設定のiCloudがグレーアウトして押せない時の対処法 – iPhone/iPad

Icloud グレーアウトで押せない

iPhone/iPadでは、設定アプリの「AppleID(ユーザー名)」→「iCloud」の項目からiCloudの設定を変更することができます。

しかし、設定アプリのiCloud(またはAppleID)の項目をタップしようとしても、グレーアウトしていて押せないケースがあります。

本記事では、iPhone/iPadで設定アプリのiCloudがグレーアウトして押せない時の対処法について詳しく紹介します。

対処1: 設定アプリを再起動する

設定アプリに一時的な不具合が発生していることが原因で、iCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、設定アプリを一度完全に終了してから起動し直すことで、問題が解決する可能性があります。設定アプリを再起動するには、以下の手順で操作してください。

  1. ホーム画面で画面下から上方向にスワイプして、「設定」アプリを上方向にスワイプして終了します。
    • ホームボタン搭載モデルの場合は、「ホームボタン」を素早く2回タップして、「設定」アプリを上方向にスワイプして終了します。
  2. ホーム画面から「設定」アプリを開きます。

設定アプリを再起動できたら、AppleIDのユーザー名をタップしてiCloudの項目をタップして開けるようになったか確認してください。

対処2: ソフトウェアアップデートを実行する

iOSまたはiPadOSのバージョンが古く不具合があることが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、ソフトウェアアップデートを実行してiOS/iPadOSを最新バージョンにすることで、問題が解決する可能性があります。ソフトウェアアップデートを実行するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを起動します。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
  4. アップデートが見つかったら「ダウンロードしてインストール」をタップします。
  5. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  6. 「今すぐインストール」をタップします。
  7. ソフトウェアアップデートが実行します。アップデートが完了するとデバイスが再起動します。

ソフトウェアアップデートを実行してシステムを最新の状態にできたら、設定アプリのiCloudの項目が正常にタップして開けるようになったか確認してください。

対処3: スクリーンタイムの制限を解除する

スクリーンタイムでiCloudの機能が制限されていることが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、スクリーンタイムが有効になっている場合は制限を解除することで、iCloudの項目が正常に開けるようになる可能性があります。スクリーンタイムの制限を解除するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「スクリーンタイム」をタップします。
    • 「スクリーンタイムをオンにする」が表示されている場合は、スクリーンタイムが無効になっているため別の対処方法を試してください。
    • スクリーンタイムが不要な場合は、「スクリーンタイムをオフにする」をタップして全ての制限を解除することもできます。
  3. 「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
    • 「コンテンツとプライバシーの制限」のスイッチを「オフ」にして、コンテンツとプライバシーの制限を完全に解除することもできます。
  4. 「アカウント変更」をタップして、「許可」を選択します。

以上の手順で、スクリーンタイムの設定でiCloudの制限を解除することができます。制限を解除できたら、設定のiCloudの項目をタップして開けるようになったか確認してください。

対処4: iPhone/iPadを再起動する

iPhoneまたはiPadのシステムに一時的な不具合が発生していることが原因で、設定アプリでiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、デバイスの電源を一度切って再起動することで、問題が解決する可能性があります。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「スリープボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。
    • ホームボタンがある機種の場合は、「スリープボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。
  2. 「スリープボタン」を長押しして電源を入れます。

デバイスを再起動できたら、設定アプリを開いてiCloudの項目が正常にタップして開けるようになったか確認してください。

対処5: iCloudの利用条件に同意する

iCloud利用条件に変更があった場合、新しい利用条件に同意していないことが原因で、設定アプリのiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、新しいiCloudの利用条件が表示されている場合は、利用条件に同意することで問題が解決します。新しいiCloudの利用条件に同意するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 最上部の「AppleIDのユーザー名」をタップします。
  3. 「新しいiCloud利用条件」のポップアップが表示されたら「利用条件を表示」をタップします。
  4. 利用条件の内容を確認して「同意する」をタップします。

新しいiCloudの利用条件に同意できたら、iCloudの項目が正常にタップして開けるようになったか確認してください。

対処6: インターネット接続の問題を解決する

iPhoneまたはiPadのインターネット接続に問題が起きていることが原因で、iCloudの設定項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、iPhone/iPadがインターネットに正常に接続できているか確認してください。インターネット接続を確認するには、Safariなどのブラウザを開いて、ウェブサイトが正常に表示されるかで判断できます。

iPhone/iPadのインターネット接続に問題が起きている場合は、以下の対処方法を試してみてください。

  • 方法1: 機内モードのオン/オフを切り替える
  • 方法2: Wi-Fiまたはモバイル通信の電波が良好な場所に移動する
  • 方法3: Wi-Fi接続に問題が起きている場合は、ルーターを再起動する
  • 方法4: Wi-Fiとモバイル通信を切り替える

iPhone/iPadがインターネットに正常に接続できたら、設定アプリを開いてiCloudの項目が押せるようになったか確認してください。

対処7: 設定アプリのモバイル通信をオンにする

設定アプリのモバイルデータ通信が制限されていることが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、設定アプリのモバイル通信に制限がないか確認してください。設定アプリのモバイル通信をオンにするには、以下の手順で操作します。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「モバイル通信」をタップします。
  3. 「モバイル通信」のスイッチが「オン」になっていることを確認します。
    • 複数のモバイル通信プランがある場合は、「モバイル通信プラン名」をタップして「この回線をオンにする」のスイッチが「オン」になっていることを確認してください。
  4. モバイルデータ通信のアプリ一覧で、「設定」アプリのスイッチを「オン」に切り替えます。

設定アプリのモバイル通信がオフになっておりオンに変更した場合は、iCloudの設定項目がタップして開けるようになったか確認してください。

対処8: Appleのサーバーステータスを確認する

AppleのiCloudのサーバーに障害が発生していることが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、AppleのサーバーステータスでiCloudに問題が起きていないか確認してみてください。Appleのサーバーステータスは、以下のページで確認できます。

iCloudの項目に問題がある場合はサーバーに障害が起きていることが考えられるため、Apple側の復旧が完了するまでしばらく待ってください。

対処9: 不要な構成プロファイルを削除する

iPhoneまたはiPadにインストールしているサードパーティの構成プロファイルが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、インストールされている構成プロファイルを確認して、不要な構成プロファイルがある場合は削除してください。不要な構成プロファイルを削除するには、以下の手順で操作します。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「VPNとデバイス管理」をタップします。
  4. 構成プロファイルの一覧で、「不要な構成プロファイル」がある場合はタップします。
    • APN設定は削除するとモバイル通信ができなくなるため、誤って削除しないよう注意してください。
  5. 「プロファイルを削除」をタップします。

不要な構成プロファイルを削除できたら、設定のiCloudの項目をタップして開けるようになったか確認してください。

対処10: 日付と時刻を更新する

iPhoneまたはiPadの日付と時刻が正しい日時とずれていることが原因で、iCloudの機能を利用できずiCloudの項目がグレーアウトしているケースが考えられます。

そのため、日付と時刻の設定を更新することで、iCloudの問題が解決する可能性があります。日付と時刻の設定を更新するには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「日付と時刻」をタップします。
  4. 「自動設定」のスイッチを「オン」に切り替えます。
    • 既に「オン」の状態で日時がずれている場合は、一度「オフ」に切り替えてから「オン」に戻してください。

日付と時刻の設定を更新できたら、設定アプリのiCloudの項目を正常にタップで開けるようになったか確認してください。

対処11: AppleIDに再サインインする

AppleIDのサインイン状態に問題が起きていることが原因で、設定のiCloudの項目がグレーアウトして押せないケースが考えられます。

そのため、AppleIDから一度サインアウトしてから再サインインすることで、問題が解決する可能性があります。AppleIDに再サインインするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開いて、最上部の「Apple IDのユーザー名」をタップします。
  2. 下までスクロールして「サインアウト」をタップします。
    • 「サインアウト」がグレーアウトしていてサインアウトできない場合は、別の対処方法を試してください。
  3. パスワードを入力して右上の「オフにする」をタップします。
  4. コピーを残すデータを選択せずに「サインアウト」をタップします。
  5. 「iPhone/iPadにサインイン」をタップします。
  6. Apple IDの「メールアドレス」と「パスワード」を入力します。
  7. 2ファクター認証を有効にしている場合は、確認コードを入力します。

AppleIDに再サインインできたら、iCloudの項目が正常にタップできるようになったか確認してください。

対処12: ネットワーク設定をリセットする

設定アプリのiCloudの項目がグレーアウトしている問題は、ネットワーク設定をリセットすることで解決する可能性があります。

ただし、ネットワーク設定をリセットすると、Wi-FiやBluetooth、VPN、APNなどの設定が消去されるため再設定が必要になる点に注意してください。

iPhone/iPadのネットワーク設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. ホーム画面から「設定」を開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
  4. 「リセット」→「ネットワーク設定をリセット」をタップします。
  5. パスコードを求められたら入力します。
  6. 「ネットワーク設定をリセット」をタップしてリセットを実行します。
  7. リセットが完了すると、iPhone/iPadが自動的に再起動します。

ネットワーク設定をリセットできたら、必要な設定を行なってからiCloudの項目をタップして開けるようになったか確認してください。

対処13: すべての設定をリセットする

ここまでの対処方法を試しても設定のiCloudがグレーアウトして押せない場合は、iPhone/iPadの全ての設定をリセットすることを検討してください。

すべての設定をリセットしても、アプリや写真、動画などのデータが消えることはありませんが、全ての設定が工場出荷時の状態に戻る点に注意してください。

iPhone/iPadの全ての設定をリセットするには、以下の手順で操作してください。

  1. 「設定」アプリを開きます。
  2. 「一般」をタップします。
  3. 「転送またはiPhone/iPadをリセット」をタップします。
  4. 「リセット」をタップします。
  5. 「すべての設定をリセット」をタップします。
  6. iPhone/iPadのパスコードを入力します。
  7. 「すべての設定をリセット」をタップします。確認画面が表示されたら「すべての設定をリセット」をタップしてください。
  8. 設定がリセットされてiPhone/iPadが再起動します。

全ての設定をリセットできたら、設定アプリを開いてiCloudの項目をタップして開けるようになったか確認してください。

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