MSVCP100/MSVCP140.dllが見つからないエラーが出る時の対処法 – Windows10

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Windows10で特定のアプリケーションを起動しようとすると「msvcp100.dll/msvcp140.dllがないため、プログラムを開始できません」や「msvcp100.dll/msvcp140.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません」のエラーが発生するケースがあります。

エラーが出るとアプリケーションが起動できなくなったり、一部の機能が使えない状態になってしまうため対処が必要です。

本記事では、Windows10でアプリケーションの起動時に「MSVCP100.dllもしくはMSVCP140.dll」がないエラーが表示される時の対処方法について解説します。

MSVCP.dllとは

MSVCP.dllは、Microsoft Visual C++ランタイムに含まれるダイナミックリンクライブラリファイルです。

Microsoft Visual Studioを使って開発されたアプリやプログラムを実行する時に必要になることがあります。

MSVCP.dllのバージョンによって含まれるパッケージも異なります。

  • MSVCP100.dll: Microsoft Visual C++ 2010再頒布可能パッケージ
  • MSVCP140.dll: Microsoft Visual C++ 2015再頒布可能パッケージ

MSVCP100.dllやMSVCP140.dllが見つからないというエラーは、対応するMicrosoft Visual C++ランタイムがパソコンにインストールされていないのが原因であることがほとんどです。

対処1: Microsoft Visual C++ランタイムをインストールする

アプリケーションによっては、インストール時に必要なMicrosoft Visual C++ランタイムを自動で一緒にインストールする場合があります。

しかし、ランタイムがアプリに付属しなかった場合や、インストールしたがアンインストールしてしまったという場合には手動でランタイムを入手してインストールする必要があります。

Microsoft Visual C++ランタイムをインストールするには、Microsoft公式ダウンロードセンターよりインストーラを入手してインストールします。

MSVCP100.dll、MSVCP140.dllがない場合は、それぞれ次の方法でインストールします。

  1. Microsoft公式のMicrosoft Visual C++のパッケージの配布ページにアクセスして、「ダウンロード」ボタンをクリックしてインストーラーを入手します。
  2. インストーラをダウンロードしたらファイルを実行します。
  3. ライセンス条項の同意にチェックを入れ、「インストール」ボタンをクリックするとランタイムのインストールが開始します。

Microsoft Visual C++ランタイムのインストールが完了したら、アプリケーションを起動してMSVCP.dllが見つからないエラーが解決したか確認してください。

対処2: Microsoft Visual C++ランタイムを再インストールする

Microsoft Visual C++ランタイムがインストールできているのに、MSVCP.dllが見つからないエラーが出るケースがあります。

また、ランタイムのインストール時に「別のバージョンの製品が既にインストールされています」というエラーが出てインストールができない場合もあります。

上記の問題が起きる場合は、次の手順でMicrosoft Visual C++ランタイムの再インストールを試してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 「アプリと機能」画面の右ペインで、「関連設定」の中の「プログラムと機能」をクリックします。
  3. 「プログラムのアンインストールまたは変更」リストより、対応するランタイムをダブルクリックします。
    • MSVCP100.dllの場合: Microsoft Visual C++ 2010 Redistributable
    • MSVCP140.dllの場合: Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable
  4. 「アンインストール」をクリックしてアンインストールを実行します。
  5. アンインストールが完了したら、ランタイムのインストーラをダウンロードして、通常の手順で再度インストールしてください。

Microsoft Visual C++ランタイムの再インストールが完了したら、アプリケーションのエラーが解決したか確認してください。

対処3: DLLファイルを手動で登録する

通常であればランタイムをインストールする際に、MSVCP.dllがシステムに登録されてアプリケーションで使用できるようになります。

しかし、DLLのシステムの登録処理に問題が起きていると、アプリケーションがMSVCP.dllを使用できずにエラーが発生することがあります。

上記の問題は、DLLファイルを手動で登録することで解決することができます。

そのため、Microsoft Visual C++ランタイムをインストールしてもエラーが解決しない場合は、次の手順でDLLファイルをシステムに手動で登録してみてください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  2. Windows PowerShellウィンドウが開いたら、次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    • MSVCP100.dllの場合: regsvr32 /u MSVCP100.dll
    • MSVCP140.dllの場合: regsvr32 /u MSVCP140.dll
  3. コマンドの実行が完了したら、続いて次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
    • MSVCP100.dllの場合: regsvr32 MSVCP100.dll
    • MSVCP140.dllの場合: regsvr32 MSVCP140.dll
  4. PowerShellウィンドウを閉じ、パソコンを再起動します。

パソコンが再起動できたら、アプリケーションを起動してMSVCP.dllのエラーが解決したか確認してください。

対処4: アプリケーションを再インストールする

アプリケーションの再インストール

アプリケーション自体に不具合などの問題があり、MSVCP.dllが見つからないエラーが出るケースもあります。

ランタイムが問題なくインストールできるのにエラーが解消されない場合は、アプリ本体の再インストールを試してください。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
  2. 右ペインのアプリケーション一覧で「エラーの出るアプリケーション」を選択します。
  3. 「アンインストール」→「アンインストール」の順にクリックします。
  4. ウィザードに従ってアンインストールを完了します。
    • 設定データを削除するオプションがある場合はチェックを入れてください。
  5. アプリケーションの公式ページから、最新版のインストーラーをダウンロードします。
    • 再インストールする際は、アプリケーションのバグや不具合が考えられるため、最新版のアプリケーションをインストールするようにしてください。
  6. インストーラーを実行して、インストールを完了します。

再インストールが完了したら、アプリケーションを起動してMSVCP.dllのエラーが解決したか確認してください。

対処5: システムファイルチェッカーツールを実行する

システムファイルが破損していたり欠損している場合、システムファイルチェッカーツールを実行することで、ファイルを自動で修復することができます。

そのため、システムファイルチェッカーツールを実行してMSVCP.dllファイルの問題が解決しないか試してみてください。

システムファイルチェッカーツールを実行するには、次の手順で操作します。

  1. 「Windowsマーク」を右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
  2. PowerShellウィンドウが開いたら、次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    sfc /scannow
  3. コマンドが実行できたら、続いて次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
  4. 「検証100%が完了しました」のメッセージが表示されたら完了です。

システムファイルが修復できたら、再度アプリケーションを起動してMSVCP.dllのエラーが解決したか確認してください。

対処6: システムを復元する

以前はMSVCP.dllのエラーが出ずにアプリケーションが動作していた場合は、システムやアプリケーションのアップデートが原因として考えられます。

そのため、システムの復元を実行してPCを以前の状態に戻すことで問題が解決する可能性があります。

システムの復元の実行手順については、次のページを参考にしてください。

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