Bluetoothが利用できるパソコンでは、タスクバーの右側にあるタスクトレイにBluetoothのアイコンが表示されます。
しかし、WindowsUpdateなどがきっかけでBluetoothアイコンが突然消えてしまうことがあります。
上記の原因は、Bluetoothの設定に問題があるか、サービスやドライバーに問題が起きていることが考えられます。
本記事では、Windows10でBluetoothのアイコンがタスクトレイに表示されない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: Bluetooth機能をオンにする
Bluetooth機能自体がオフになっていることが原因で、Bluetoothアイコンが表示されないケースが考えられます。
そのため、Bluetooth機能を確認して、オフになっている場合はオンに変更してください。
Bluetooth機能は、次のいずれかの方法でオンにすることができます。
方法1: アクションセンターからオンにする
- タスクバーの右下にある「アクションセンター(吹き出し)アイコン」をクリックします。
- アイコンが見つからない場合は、ショートカット「Windowsキー」+「A」でも同じ操作ができます
- 画面の右側にアクションセンターが表示されます。「Bluetoothアイコンのパネル」に色がついているか確認します。
- 色が付いていない場合は、パネルをクリックするとBluetooth機能が有効になります。
方法2: Windowsの設定からオンにする
Bluetoothの機能は、Windowsの設定からオンにすることもできます。具体的な手順は、次の通りです。
- 「Windowsマーク」を右クリックして、「設定」を開きます。
- 「デバイス」をクリックします。
- 左ペインで「Bluetoothとその他のデバイス」を選択していることを確認します。
- 右ペインで「Bluetooth」のスイッチが「オフ」になっている場合は、「オン」に切り替えてください。
以上の手順で、Bluetoothの機能をオンにすることができます。機能をオンにした場合は、タスクバーのタスクトレイにBluetoothアイコンが表示されたことを確認してください。
対処2: アイコンの表示をオンにする
タスクトレイのBluetoothアイコンは、Windowsの設定により表示/非表示を切り替えることができます。
そのため、Bluetooth機能を有効にしてもアイコンが表示されない場合は、この項目が誤って設定されていないか確認してください。
Bluetooth機能のアイコン設定を変更するには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
- 「デバイス」をクリックします。
- 「Bluetoothとその他のデバイス」画面が表示されたら、「その他のBluetoothオプション」をクリックします。
- 「Bluetooth設定」ウィンドウが開きます。「オプション」タブを調べ、「Bluetoothアイコンを通知領域に表示する」のチェックが外れている場合はれチェックを入れます。
- 設定を変更したら、右下にある「適用」ボタンをクリックして設定を保存します。
Bluetoothのアイコン設定を有効化できたら、タスクトレイにアイコンが表示されたことを確認してください。
対処3: Bluetoothのトラブルシューティングツールを実行する
Bluetooth機能に何らかの問題が起きていることが原因で、Bluetoothのアイコンが表示されないケースが考えられます。
そのため、Bluetoothのトラブルシューティングツールを実行して、問題を修復できないか試してみてください。
Bluetoothのトラブルシューティングツールを実行するには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 左ペインで「トラブルシューティング」をクリックします。
- 右ペインにトラブルシューティングツールの一覧が表示されます。「Bluetooth」の項目をクリックしてメニューを展開し、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックします。
- ツールが表示されない場合は、関連設定の「追加のトラブルシューティングツール」をクリックしてください
- ツールが起動し、自動で診断が行われます。処理中に操作や対処を求められた場合は、画面の指示に従ってください。
トラブルシューティングツールによってBluetoothの問題が修正できた場合は、タスクトレイにBluetoothアイコンが表示されたことを確認してください。
対処4: Bluetoothサポートサービスを再起動する
Bluetoothの機能を提供するBluetoothサポートサービスに問題が起きていることが原因で、Bluetoothアイコンが表示されないケースがあります。
そのため、Bluetoothサポートサービスを再起動することで、問題が解消されてアイコンが正常に表示される可能性があります。
Bluetoothサポートサービスを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「ファイル名を指定して実行」を選択します。
- 「services.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- 「サービス」ウィンドウが開きます。サービスの一覧から「Bluetoothサポートサービス」の項目を右クリックして「プロパティ」を選択します。
- プロパティウィンドウが表示されます。「全般」タブを開き、「スタートアップの種類」を「自動」に設定します。
- 同じく「全般」タブの中にある「停止」ボタンをクリックしてサービスを一旦停止します。
- サービスの状態が既に「停止」状態であれば、この手順をスキップして次へ進んでください
- 「開始」ボタンをクリックします。以上でBluetoothサポートサービスが再起動します。
- 設定を変更した場合は、右下の「適用」ボタンをクリックして設定を保存します。その後、「OK」ボタンをクリックしてすべてのウィンドウを閉じます。
Bluetoothサポートサービスを再起動できたら、タスクトレイにBluetoothのアイコンが表示されたか確認してください。
対処5: Bluetoothドライバーを再インストールする
Bluetoothのデバイスドライバーに問題があることが原因で、Bluetoothのアイコンが表示されないケースが考えられます。
そのため、デバイスドライバーを再インストールして、ドライバーの問題を修復してみてください。
Bluetoothのデバイスドライバーを再インストールするには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。
- デバイスマネージャーウィンドウが開きます。「Bluetooth」の項目をダブルクリックしてツリーを展開します。
- 展開されたツリーの中から、「再インストールするBluetoothドライバー」を右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
- 使用しているパソコンの機種やBluetoothアダプターのメーカーにより、表記が異なります。
- ドライバー名が不明な場合は、Bluetooth、インテルワイヤレスBluetooth、Generic Bluetooth Radio等の表記のドライバー右クリックしてください。
- Bluetoothのドライバーが見つからない場合は、以下のページを併せて参考にしてください。
- 確認ダイアログが表示されたら、「アンインストール」をクリックします。
- アンインストールが完了したら、PCを再起動します。
- PCが再起動すると、BluetoothドライバーがWindowsUpdate経由で自動で再インストールされます。
Bluetoothのデバイスドライバーを再インストールできたら、タスクトレイにBluetoothのアイコンが表示されたか確認してください。
対処6: Windows Updateを実行する
Windowsのバージョンが古いことが原因で、Bluetoothの機能が正常に動作せず、タスクトレイにアイコンが表示されないケースが少なからず考えられます。
そのため、Windows Updateを確認して、利用可能な更新プログラムがある場合はアップデートを実行してみてください。
Windows Updateを実行するには次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
- 「更新とセキュリティ」をクリックします。
- 右ペインで「更新プログラムのチェック」をクリックします。
- Windowsが最新の状態になったことを確認します。
- 「再起動」や「ダウンロード」のボタンが表示されている場合は、クリックして更新プログラムを適用してください。
更新プログラムを全て適用できたら、PCを再起動してBluetoothアイコンが表示されたか確認してください。