Windows10とMacのウィルス対策ソフトとして評価の高い「Avast Free Antivirus」。再インストールをしたい時や別のウィルス対策ソフトに乗り換える時にはアンインストールを行う必要があります。
しかし、アンインストールの際は正しい手順でアンインストールをしないとエラーや不具合の原因になることがあるので注意が必要です。手順通りに操作をしても正しくアンインストールできないというトラブルも確認されています。
今回は、Avastがアンインストールできない時の対処法について紹介します。
この記事の内容
Windowsの対処法
Avastのアンインストール手順
まずは、通常のWindows10のアンインストール手順を試してみてください。Avast Free Antivirusは、次の手順でアンインストールすることができます。
- 管理者権限を持つユーザーでWindowsにログインします。
- タスクバーにある「スタート」ボタンを右クリックし、メニューから「アプリと機能」を選びます。
- 新しくウィンドウが開き、「アプリと機能」画面が表示されます。表示されたアプリ一覧の中から「Avast Free Antivirus」を探し、クリックします。
- アプリの一覧に「Avast Free Antivirus」が表示されない場合は、『Windows10でアンインストールできない!アプリと機能に表示されない』を参考にして下さい。
- 項目をクリックすると操作メニューが表示されるので、「アンインストール」ボタンをクリックします。
- 「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は「はい」をクリックします。
- しばらくするとAvastセットアップウィザードが表示されます。「アンインストール」ボタンをクリックします。
- 確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- アンインストールが開始されます。処理が完了するまでしばらく待ちます。
- アンインストールが完了したら「コンピュータを再起動する」ボタンをクリックします。
- パソコンが再起動されて、Avastのアンインストールが完了します。
PC再起動後にアプリの一覧に「Avast Secure Browser」が残っている場合は、『Avast Secure Browserをアンインストールする方法 – Windows10』を参考にアンインストールを行ってください。
以上の手順で、Avast Free Antivirusをアンインストールすることができます。手順通り操作してもアンインストールできない場合は次の項目を確認してください。
対処1:管理者権限のあるユーザーでログイン
Windowsのログイン中のユーザーアカウントを確認するには、次の手順で確認します。
- 「スタート」ボタンをクリックします。
- スタートメニューが表示されたら歯車アイコンをクリックします。
- 設定ウィンドウが表示されます。「アカウント」をクリックします。
- 「ユーザーの情報」画面が表示されます。表示されたアカウント情報を確認し、ユーザー名の下に「管理者」の表記があることを確認します。
もし管理者の表記がない場合は管理者権限のあるユーザーでログインしなおすか、次のページなどを参考にアカウントの種類を変更してください。
対処2:Avast以外のセキュリティソフトを停止
Avast以外のセキュリティソフトやウィルス対策ソフトが動作していると、Avastが動作しない・アンインストールできないなどのトラブルの原因になります。
そのようなソフトが動作していないかタスクマネージャ(タスクマネージャは「スタート」を右クリックし、タスクマネージャを選択すると表示できます)などから確認し、もしあればセキュリティソフトの操作マニュアルに従って動作を一時停止させてください。
その後改めてAvastのアンインストール操作を行います。解決しない場合は、次の対処方法を試してみてください。
対処3:公式で提供されているアンインストールユーティリティを使用する
上記の対処を行ってもAvastがアンインストールできないことがあります。
そのような場合には公式から提供されている『アンインストールユーティリティ』を使ってアンインストールしてください。
- 管理者権限でWindowsにログインします。Avast以外のセキュリティソフトが作動している場合は操作の前に機能を停止させておきます。
- 上のリンクへアクセスし、「アバストアンインストールユーティリティをダウンロード」ボタンをクリックします。
- ブラウザ上にポップアップが表示されたら「保存」をクリックします。
- ユーティリティをダウンロードしたらポップアップ内の「フォルダを開く」をクリックします。ポップアップが表示されない場合はブラウザのダウンロードフォルダを表示します。
- ダウンロードフォルダ内にアバストアンインストールユーティリティが保存されていることを確認します。
- アバストアンインストールユーティリティのアイコンを右クリックし、メニューから「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御画面が表示されたら「はい」をクリックします。
- アバストアンインストールユーティリティが起動します。起動後、Windowsをセーフモードで再起動するよう促されるので、指示に従い「はい」ボタンをクリックします。
- パソコンが再起動します。再起動が完了するまでしばらく待ちます。
- 再起動後再びアバストアンインストールユーティリティ画面が表示されます。インストール時にインストール先ディレクトリを変更した場合は設定を変更します。
- アンインストールが開始されます。完了までしばらく待ちます。
- 「コンピュータを再起動する」ボタンをクリックします。
パソコンが再起動し、Avastがアンインストールされたことを確認したら操作は完了です。
対処4:Avastを上書きインストールしてからアンインストール
Avastを上書きインストールしてから再度アンインストールを行うことで問題が解決できる可能性があります。
Avastインストール時に使用したインストーラを再び起動するか、使用中のものと同じバージョンのAvastインストーラを『公式サイト』からダウンロードし、Avastを上書きインストールしてみてください。
Macの対処法
対処1:メニューバーからアンインストール
Macではメニューバーからアンインストールすることができます。
そのままアンインストールすると失敗するケースもあるため、Avastのシールドを無効にしてからアンインストールを行いましょう。それぞれの手順は次のとおりです。
1.Avastのシールドを無効する
アンインストールを行う前に、まずAvastのシールドを無効化します。
- 画面上部のメニューバーに表示されているAvastアイコンをクリックします。
- 「Open Avast」を選択します。
- 画面左上に表示された「Avast」の文字をクリックしてメニューを展開します。
- 表示されたメニューから「Preference」を選択します。
- 「Shields」タブを表示し、すべてのシールドのチェックを外します。
- 設定ウィンドウ左下の鍵アイコンをクリックして変更を保存します。
2.Avastをアンインストール
シールドを無効化したらアンインストールを行います。
- 画面左上の「Avast」をクリックし、メニューから今度は「Uninstall」を選択します。
- 確認画面が表示されたら「アンインストール」をクリックします。
手順4にてシールドの無効化を行わないとアンインストール時にエラーが発生することがあります。アンインストールができないときはシールドの設定を確認し、すべてのシールドを無効化するようにしてください。
対処2:アンインストーラを使用する
アンインストーラはインストーラに付属しています。これを使用することでもAvastをアンインストールすることができます。
- アバストインストール時にダウンロードしたインストーラを開きます。インストーラを既に削除したかファイルが見つからない場合は『公式ページ』から再ダウンロードしてください。
- 「アバストをアンインストール」をクリックします。
- 確認画面が表示されたら「アンインストール」をクリックします。
対処3:サードパーティ製のアンインストールツールを使う
対処1と2どちらの方法でもアンインストールができなかった場合は、サードパーティ製のアンインストールツールを使用して強制的にAvastをアンインストールします。
今回はフリーソフトの『AppCleaner』を使用する方法を紹介します。
- AppCleanerの公式ページへアクセスし、zipファイルをダウンロードします。基本的には最新版のものを選べば問題ありませんが、最新版が使用しているMacのOSに対応していなければ対応しているバージョンを選んでください。
- ダウンロードが完了したらzipファイルを展開し、中にある「AppCleaner.app」をアプリケーションフォルダへドラッグアンドドップします。
- AppCleanerを起動します。
- AppCleanerウィンドウが表示されたら、ウィンドウの右上にあるリストアイコンをクリックします。
- インストール済みのアプリ一覧が表示されます。一覧からAvastの項目を探してクリックします。
- ポップアップが表示されるので、すべての項目にチェックが入っていることを確認してから「Remove」ボタンをクリックします。