繋ぐ
Fire TV Stickへの電源供給に問題があり、再起動を繰り返しているケースがあります。
Fire TV StickをテレビのUSBポートに接続して電源を取っている場合は、電源アダプタを使ってコンセントに直接接続してみて下さい。
電圧・電流ともに安定させるためにも、Fire TV Stick本体はなるべく電源コンセントに直接接続するようにして下さい。
対処3: 純正のアクセサリーを使っているか確認する
サードパーティーのUSBケーブルや電源アダプタを使用すると、Fire TV Stickの動作が不安定になる原因になります。
Fire TV Stickに接続しているmicroUSBケーブル、電源アダプタが公式のアクセサリーかを確認して下さい。
サードパーティーのアクセサリーを接続していた場合は、Amazon純正のアクセサリーに変更して再起動の症状が改善しないか確認して下さい。
対処4: USBケーブルを新品に交換する
microUSBケーブルが劣化して、電源供給が不安定になっているケースが考えられます。
Fire TV Stickを購入して1年以上経過している場合は、microUSBケーブルを新品に交換して症状が改善しないか確認して下さい。
また、USBの延長ケーブルを使用すると、Fire TV Stickの動作に必要な電源供給ができていないことがあります。
USBの延長ケーブルを使って電源を接続している場合は、延長ケーブルを取り外してFire TV Stickの動作を確認してみて下さい。
対処5: 本体の熱対策を行う
Fire TV Stick本体の温度が上昇して、動作が不安定になり再起動が繰り返しているケースがあります。
Fire TV Stick本体を触って、極端に熱くないか確認してみて下さい。
本体が熱い場合、熱対策を行うことで再起動を繰り返す症状が落ち着く可能性があります。熱対策としては、次の方法が考えられます。
- 本体を日光を避けて風通しの良い涼しい場所に置く
- エアコンなどで室温を下げた状態で使う
- ヒートシンク(放熱部品)を装着する
- HDMIの延長ケーブルを使用して、Fire TV StickとTVの距離を離す
上記の熱対策を行った上で、Fire TV Stickの再起動が改善しないか確認して下さい。
対処6: 電源アダプタを交換してみる
純正の電源アダプタを使用しても、Fire TV Stickが再起動を繰り返してしまうケースがあります。
原因としては、電源アダプタの劣化などによる故障が考えられます。
そのため、新しい電源アダプタに交換することで症状が改善する可能性があります。
ただし、電源アダプタが原因の場合に限り有効な対処方法です。原因が分からない場合は、先に他の対処方法を試すことをおすすめします。
対処7: 他の機器を取り外してみる
テレビに複数の機器が接続されている場合、機器同士が干渉してFire TV Stickの動作に影響が出ているケースが考えられます。
そのため、Fire TV Stick以外の機器を外すことで勝手に再起動する症状が収まることがあります。
改善した場合は、Fire TV Stickを使用する時は、不要な他の機器を外してから使用することで動作が安定します。テレビに接続している機器が多い場合は試してみてください。
対処8: HDMI変換アダプタ・切替器を確認する
Fire TV Stickの映像端子の接続にHDMI変換アダプタや切替器を使用している場合、電源供給に問題が起きているケースがあります。
電源不要のバスパワータイプの機器は繋ぐだけで動作するので大変便利ですが、接続したデバイスが電力不足になる恐れがあります。結果としてFire TV Stickの動作にも影響します。
そのため、中間機器を通さずにFire TV Stickを直接テレビのHDMIポートに接続することをおすすめします。
どうしても中間機器が必要な場合は、電源が必要なタイプのHDMI変換アダプタ、もしくは切替器を使用して下さい。
対処9: 「HDMI CEC」機能を無効にする
Fire TV Stickには「HDMI CEC」という機能が搭載されており、テレビのリモコンを使って操作することができます。
このHDMI CEC機能が原因で、Fire TV Stickが勝手に再起動をしてしまうケースがあります。
次の手順でFire TV StickのHDMI CEC機能を無効にしてみて下さい。
- Fire TVの「設定」を表示します。
- 「ディスプレイとサウンド」を選択します。
- 「HDMI CEC端末制御」をオフに変更します。
対処10: Fire TV Stickを更新する
Fire TVのソフトウェアに問題があり、再起動を繰り返してしまうケースがあります。
Fire TVのソフトウェアのアップデートを行って、最新バージョンになっているか確認して下さい。
- Fire TVの「設定」を表示します。
- 「My Fire TV」を選択します。
- 「バージョン情報」を選択します。
- 「アップデートをチェック」を選択します。
- アップデートがある場合は、自動でアップデートが開始します。
- 「このFire TVのソフトウェアは最新です。」と表示されれば最新の状態になっています。
対処11: 本体を工場出荷時の状態に初期化する
ここまでの対処方法で再起動が収まらない場合は、Fire TV Stickを工場出荷時の状態に初期化してみます。
通常、本体の初期化はメニューから行いますが、再起動を繰り返してホーム画面が表示されない場合は、リモコンを使って初期化を行います。
初期化なので、アカウントやアプリの設定も消去されてしまうので注意しましょう。手順は以下の通りです。
- リモコンの「右方向ボタン」と「戻るボタン(曲がった矢印マーク)」を同時に押します。
- そのまま10秒間ほど押し続けます。
- テレビ画面上に「工場出荷時にリセットしますか」と表示されたら「OK」を選択します。
- 初期化が開始します。リセットが完了するには5~10分ほど時間が掛かります。
- 初期化が完了すると初期設定の画面に切り替わります。
Fire TV Stickを初期化できたら、セットアップに従ってWi-Fi設定やアカウントの設定などを登録し直しましょう。
対処12: リモコンの電池を新品に交換する
リモコンの電池残量が少ないことが原因で、リモコンからFire TV Stickへの信号に問題が起きて勝手に再起動するケースが少なからず考えられます。
そのため、リモコンの電池残量を確認して、残量が少ない場合は新品に交換してください。
Fire TV Stickのリモコンの残量は、次の手順で確認することができます。
- 「設定」を開きます。
- 「コントローラーとBluetoothデバイス」→「Amazon Fire TV リモコン」の順に選択します。
- 「Amazon Fire TV リモコン 1」を選択して、バッテリーの項目を確認します。
- 「OK」の場合は電池を交換する必要はありません。「弱」、「オフライン」の場合は、電池を交換してください。
リモコンの電池残量が少ない場合は、リモコン背面のカバーを開けて、新品の電池に交換してみてください。
対処13: サポートセンターへ問い合わせてみる
全ての対処法を実践してみても再起動の症状が収まらない場合は、『Amazonのサポートセンター』へ直接問い合わせてみて下さい。
特に、届いてから初めての起動で再起動の繰り返しが始まった場合は、初期不良も考えられます。初期不良であれば、保証期間の90日以内なら交換や修理が可能なので、サポートセンターへ問い合わせてみてください。
Amazonのサポートセンターへの問い合わせは次の手順でできます。
- 『Amazonのサポートセンター』のページにアクセスします。
- 「問い合わせフォーム」をクリックします。
- 「お問い合わせの種類を選択してください」で「デバイス」→「FireTV」を選択します。
- 「お問い合わせ内容」で「端末が動作していない、または破損した」を選択します。
- 「お問い合わせ方法を選択してください」で「電話」「チャット」を選択します。
サポートセンターと連絡が繋がったら、FireTV Stickが勝手に再起動する症状を具体的に伝えてください。