AirPodsにはマイクが搭載されており、iPhone/iPadにBluetoothで接続するだけで音声を入力することができます。
しかし、AirPodsをiPhone/iPadとペアリングして接続しても、マイクが音を拾わず使えないケースがあります。
本記事では、iPhone/iPadに接続したAirPodsのマイクが使えない/認識しない時の対処法について詳しく紹介します。
この記事の内容
対処1: AirPodsを再接続する
AirPodsとiPhoneまたはiPadの接続に一時的な問題が起きていることが原因で、AirPodsのマイクが使えないケースが考えられます。
そのため、AirPodsとiPhone/iPadを再接続することで、マイクの問題が解決する可能性があります。AirPodsを再接続するには、次の手順で行います。
- AirPodsを充電ケースに入れてフタを閉めます。
- 10秒程度待ったらAirPodsをケースから取り出します。
以上の手順で、AirPodsがiPhone/iPadに再接続されます。
AirPodsを再接続ができたら、マイクの問題が解決したか確認してください。再接続してもマイクが機能しない場合は、次の対処に進んでください。
対処2: AirPodsを充電する
AirPodsのバッテリーの残量が少なくなっていることが原因で、マイクが正常に認識せず使えないケースが考えられます。
そのため、AirPodsを充電ケースに入れて充電を完了してから、マイクが使えないか確認してみてください。AirPodsを充電する場合は、以下の手順で行ってください。
- AirPodsをケースから取り外して、ステータスランプが緑色に点灯していることを確認します。
- ステータスランプがオレンジ色に点灯している場合はケースの充電が不足しているため、ケースにLightningケーブルを接続して充電してください。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- そのままの状態で充電が完了するまで待ちます。
- AirPodsの充電が完了すると、ステータスランプが緑色に点灯します。
AirPodsの充電が完了したらケースから取り出して、マイクが正常に認識するようになったか確認してください。AirPodsが充電できているにも関わらずマイクが認識しない場合は、次の対処に進んでください。
対処3: AirPodsを掃除する
AirPodsのマイクに汚れやホコリが付着していることが原因で、マイクが正常に認識しなかったり入力する音声が小さくなるケースがあります。
そのため、AirPodsのマイク部分に汚れが目立つ場合は、綺麗に掃除してからマイクの認識を確認してください。
AirPodsのマイクは、AirPodsの側面の黒い部分に搭載されています。マイクの汚れは、エアーダスターやウェットティッシュを使って取り除いてください。
対処4: iPhone/iPadを再起動する
iPhoneまたはiPadに一時的なシステムトラブルが発生していることが原因で、AirPodsのマイクが正常に機能しないケースが考えられます。
そのため、iPhone/iPadを一度再起動することで、マイクの問題が解決する可能性があります。iPhone/iPadを再起動するには、以下の手順で操作してください。
- iPhoneX以降: 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPhone8以前: 「サイドボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン非搭載): 「サイドボタン」と「音量調整ボタン」を同時に長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「サイドボタン」を長押しして起動します。
- iPad(ホームボタン搭載): 「トップボタン」を長押しして、電源オフスライダーをドラッグします。電源が切れたら「トップボタン」を長押しして起動します。
iPhone/iPadを再起動できたら、AirPodsを再接続してマイクが正常に認識するようになったか確認してください。
対処5: AirPodsのマイク設定を変更する
iPhoneまたはiPadのAirPodsのマイク設定に問題があることが原因で、マイクが正常に認識しないケースが考えられます。
そのため、AirPodsのマイク設定を確認して、問題がある場合は変更してみてください。
AirPodsのマイク設定を変更するには、iPhone/iPadで以下の手順で操作します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- デバイス一覧から「AirPods」を探して「iアイコン」をタップします。
- 「マイク」をタップします。
- 「自動的にAirPodsを切り替え」を選択します。
AirPodsのマイク設定を変更した場合は、設定変更後にマイクが正常に認識するようになったか確認してください。
対処6: AirPodsをリセットして再ペアリングする
AirPodsのペアリングに問題が起きていることが原因で、マイクが認識せず使えないケースが考えられます。
そのため、AirPodsをリセットしてiPhone/iPadと再度ペアリングすることで問題が解決する可能性があります。AirPodsをリセットして再ペアリングするには、以下の手順で操作してください。
- iPhoneで「設定」アプリを開きます。
- 「Bluetooth」をタップします。
- デバイスの一覧で「AirPods」を探して「iアイコン」をタップします。
- 「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- 確認ポップアップが表示されたら、「このデバイスの登録を解除」をタップします。
- AirPodsをケースに入れた状態でフタを閉めます。
- ケースのフタを開けて、iPhoneを近くに置きます。
- ケース背面の「セットアップボタン」をステータスランプが白色に点滅するまで押し続けます。
- iPhoneの画面にAirPodsのアニメーションが表示されたら「接続」をタップします。
- 案内に従って設定を進めて「完了」をタップします。
AirPodsをリセットして再ペアリングできたら、マイクが正常に認識するようになったか確認してください。
対処7: AirPodsのファームウェアを更新する
AirPodsのファームウェアのバージョンが古く不具合があることが原因で、マイクが正常に機能しないケースが少なからず考えられます。
AirPodsのファームウェアは通常であれば自動的に更新されますが、しばらく使用していなかった場合はバージョンが古いことがあります。
AirPodsのファームウェアを更新するには、以下の手順で操作してください。
- AirPodsをiPhoneと再度ペアリングします。
- AirPodsを再度ペアリングする手順は、『対処1: AirPodsの接続をリセットして再ペアリングする』と同じです。
- AirPodsをケースに入れてフタを閉めます。
- ケースにLightningケーブルを接続して充電器またはPCのUSBポートで充電します。
- iPhoneがインターネットに接続されており、「低電力モード」が「オフ」になっていることを確認します。
- 「低電力モード」は、「設定」→「バッテリー」→「低電力モード」のスイッチから「オフ」に切り替えれます。
- iPhoneをAirPodsを入れたケースの近くに置きます。
- そのままの状態で充電とアップデートが完了するまで1時間程度待ちます。
- AirPodsのファームウェアのアップデートは内部で自動的に行われます。
AirPodsのファームウェアを更新できたら、マイクの入力を試して正常に認識するようになったか確認してください。
解決しない場合
ここまでの全ての対処方法を試してもAirPodsのマイクが反応しない場合は、マイクのハードウェアが故障しているケースが考えられます。
特にAirPodsを地面に落としたり、水没した直後にマイク機能が使えなくなった場合は、マイクの故障が疑われます。
マイクの故障が考えられる場合は、『Appleサポート』に連絡して問題の診断と修理または交換を依頼してください。