PC版のApex Legendsをプレイしていると、エラーが表示されてクラッシュしたり、画面がフリーズして突然ゲームが落ちるケースがあります。
一度のクラッシュであればゲームを再起動するだけで済みますが、頻繁に発生する場合は原因を対処する必要があります。
本記事では、Windows10でAplex Legendsがクラッシュする時の対処法について詳しく紹介します。対処は、SteamとOriginの両方の環境を想定しています。
この記事の内容
- Apex Legendsがクラッシュ/フリーズする原因
 - 対処1: 全画面表示の最適化を無効にする
 - 対処2: 管理者として実行する
 - 対処3: ゲームファイルを修復する
 - 対処4: グラフィックドライバーをアップデートする
 - 対処5: グラフィックドライバーをクリーンインストールする
 - 対処6: フレームレート/FPSを制限する
 - 対処7: テクスチャストリーミング割り当てを下げる
 - 対処8: グラフィックボードのVRR機能を無効にする
 - 対処9: オーバーレイを無効化する
 - 対処10: ゲームバーをオフにする
 - 対処11: 互換モードで実行する
 - 対処12: Visual C++ランタイムをアンインストールしてアプリを修復する
 - 対処13: Steam/Origin版のApex Legendsに移行する
 
Apex Legendsがクラッシュ/フリーズする原因
Apex Legendsのゲームが頻繁にクラッシュする場合、主に次の原因が考えられます。
- PCがゲームの動作要件を満たしていない
 - ゲームファイルが破損している
 - グラフィックドライバーの不具合、破損
 - Windows側の機能/設定に問題がある
 - VRR機能に競合の問題が発生している
 - オーバーレイ機能が問題を発生させている
 - Visual C++ランタイムが破損している
 
多くの原因が考えられますが、まずはPCがApex Legendsの動作要件を満たしているか確認してください。
Apex Legendsの動作環境として、必要なスペックと推奨されるスペックは次の通りです。
| 項目 | 必要スペック | 推奨スペック | 
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i3-6300 3.8GHz AMD FX-4350 4.2GHz  | Intel i5 3570Tおよび同等品 | 
| 物理メモリ | 6GB | 8GB | 
| グラフィックス | NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 | 
| VRAM | 1GB | 8GB | 
| ストレージ | 22GB以上の空き容量 | 22GB以上の空き容量 | 
PCが必要スペックに満たない場合は、PCパーツの交換を行うか、必要スペックを満たすPCに買い換えてください。
Apex Legendsの必要スペックを満たしているのにクラッシュが頻繁に発生する場合は、紹介する対処方法を順に試してみてください。
対処1: 全画面表示の最適化を無効にする
Windowsの全画面表示の最適化機能が原因で、Apex Legendsが頻繁に落ちたり、クラッシュするケースがあります。
そのため、Apex Legendsの実行ファイルの全画面表示の最適化を無効にすることで問題が解決する可能性があります。
全画面表示の最適化を無効にするには、次の手順で操作します。
- Apex Legendsの実行ファイルがあるフォルダを開きます。
- Steam版の場合: Steamを起動して「ライブラリ」→「Apex Legends」を右クリックして「プロパティ」を選択します。「ローカルファイル」タブ→「ローカルファイルを閲覧」をクリックします。
 - Origin版の場合: Originを起動して「Origin」→「アプリケーション設定」→「インストール&保存」タブの順に開き、ローカルPC上の「ゲームライブラリの保存先」を確認します。エクスプローラーでゲームライブラリの保存先のフォルダに移動し、「Apex Legends」のゲームフォルダを開きます。
 
 - 「Apex Legendsの実行ファイル(.exe)」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
 - 「互換性」タブを開いて、「全画面表示の最適化を無効にする」にチェックを入れます。
 - 「OK」をクリックして設定を保存します。
 
全画面表示の最適化を無効にできたら、Apex Legendsを起動してクラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処2: 管理者として実行する
Apex Legendsのアプリケーションの実行権限が不足していることが原因で、頻繁にクラッシュするケースがあります。
そのため、アプリケーションを管理者として実行するように設定することで問題が解決する可能性があります。
Apex Legendsを管理者として実行する設定を行うには、次の手順で操作します。
- Apex Legendsの実行ファイルがあるフォルダを開きます。
- Steam版の場合: Steamを起動して「ライブラリ」→「Apex Legends」を右クリックして「プロパティ」を選択します。「ローカルファイル」タブ→「ローカルファイルを閲覧」をクリックします。
 - Origin版の場合: Originを起動して「Origin」→「アプリケーション設定」→「インストール&保存」タブの順に開き、ローカルPC上の「ゲームライブラリの保存先」を確認します。エクスプローラーでゲームライブラリの保存先のフォルダに移動し、「Apex Legends」のゲームフォルダを開きます。
 
 - 「Apex Legendsの実行ファイル(.exe)」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
 - 「互換性」タブを開いて、「管理者としてこのプログラムを実行する」にチェックを入れます。
 - 「OK」をクリックして設定を保存します。
 
管理者として実行する設定にできたら、Apex Legendsを起動してクラッシュの問題が改善したか確認してください。
対処3: ゲームファイルを修復する
Apex Legendsのゲームファイルが破損していることが原因で、クラッシュが頻発するケースが考えられます。
そのため、Apex Legendsのゲームファイルを修復して問題が解決しないか確認してみてください。ゲームファイルを修復するには、次の手順で操作します。
- Steam版の場合:
- Steamを起動して、「ライブラリ」をクリックします。
 - ゲーム一覧で「Apex Legends」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
 - 「ローカルファイル」タブを開いて、「ゲームファイルの整合性を確認」をクリックします。
 
 - Origin版の場合:
- Originを起動して、「マイゲームライブラリ」をクリックします。
 - ゲームタイルの一覧で「Apex Legends」を右クリックして「修復」を選択します。
 
 
以上の手順で、Apex Legendsのゲームファイルを修復することができます。修復が完了したら、再度ゲームを起動してクラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処4: グラフィックドライバーをアップデートする
グラフィクドライバーのバージョンが古いことが原因で、Apex Legendsがクラッシュするケースがあります。
特にApex Legendsのクラッシュ時に「Engine Error(0x887A0005)」のエラーメッセージが表示される場合や画面がブラックアウトしてクラッシュする場合は、グラフィックドライバーに問題があることが考えられます。
グラフィクドライバーの問題が考えられる場合は、ドライバーをアップデートすることで問題が解決する可能性があります。
グラフィックドライバーをアップデートするには、次の手順で操作してください。グラフィックボードのメーカーによってアップデート手順が異なります。
NVIDIAの場合
- NVIDIA公式サイトの『ドライバダウンロードページ』にアクセスします。
 - プルダウンで「使用しているグラフィックボード」の製品タイプ、シリーズ、ファミリーを選択して「検索」をクリックします。
 - 検索結果のページで「ダウンロード」をクリックします。
 - ダウンロードしたドライバーファイルをダブルクリックして開きます。
 - インストールウィザードに従ってドライバーをインストールします。
 
AMDの場合
- AMD公式サイトの『ドライバーダウンロードページ』にアクセスします。
 - 製品を検索に「使用しているグラフィックボード名」を入力します。
 - グラフィックボードを選択して「送信」をクリックします。
 - 「Windows10 - 64bit版」のツリーを展開して最新版のドライバーをダウンロードします。
 - ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開きます。
 - インストールウィザードにしたがってドライバをインストールします。
 
以上の手順で、最新のグラフィックドライバーにアップデートすることができます。アップデートが完了したらApex Legendsを起動し、クラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処5: グラフィックドライバーをクリーンインストールする
NVIDIA/AMDのグラフィックドライバーは、古いドライバーファイルが原因でアップデートによって動作が不安定になるケースがあります。
最新版のグラフィックドライバーでApex Legendsのクラッシュが発生する場合は、ドライバーのクリーンインストールを試してみてください。
また、最新のドライバーをインストールできない場合も、ドライバーのクリーンインストールを試してください。
グラフィックドライバーをクリーンインストールするには、フリーウェアのDisplay Driver Uninstaller(DDU)を使用します。具体的には、次の手順で操作します。
- 『Display Driver Uninstaller(DDU)』の公式ページにアクセスします。
- DDUは、グラフィックドライバーを完全にアンインストールするためのフリーウェアです。
 
 - 最新のDDUのページを開いて「Click here for DOWNLOAD & SUPPORT.」をクリックします。
 - 「Official Download Here」をクリックして、DDUをダウンロードします。
 - ダウンロードしたファイルを実行して展開します。
 - 展開したフォルダ内にある「DDU.exe」をダブルクリックして起動します。
 - 起動オプションのプルダウンで「セーフモード(推奨)」を選択します。
 - 左下の「セーフモードで再起動」をクリックします。
 - Windowsがセーフモードで起動したら、再度DDU.exeを起動します。
 - 右側のセレクトボックスで「GPU」、「GPUのメーカー(NVIDIAまたはAMD)」を選択します。
 - 左側にある「削除して再起動」をクリックします。
 - PCが再起動したら、『対処4: グラフィックドライバーをアップデートする』と同じ手順で最新版のドライバーをインストールします。
 
以上でグラフィックドライバーをクリーンインストールすることができます。インストールができたら、Apex Legendsを起動してクラッシュしないか確認してください。
対処6: フレームレート/FPSを制限する
Apex Legendsのフレームレートを制限することで、クラッシュの問題が解決する可能性があります。
そのため、Apex Legendsの起動オプションでフレームレートを制限して、問題が解決しないか確認してみてください。
- Steamの場合:
- Steamを起動して「ライブラリ」をクリックします。
 - ゲーム一覧で「Apex Legends」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
 - 「一般」タブを開いて「起動設定」をクリックします。
 - 以下のFPSを制限するコマンドを追加して「OK」をクリックします。
+fps_max 100
- 上記の設定値で改善しない場合は、60、110、144の値を試してみてください。
 
 
 - Originの場合:
- Originを起動して「ゲームライブラリ」を開きます。
 - ゲームタイル一覧で「Apex Legends」をクリックします。
 - 「ギアアイコン」→「ゲームのプロパティ」の順にクリックします。
 - 「詳細な起動オプション」タブをクリックします。
 - コマンドラインの引数に、以下のFPSを制限するコマンドを追加して「保存」をクリックします。
+fps_max 100
- 上記の設定値で改善しない場合は、60、110、144の値を試してみてください。
 
 
 
起動オプションの設定ができたら、Apex Legendsを起動してクラッシュが発生しないか確認してください。
FPSを制限してもクラッシュが改善しない場合は、起動オプションの設定を元に戻して他の対処を試してください。
対処7: テクスチャストリーミング割り当てを下げる
Apex Legendsのビデオ設定で、テクスチャストリーミング割り当ての設定を下げることでクラッシュの問題が解決する可能性があります。
テクスチャストリーミング割り当ては、テクスチャの品質に割り当てるVRAMの容量を設定することができます。
テクスチャストリーミング割り当ての設定を変更するには、次の手順で操作します。
- Apex Legendsを起動します。
 - 右下の「ギアアイコン」→「設定」の順にクリックします。
 - 「ビデオ」タブを開きます。
 - 「テクスチャストリーミング割り当て」を「中、もしくは低」に変更します。
 
テクスチャストリーミング割り当ての設定を下げれたら、クラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処8: グラフィックボードのVRR機能を無効にする
一部のグラフィックボードのVRR機能は、Apex Legends自体のV-SYNC機能が競合してゲームがクラッシュする場合があります。
そのため、グラフィックボード側のVRR機能を無効にすることでクラッシュの問題が解決する可能性があります。
グラフィックボード側のVRR機能を無効にするには、次の手順で操作します。
NVIDIA G-SYNCの場合
- 「Windowsマーク」をクリックして、アプリケーションの一覧から「NVIDIAコントロールパネル」を開きます。
 - 左ペインにある「ディスプレイ」ツリーを展開します。
 - 「G-SYNCの設定」をクリックします。
 - 右ペインにある「G-SYNCの有効化」のチェックを外します。
 - 「適用」をクリックします。
 
AMD FreeSyncの場合
- 「Windowsマーク」をクリックして、アプリケーションの一覧から「AMD Radeon Settings」を開きます。
 - 「ディスプレイ」タブをクリックします。
 - 「AMD FreeSync」をクリックして「オフ」に切り替えます。
 
グラフィックボード側のVRR機能を無効化できたら、Apex Legendsを起動してクラッシュが発生しないか確認してください。
対処9: オーバーレイを無効化する
SteamもしくはOriginのオーバーレイ機能が原因で、Apex Legendsでクラッシュが発生する場合があります。
そのため、Steam/Originのオーバーレイ機能を無効化してクラッシュの問題が解決しないか確認してください。
Steam/Originのオーバーレイを無効化するには、それぞれ次の手順で操作します。
- Steamの場合:
- Steamを起動して、「Steam」→「設定」の順にクリックします。
 - 左のメニューで「ゲーム中」をクリックします。
 - 右ペインで「ゲーム中にSteamオーバーレイを有効にする」のチェックを外して「OK」をクリックします。
 
 - Originの場合:
- Originを起動して、「Origin」→「アプリケーション設定」の順にクリックします。
 - 「ORIGIN IN-GAME」タブを開いて、「ORIGIN In-Gameを有効にする」のチェックを「オフ」に変更します。
 
 
オーバーレイを無効に設定できたら、再度Apex Legendsを起動してクラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処10: ゲームバーをオフにする
Windows10には、ゲーム画面をキャプチャーできるゲームバー(GameDVR)機能が標準で実装されています。
しかし、この機能が原因でApex Legendsがクラッシュすることを一部のユーザーがフォーラムに報告しています。
そのため、Windowsのゲームバー機能を無効化して問題が解決しないか確認してください。ゲームバー機能を無効化するには、次の手順で操作します。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「設定」を選択します。
 - Windowsの設定が開いたら「ゲーム」をクリックします。
 - 左ペインで「Xbox Game Bar」をクリックします。
 - 右ペインで「Xbox Game Barを有効にします」のスイッチを「オフ」に切り替えます。
 
以上の手順で、ゲームバーの機能を無効化できます。Apex Legendsを起動してクラッシュが発生しないか確認してください。
対処11: 互換モードで実行する
Apex Legendsの実行ファイルを互換モードで実行することで、クラッシュの問題が解決する可能性があります。
そのため、次の手順でApex Legendsの実行ファイルの設定で互換モードを有効にしてみてください。
- エクスプローラーでApex Legendsの実行ファイルがあるフォルダを開きます。
 - 「実行ファイル(.exeファイル)」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
 - 「プロパティ」ウィンドウが開きます。「互換性」タブをクリックします。
 - 「プロパティ」ウィンドウの「互換性」タブを開きます。
 - 互換モードの「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、「Windows7」もしくは「Windows8」を選択します。
 - 「OK」をクリックしてプロパティウィンドウを閉じます。
 
設定が変更できたら、Apex Legendsのクラッシュが改善したか確認してください。解決しない場合は、設定を元に戻して次の対処に進んでください。
対処12: Visual C++ランタイムをアンインストールしてアプリを修復する
インストールしているVisual C++ランタイムが破損していることが原因で、Apex Legendsがクラッシュするケースがあります。
上記の問題は、Visual C++ランタイムを全てアンインストールしからApex Legendsを修復することで問題が解決する可能性があります。
Visual C++ランタイムを全てアンインストールしからApex Legendsを修復する手順は、次の通りです。
- 「Windowsマーク」を右クリックして「アプリと機能」を選択します。
 - 右ペインのアプリ一覧で、「Visual C++ Redistributable」を選択して「アンインストール」をクリックします。
- 複数ある場合は、全てのVisual C++ランタイムをアンインストールしてください。
 
 - 「アンインストール」をクリックし、ウィザードに従ってアンインストールを完了します。
 - 『対処3: ゲームファイルを修復する』と同様の手順でApex Legendsを修復します。
 
Apex Legendsが修復できたら、再度ゲームを起動してクラッシュの問題が解決したか確認してください。
対処13: Steam/Origin版のApex Legendsに移行する
Apex LegendsにはSteam版とOrigin版が存在し、アカウントデータを移行することができます。
そのため、クラッシュの問題が解決しない場合は、Steam版もしくはOrigin版にデータを移行することを検討してください。
apexのプレイ中唐突にデスクトップに戻され、アプリも落ちる症状があり、
こちらのサイトを参考に色々と試させて頂きました。
結果自力では直らず、
修理に出した結果、パソコン本体のメモリの不具合が原因でした。
Memtestというソフトにて判明したようです。
参考になれば幸いです。