キーボードが反応しない状態でログインできない時の対処法 – Windows10

Windows 10を搭載しているPCを利用していると、ある日突然キーボードが反応しなくなってサインイン(ログイン)画面でパスワードが入力できず、サインインができない状態になってしまう場合があります。

サインイン不可になるとPCが全く利用できないので、うまく対処する必要があるでしょう。

そこで、この記事ではWindows10のサインイン画面でキーボードが反応しないため、サインイン/ログインできない場合の原因と対処法について見ていきましょう。

突然発生することがある現象なので、いざというときに備えてしっかり覚えておいてください。

関連: サインイン前のロック画面が解除できない場合は、次のページを参考にしてください。

サインイン画面でキーボードが反応しない原因

  • キーボードが故障している
  • PCがキーボードを認識していない
  • デバイスドライバに不具合が発生している
  • OSに何らかのエラーが発生している

このように、キーボードが反応しなくなる原因を大きく分けるとキーボード自体に問題があるもの、PCや接続端子に問題があるもの、OSに問題があるものの3パターンに分けられます。

それぞれ対処法が異なるので、これから紹介する対処法を1つずつ試してみることをオススメします。

対処1: スクリーンキーボードでサインインする

サインイン画面でスクリーンキーボードを起動

対処法を試す際にはWindowsにログインする必要があります。そのため、まずはスクリーンキーボードを使用してパスワードを入力し、Windowsにサインインしてください。

サインイン画面でスクリーンキーボードを起動してサインインするには、以下の手順で操作してください。

  1. PCを起動して、サインイン画面を表示します。
  2. 右下に表示される「簡単操作のアイコン」をクリックします。
  3. スクリーンキーボードをクリックして選択します。
  4. パスワード入力フィールドをクリックして、スクリーンキーボードを利用してパスワードを入力します。
  5. 「サインイン」をクリックしてWindowsにサインインします。

以上の手順で、キーボードが使えない状態でもWindowsにサインインすることができます。無事にログインできたら次の対処法を試してください。

対処2: キーボードの再接続を試す

キーボードが反応しないときに最もよくある原因の1つが「認識不良」です。認識不良は一度抜き差しするだけで改善することがあるので、キーボードとPCを繋いでいるUSBやPS/2ケーブルを抜き差ししてみてください。

これで反応するようになれば認識不良が原因だったと判断できるので、一度様子見して再発しないかどうかをチェックしてみてください。ドライバに不具合が発生していた場合も抜き差しで直ることがあります。

また、抜き差ししても反応せず別のPCを所持している場合は、キーボードをそちらに繋いでチェックしてみるのもオススメです。別のPCで認識した場合はキーボードは正常、認識しなかった場合はキーボードが故障している可能性が高いと判断できるでしょう。

ワイヤレスキーボードの場合

ワイヤレスキーボードの場合は、単純な電池切れなども考えられます。

もしワイヤレスキーボードに問題がありそうな場合は、次のページの対処法も併せて参考にして見て下さい。

キーボード側の対処は、まず他の対処でWindowsにログインしてから行うことをおすすめします。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンの場合は、そもそもキーボードを抜き差ししないので接触不良は考えにくいです。また、再接続が簡単にできないため次の対処方法を確認して下さい。

対処3: 別のキーボードを接続する

前述の対処法を試し、キーボードが故障している可能性が高いと判断できた場合や別のPCがなくてどちらに問題があるのか判断できない場合は、別のキーボードを準備してトラブルが発生したPCに繋いでみてください。

別のキーボードを繋ぐと正常に反応する場合はそれまで使っていたキーボードに問題があると考えられ、反応しない場合はPC側に問題があると判断できるでしょう。キーボードに問題がある場合は交換して終了ですが、PC側に問題がある可能性が高い場合は次の対処法を試しましょう。

対処4: キーボードの入力モードを確認する

キーボードの入力モードが原因で、ログイン情報が正常に入力できていないケースがあります。

入力はできる、もしくは一部だけ入力できる場合は、『対処1: スクリーンキーボードでログインする』でWindowsでログインした後で、次のページを参考にして下さい。

対処5: 高速スタートアップを無効化して再起動する

高速スタートアップを有効化していることによってキーボードが反応しなくなるという不具合が発生することがあります。

ほかにもPCの動作の不具合の原因となることも多いため、無効化しておくことをオススメします。高速スタートアップの無効化の手順は次の通りです。

  1. スタートボタンをクリックする
  2. プログラム一覧からWindowsシステムツールを探してクリックする
  3. コントロールパネルをクリックする
  4. システムとセキュリティをクリックする(カテゴリ表示の場合のみ)
  5. 電源オプションをクリックする
  6. 左側にある「電源ボタンの動作の選択\をクリックする
  7. 上部にある「原材料可能ではない設定を変更する」をクリックする
  8. 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外して保存する

この操作を行うと高速スタートアップが無効化されるので、一度PCを再起動してみましょう。高速スタートアップが原因でキーボードが反応しなくなっていた場合、再起動後は正常に使えるようになるでしょう。

対処6: スタートアップ修復を利用して不具合を修正する

ここまでの方法を試してもキーボードを認識するようにならない場合、Windows側に何らかのトラブルが発生している可能性が高いといえるでしょう。

その場合はWindows 10のインストールメディアを利用して修復するのがオススメです。

すでにインストールメディアを作成している場合はそれを利用し、作成していない場合は別のPCを利用して作成してください。作成方法はMicrosoft公式サイトで案内されています。

インストールメディアを作成したら、以下のページを参考にしてスタートアップ修復作業を行いましょう。

スタートアップ修復が完了したら、エラーが修正された確認してください。

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